うめ屋


ロイアイメインのテキストサイト 
by netzeth
プロフィールを見る
画像一覧

winwin

ウィンウィンの関係…を下ネタだと思ってましたうめこです、こんばんは。……ほら、玩具的な。うん、すみません。

今夜はパンチラについて熱く語る増田の姿が脳裏を離れません。リザたんのパンチラが見たい!と主張する増田に、リザたんは「下着なんていつも見てるじゃないですか」ほら、夜の関係ですからww すると、増田は言うのです!「何を言う! パンチラはパンチラだからこそ価値があるのだ! モロでは意味がない! チラにロマンがあるのだ!」と男のロマンについて熱く語るのですww こういうシチュエーションで見えるのが萌えるとか、そこに恥じらいが無ければならない…!とか。当然リザたんは頭大丈夫かなあこの人、って思ってます。なんでこの人の事好きなのかなあともww いや、ほら、愛ですから、愛。ホーク愛。

今週のサンデーマギ。アリモルをロイアイに置き換えてみたら萌えました。いろいろとww


えーと、以下続きから「貧乏リザちゃん物語2」です。え?続いてたんか、これ。って感じですね。自分だけが楽しいww


拍手ありがとうございます!やる気元気の素です(^^)(今、メンテ中みたいですね。予定では明日の朝終わるらしいです?)









その夜。夕食を終えて紅茶というより色付きのお湯と表現した方が良い代物を飲み干すと、ロイは意を決してホークアイ師匠の部屋を訪ねた。
リザは上機嫌に残ったリンゴの種と芯の使い道についてあれこれ考えている。どうやら彼女はどん欲にリンゴを貪り尽くす気らしい。
節約は素晴らしい精神だと思う。人として正しい生き方である。だがしかし、彼女のそれは少々やり過ぎな気がする。リザの年頃の少女が夢中になるにはもう少し別の、相応しいものがある気がするのだ。
「師匠!」
そんな義憤めいた思いを胸にロイはリザの父親である男に直談判に来た。彼は弟子が鼻息荒くやってきたのを特に感情を見せずに出迎える。
「なんだ、ロイ」
「リザにもう少しマシな寝具を用意してあげて下さい! あれでは可哀想です。俺が持ってきた段ボール箱なんか喜んで使う気満々なんですよ!? 師匠ほどの方なら、錬金術でいくらでも錬成してあげられるのではないのですか?」
一気に言いたい事を言い終えると、ロイは師匠の顔色を窺った。勢いに任せて少し言い過ぎたかとも思ったが、ホークアイはやっぱり特に表情を変えなかった。
「……ロイ」
「はい」
ホークアイはゆっくりと厳かにのたまう。
「錬金術は魔法ではない。この世の法則には逆らえぬ万能ならざる人の技だ。一の物からは一を。十の物からは十しか作り出せぬ。無から有は生まれないのだ……」
「……師匠。一瞬誤魔化されそうになりましたが…難しい事言っても、単にお金が無いから錬成材料が用意出来ないだけですよね?」
「その通りだ、ロイ」
重々しくホークアイは頷く。
「よくぞその真理に気づいたな。流石、我が弟子だ」
「や、誰でも分かりますから」
金欠を認めるだけなのに、無駄に重厚感を醸し出すホークアイにロイは半眼で突っ込んだ。この親にして娘あり、だ。外見はちっとも似ていないが、天然ぶりはそっくりだ。
「とにかく材料さえあれば、俺でも錬成してあげられますよね…。んー何かその辺にあるもので何とか出来ないかなー?」
ロイにだって布団の材料を用意する金など無いから、ホークアイ師匠だけを責める事は出来ない。ロイは腕を組むと何か良い方策は無いものかと思案する。するとおもむろにホークアイは自身の本棚から大きめの紙束を取り出して来た。それをロイの目の前で広げてみせる。
「師匠、それは?」
「この辺りの地図だ」
「地図?」
見れば確かに、この辺一帯の地形が描かれた古い地図のようだ。
「……我が家がここ。ここから南の林を抜けた所に池がある」
「はあ」
ホークアイの言わんとする事がいまいち見えず、ロイはとりあえず相づちを打った。それには構わずに、彼は話を進める。
「この池は水鳥の生息地でな、様々な種の水鳥が餌場にしている」
「へえ……」
「特に今の時期はたくさんの鳥の姿を見る事が出来るだろう」
「はい」
未だにピンと来ていない様子のロイの顔をちらりと見て。ホークアイは切り出した。
「……水鳥の羽はダウンと呼ばれて、高級寝具の材料となる」
「ああ!」
ぽんっとそこでロイは手を打った。
「俺にその水鳥を捕獲して来いって事ですね!」
「その通りだ」
「や、その通りって。でも師匠、どうやって捕まえるんです?」
「それは自分で考えろ。これも修行の内だ」
話は終わりだとホークアイは地図を巻き取ると、ロイに背を向けた。


というようなやりとりがあって。
ロイは次の日、早速教えられた池へとやってきていた。
捕獲する方法は彼なりにいろいろ考えたのだが、とりあえずどんな鳥が何羽くらいいるのか? など状況を把握してからの方が手っ取り早いと思ったのだ。
池は思ったよりも大きく、池というよりは小さな湖と言った様子だった。あまり拓かれた場所ではなく池の周囲には鬱蒼とした草木が生い茂っていた。手書きで何事か書かれた立て札をそのほとりで発見したが擦り切れており、なんと書かれているのか分からない。おそらく、この池の名前か何かだろうとロイはアタリをつけた。
「さて、どうやって捕まえるかなあ……」
師匠はもっともらしく修行だなどと言ってはいたが、修行は修行でも、絶対にこれは錬金術の修行ではない気がする。強いて言うならば、サバイバルの修行だ。
鳥を捕まえるならば猟銃を使うのが良いと思うのだがロイは銃などもっていないし、例え持っていても使う事も出来ない。本で調べた限りでは網を使った罠を仕掛けるのが一番有効そうだ。しかし、目視した限りでは水鳥の数は3桁は居る。あれを相手にするとなると、一部を狙ったとしても一体どれだけ大きな網が必要になるのか。想像しただけで大変そうだ。
それに、水鳥の種類もたくさんいてどれを捕まえれば一番良い羽毛が取れるのかも分からない。リザに寝具を作ってやるなら、どうせならとても暖かい上質なものを作ってあげたい。
「とりあえず一匹捕まえて羽を持ち帰ってみよう」
丸腰では無謀かもしれなかったがあれだけ居るのだから一匹くらい何とかなるだろう。そんな安易な思考の元、ロイは池に近づいて行った。
水鳥達が居るのは、池の岸から一メートルも離れてはいない浅瀬だ。そこに群れるように固まっている。そっと近づいて飛びかかるのがいい。
そうやってそろそろと息を殺し、足音を忍ばせて後少し…という距離にまで来た瞬間。
ターンっ! という鋭い音が水面を震わせた。当然音に驚いた鳥達が一斉に飛び立とうとする。
「あ、ま、待て!」
逃がしてはなるものか、とロイは水鳥の群れの中に飛び込んだ。
「う、うわっ! このっ!」
ガアガア鳴きながら逃げる鳥を、ロイは何とか捕まえようと奮戦する。しかし、羽をばたつかせる彼らは巧みにその手をすり抜けた。
その時だ。
「バウっ!」
「うわっぷ」
突然何か毛むくじゃらな物にロイは飛びかかられてその場に尻餅をついた。ばちゃんと池の中に入ってしまって、下半身が濡れる。
「バウッ。ワウウっ!!」
「な、なんだ? なんだ?」
入り乱れる鳥達と、飛びかかってくる……犬。茶色い犬だ。それらにもみくちゃにされて、さらに水の中で足が取られて立ち上がる事が出来ず、ロイは混乱する。さっきから視界がその犬に遮られており状況が把握出来なかった。
「と、鳥を……!」
「こら、ケビン! ちゃんと捕まえたのか?」
その瞬間、犬がぴたりとロイに飛びかかるのを止めた。その茶色い体を押しのけるようにしてロイが立ち上がると、何人かの男達と目があった。彼らは池のほとりで、驚いたようにロイを見ている。
「……坊主、こんな所で何をしてるんだ?」
彼らが驚くのも無理もないだろう。水鳥の群れの中でもみくちゃのびしょぬれになっている少年が居たのでは。
「危ないだろう。ここは狩猟地だと立て看板が無かったか?」
「あ……」
そこで、ようやくロイは朧気ながら状況を理解した。まずロイに飛び掛かってきたのは、彼らの犬だ。それも、おそらく猟犬だろう。そして男達の風体を見るに、彼らは地元の猟師だ。
「あの…その人、私の知り合いです!」
猟師達の奇妙な物を見る視線に曝されて困ったロイが何と言おうか考えていた時、よく知っている声がした。
「リザ!」
思った通り、何故かリザが男達の後ろから姿を現した。彼女は肩に猟銃を担ぎ驚きの視線をロイに向けている。
「マスタングさん…! どうしたんですか? こんな場所で……そんなにずぶ濡れになって……」
「ん、まあ、これはいろいろ事情があってさ……、それよりも、リザの方こそその格好は?」
少女には不釣り合いな猟銃を持って、何故地元の猟師達とこんな場所に居るのか。ロイの方こそその事情を知りたかった。
「あ…これは……」
途端に恥ずかしそうに俯いたリザに変わって答えたのは猟師達だった。
「リザちゃんはうちの猟友会のメンバーなのさ!」
「今だって見事に一匹しとめたんだぞ!」
「リザちゃんは筋が良いんだ」
口々に男達は笑って、リザの頭を撫でている。猟友会? と思わずロイはぽかんとしてしまった。
……これほど年頃の少女に似合わぬ単語が他にあるだろうか。
「ほら、見ろ! 坊主、リザちゃんの獲物さ」
いつの間にかロイにじゃれついて来た茶色の犬が、水鳥を一匹くわえていた。
「一撃でしとめたんだぞ? この歳でここまで出来る子はなかなか居ないよ」
「本当に。リザちゃん、将来はここで猟師をやるといいよ」
そうやって豪快に笑う男達に、リザもまんざらでも無さそうに顔を赤らめている。リザが一発でしとめたという獲物からは血が滴って地面を濡らしていた。肩にはゴツい猟銃に、周りはおっさんだらけ。
そしてリザは、誇らしげに犬から獲物を受け取ると、血の滴るそれを掲げて。
「見てください! マスタングさん! 今夜はチキンパーティです!!」
ロイはただただ、唖然とそれを眺めていた。
――違う。絶対に何か違う。年頃の少女は血塗れの鳥を手にしてそんな満面の笑みを浮かべたりしない。ついでに涎も垂らさない。
しかし。それは今まで見たリザの笑顔の中で一番に輝いた笑顔であったのだった。
[PR]
by netzeth | 2013-11-22 00:31 | 日記 | Comments(0)