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by netzeth
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最近読んだ漫画本。「私がモテてどーすんだ!」という少女マンガなんですが、面白かったですww 腐女子のぽっちゃり系主人公の女の子が、好きなアニメキャラが死亡して、ショックのあまり激やせして。とっても可愛い女の子に大変身! そしたら、今までは彼女を気にしていなかった男の子達からモテモテに!? という結構トンデモな内容なんですがww

必死にオタクであることを男の子達に隠そうと奮闘する所に共感してしまいましたww 自室のポスターやグッズ、そして同人誌をクローゼットに封印って、あるある過ぎるわ! 私も一般人の友達や親せきが来る時は頑張って隠しましたとも……。

本当はオタク趣味が隠さずに済む日の目を浴びる趣味になればいいんでしょうけどねー。う~ん、今はもうそんな感じなのかな?



拍手ありがとうございます(^^)


以下続きから「貧乏リザちゃん物語3」です。特に推敲することなくゆる~~って書いてる自分だけが楽しい連載ですww よろしければどうぞ~。



 



「ところでマスタングさん、どうしてあんな所に居たんですか?」
猟友会のおじさん達と別れてロイはリザと共に帰途についていた。ずぶ濡れの体が冷たい。この寒さでは早く帰って着替えないと風邪を引いてしまうだろう。傍らを意気揚々と歩くリザの手には今夜の晩餐、血まみれの鳥が握られている。それに視線を向けながらロイは正直に事情を打ち明けた。
「水鳥を捕ろうと思ったんだよ。その羽で羽毛布団でも錬成出来ないかなって思ってさ」
「羽毛布団を?……やっぱりうちの薄い毛布じゃ寒かったですよね……」
羽毛布団をロイの自分用だと勘違いしたリザが申し訳なさそうに眉を八の字に歪めた。
「マスタングさんにはうちで一番暖かいものを用意したんですけど……あんなに薄いのじゃ当然ですよね。ごめんなさい、気がつかなくて。とりあえず私のリンゴ段ボールで……」
「いや、それはいいから」
即答で段ボール布団を断ると、ロイはリザの思い違いを正してやる。
「違うよ、リザ。羽毛布団はリザのために作ろうと思ったんだ。俺は今の毛布で大丈夫だよ。だけど、リザは段ボール箱が必要なほど寒いのかなと思ってさ」
「マスタングさん……」
思わぬ事を言われて、リザは言葉を失ったようだった。驚いた様に目をパチパチとさせる。そしてふわりと微笑んだ。
「ありがとうございます。……でも、羽毛布団を作るには水鳥が150羽くらい必要なんですよ?」
「え? そうなの?」
一瞬リザの可愛い笑顔に見とれていたロイだが、すぐに続いた彼女の言葉に冷や水を浴びせられた気分になる。
「はい。少なくとも1羽では枕も作れませよ」
「そ、そうなのか…」
ロイだって1羽で布団を作れるとは思ってはいなかった。だが、そんなに必要だとも思っていなかったのだ。
師匠…もしかして俺に水鳥を150羽捕ってこさせる気だったのかな…。
ロイはホークアイの青白い顔を思い浮かべた。失念していただけだと思いたいが、彼の事だ、いつもの無表情で捕って来いと命じられてもおかしくない。
かなりがっくりした気分でロイは肩を落とした。それは弟子使いが荒過ぎるだろう。
するとそんなロイの様子をじっと見ていたリザは、
「大丈夫ですよ、マスタングさん! 私に任せて下さい!」
何を任せるのかよく分からないが、どーんと何故か胸を叩いている。それに合わせて手掴みしている鳥がゆらゆら揺れた。
それに何となく不吉な予感を覚えながらも、
「頼もしいな、リザは」
逞し過ぎる少女にロイは力無く笑ったのだった。


「マスタングさんは犬派ですか? それとも猫派ですか?」
ホークアイ家に来て以来一番豪華なディナーを終えて(鳥尽くしだった)そろそろ就寝時刻になろうかという時分にロイは自室でリザにそう問い掛けられた。
この質問の意図は何だろうか? とロイはニコニコ笑っているリザの顔を見ながら考える。
困った、分からない。
そう、よく叔母や実家のお店のお姉さん達が言っていたのだ。女の言葉を額面通りに受け取ってはいけない。いい男ならちゃんと隠された意味に気づかないとダメだ。と。
その言葉を思い出しながら、ロイはリザの考えを一生懸命察しようとしてみた。犬と猫、と言うのは何かの比喩なのだろう。きっと実際の犬、猫の事ではないのだ。では何の例えだろうか。リザはロイにどちらが好きかと聞いている。女の子が男に好みを聞くならばそれは……。
(そうかっ! 犬のような女の子と猫のような女の子。どっちが好みかと聞いているんだ!!)
つまりそれは、リザがロイの異性のタイプを気にしているという事である。この手のやりとりは叔母達から教育を受けている。男は女の子に対して気の利いた言葉の一つや二つかけてやるもんだ、と。ここは、ちゃんといい男らしく正解の答えを返してやらなければ。
「え~と、俺は猫派かな……」
本当は犬が好きだが、以前からロイはリザの事を子猫の様だと常々思っていた。ちょこちょこと動き回る様や、少しつり目気味の大きな瞳とか。その自覚がリザにもあるのならば、この返答を喜んでくれるに違いない。そして、思った通りリザは輝くような笑顔を見せてくれた。
「本当ですか!? 良かったあ……」
ロイもリザが喜んでくれたのならば満足であった。
だがしかし。
彼女はちょっと待って下さいね…と言いおくと、一度部屋の外に出ていってしまった。そしてすぐに戻ってくる。
「お待たせしました! マスタングさん」
にゃおん、っという声が聞こえた。
「へ?」
唖然としてすぐ言葉が出てこないロイの前に、リザは腕に抱いた二匹の猫を差し出すと、
「紹介しますね。こちらははまぐりさんとあさりさんです」
また、にゃおんと二匹の猫達が鳴く。
「え…ちょ、リザ?」
「こちらのキジトラ模様がはまぐりさん。ボスの貫禄と寛大なお心をお持ちの野良猫さんです。……マスタングさん、ご挨拶を」
「……は、はじめまして…ロイ・マスタングです」
にゃあ、ともっふりした毛の大きめの体をしたトラ猫が鳴く。まるで、くるしゅうないと言わんばかりの高飛車な態度である。
「そして、こちらがあさりさんです。しなやかな尻尾と毛並みをお持ちの野良猫界の癒し系アイドルさんです」
「は、はじめまして……」
話の流れでこちらの猫にも挨拶してしまったロイだが、そろそろ何故猫を紹介されているのか説明が欲しい所であった。
そんなロイの困惑を察したのかリザが説明してくれる。
「今夜はとても冷えます。うちのうす~い布団では凌ぎ切れないでしょう。特にマスタングさんは昼に池に落ちて、体が冷えてしまっていますし……。毛布の上からリンゴ段ボールをかけても足りないと思われます。そこで、ミルクを提供する代わりに一緒に寝て下さいますよう、お二方にお願いしました。お二方は快くお引き受け下さいました。ね?」
「にゃおん」
……なるほど。湯たんぽならぬ、猫たんぽか。あの犬派と猫派の質問はそういう意味だったのか。まさか、湯たんぽの選択だったとは……彼女は…ホークアイ家は俺には難易度が高すぎる!
とぐるぐるロイが考えているうちにリザは手に持った猫をロイに渡してきた。
「マスタングさんはあさりさんをどうぞ。お風呂して綺麗にしましたから、ノミの心配はありませんよ。あさりさん、マスタングさんの事気に入ったみたいです」
あさりさんはほっそりした白い綺麗な猫である。
「この子…もしかして、雌?」
「はい、そうですよ」
異性には好かれるタイプなので、何となく予想がついた。白猫を抱くとすりすりとすり寄ってくる。こうなると、猫たんぽも悪くないな、などと思ってしまう現金なロイであった。だが、そこであることに気づいてロイは慄然とした。
「ん? という事はまさか……そっちのは雄?」
「はい。はまぐりさんは雄猫です」
「…………」
猫とはいえ、リザが男と一緒にベッドを共にするのは少し…いや、非常に面白くなかった。よく分からないがもやもやするのだ。
「……俺がはまぐりさんと寝るのじゃダメかな? リザはあさりさんで」
気づけばロイはそんな事を申し出ていた。
「え? 別にかまいませんけど……あさりさん、マスタングさんの事好きみたいですのに…いいんですか?」
「ああ、男同士仲良くしたいんだ」
そう言ってロイはリザの腕でくつろいで居たトラ猫を、半ば無理矢理に奪い取った。トラ猫は若干嫌そうに暴れるが意に介さず、ぐりぐりと無理矢理頬ずりしてやる。
「ほら、こいつも俺と仲良くしたいって」
「そうですか?」
少し首を傾げながらも、特に異存は無かったのだろう。リザは納得すると白猫のあさりさんを胸に抱いておやすみなさい、とロイに頭を下げた。踵を返して自分の部屋に戻ろうとする彼女をある事が気になってロイは呼び止める。
「ねえ、リザ。師匠はいいの?」
「え? あ、はい。お父さんは犬派なんです。既に野良犬のタニシさんを確保してます。マスタングさんが犬派だったら取り合いになってしまいましたね。良かったです」
「……そうか」
……どうでもいいが、どうしてみんな貝なんだろう。
微妙なネーミングに首を捻りながらも、暖かな猫を抱いていたらば眠気が襲ってきてロイは欠伸をした。くすり、と笑いながらリザが改めておやすみなさいと挨拶して去っていく。その背中を見送りながら、ロイは嫌そうに身じろぎをしているはまぐりさんを抱えて自分もベッドに入る事にした。
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by netzeth | 2013-11-23 00:25 | 日記 | Comments(0)