うめ屋


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by netzeth
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例えばブラックハヤテ号の事を話している時の君の顔。
待てが出来る様になったとか、最近身体が少し大きくなったとか、愛犬の様子を語る君の顔は優しくて。
君にそんな顔をさせる事が出来る小さな白と黒の子犬が少し羨ましい。
例えばエルリック兄弟と接している時の君の顔。
彼らに対しては君は優しいお姉さんで。波瀾万丈な日々をおくる彼らを常に心配している。
その顔はいつも慈愛に満ちていて。君にそんな顔をさせられる、あの子供達に少し嫉妬してしまう。
彼女が自分に見せる顔と言ったらいつもしかめっ面ばかり。早く仕事をしろだとか、雨の日は無能なんだから引っ込んでろだとか。悪いのは君にそんな顔しかさせる事の出来ない私だろうか?
そんな事を酒を飲んだ勢いでグダグダとヒューズにこぼしたら。
「馬鹿だな。お前は知らないだけだ」
と笑われた。
彼女が私の事を話す時の顔を私は知らないだけだ、と。
「お前に見せてやりたいよなー、そん時のリザちゃんの顔をよ」
すげー優しい目をしているんだぜ。
そう語ったヒューズの言葉は、私には俄かに信じがたい。
けれども、もしも願えるならヒューズの話が本当であって欲しいとも思う。
私の事を語る時の彼女の顔が安らぎに満ちているように。
そして、願わくば、いつか彼女が私にそんな顔を見せてくれるように――。


 こだわり

「なあ、リザ。服を買ってあげよう」
「要りません。それから勤務中は名前で呼ばないで下さい」
「・・・せめて少しは考えてから返事してくれ・・・何故要らないのかね」
「間に合っているからです」
「そんな事ないぞ。だいたい君はワードローブが質素過ぎる。女性なんだからもうちょっと服を持っていても良いと思うぞ」
「・・・大佐。また私のクローゼットを勝手に覗きましたね?」
「男たるもの恋人のワードローブくらい把握していなければならんのだよ」
「なんです、それ。・・・とにかく服なんて要りません。だいたい貴方が選んだ服なんて着られません」
「む、失敬な。私のセンスを疑っているのかね?自慢じゃないがこれでもファッションセンスはある方だと・・・」
「そういう意味ではなく。・・・大佐が選ぶ服なんてどうせミニスカートでしょう?」
「ぐっ、そんな事ないぞ! ミニスカートが嫌ならロングスカートを・・・」
「どうせ深いスリット入りなんでしょう?」
「うっ・・・じゃ、じゃあパンツなら良いんだろう?だったら・・・」
「ホットパンツは嫌ですからね」
「・・・わがままだぞ、リザ! 一体どうしたら満足するのかね!?」
「・・・太もも露出から離れて下さい・・・」


 むふふ本とツンデレ

「無いっ、無いぞ!」
「何がですか?」
「この引き出しに隠していた太もも本だ!・・・って中尉!?」
「それならば私が片付けて置きました」
「なっ! 何だと!? あれは貴重な・・・」
「貴重ななんです?」
「ゴホンっ、な、何でもない」
「・・・大佐」
「な、なんだね?」
「業務に関係のない私物の持ち込みはお控え下さい」
「ち、違うぞっ、中尉! あれは・・・『太ももパラダイス~ミニスカート丈の黄金律に迫る!~僕とミニスカートと太ももと』は私の私物ではないぞ! あれは没収した物なんだ!」
「・・・題名スラスラ言えてますね」
「うっ、それはっ! と、とにかく本は何処だ!?」
「先ほど焼却処分いたしました」
「なっ!・・・何もそこまでする事は無いんじゃないかね!?」
「大佐の私物ではないんでしょう? それにあんな有害図書必要ありません。それとも・・・大佐はあの様な本をご覧になりたいのですか?」
「そ、それは・・・男だったら当然の欲求というかだな・・・」
「・・・見たかったら私のを見ればいいのに」
「え?何だって、中尉? よく聞こえなかったんだが・・・」
「知りません!!」




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by netzeth | 2011-05-05 20:17 | Comments(0)