うめ屋


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by netzeth
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悩み

胃が痛いのが悩みです。常にみぞおちの辺りがモヤモヤと気持ち悪いというか、ムカつく感じで。酷い痛みって訳じゃないんですけど。病院にも行ってて、胃カメラもやって何の異常もないらしいのですがスッキリしないのです。

去年の今頃やっぱりこんな風に痛くて、でもオメプラールという薬を飲み始めてから良くなったんですよ。でも、今年の三月くらいからまた痛くなってきて・・。異常はないので医者は100%精神的なものだと思ってるみたいです。事実、イベント前とか興奮したり緊張したりすると痛くなりますが・・今もスパコミ控えてますしね。でも、去年はオメプラールを飲んでて普通にイベントにも行って全然平気だったんですよ?精神的な事が原因なら去年の時点でダメだったはずだと思うんですよね。
精神的な事が理由なら治り様がないのでかなり悲観してます・・・。これからは毎回こうなのかな・・・。
こんなだとイベントに一緒に行くお友達にも迷惑かけちゃうし、もう嫌です(>_<)
治って欲しいけど、異常が無いんだから治しようがない。いっそ異常があった方がまだ納得出来たと思います。
こうやって悩むのも良くないんでしょうけどね(^_^;)

また病院に行ってこようかしら・・・。でも新しい薬貰ってもいつもオメプラールより効かなくてまた戻ってきちゃうんでうすよね・・・。
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by netzeth | 2010-04-29 20:43 | 日記 | Comments(0)

当たったー!

鋼のドラマCDが当たりました!!
去年、WiiのゲームかアニメのDVD一巻に付いてる応募券とコミック23巻に付いてる応募券で送ったやつです。
確か発送が12月って書いてあったので、はずれたんだなーって思ってたのが今日届きました。遅っ...... ( ̄□ ̄)!!

タイトルは「アルフォンス苦労する」ん?どっかで聞いた事あるなと思ったら、小説版「新たな始まり」の中に収録されてるお話しのドラマCD化でした。

残念ながらCASTには増田の名前しかないのでリザたんは出ないみたいですね。
まだ聴いてませんが、ロイは小説版通りのハボックとの会話シーンのみの登場かな。

これでこのドラマCDがオリジナルストーリーでロイアイだった日にゃ、うちの家宝になるとこだw

なんにせよ、当たったのは嬉しいです☆
でも、幸運であればあるほど不安になるよwなんか不幸があるんじゃないかって。
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by netzeth | 2010-04-28 21:03 | 日記 | Comments(0)

今日のFA「烈火の先に」

今日はどこにも出かけず、テレビの前で正座してリアルタイム視聴でした。
短いですが思った事をちょこちょこと。

・あ、背中を焼いて下さい・・・はここできたのね。
・って背中見せるシーンあり!?仔リザたんの柔肌が全国のお茶の間にっ。いいの!?
・「2人きりのときはリザって呼ぶのよ」きたーーーーー!カットされなかった~良かった~。
・そして何か言い方が可愛いかったというか色ぽかった・・・。語尾にハートマーク見えた。
・これは2人はそういう仲なのよ・・・うふふふ・・・っていうリザたんのエンビだますための演技ととれば良い?
・別に演技でなくて真実でも一向にかまいませんけどね!
・増田の目つきは先週のほうがなんか描き方が良かったよー。今週目つき悪い悪い。まあ悪いシーンですけど。
・増田の「撃ちたければ撃てばいい」のあとのリザたんの表情が原作と違う・・・ort
・原作のここの表情好きだったんだけどなー。リザたんの女の表情がでちゃってるっていうか・・・。すごーく心細そうな顔っていうか・・・。増田撃ちたくないっていうのが顔に力いっぱい出ちゃってる感じが・・。

さーて、ひとまずロイアイFAは終了。次はぎゅかな?

にしても、FAの最後ってどうなるんでしょうね?原作まだ終わらないし、原作がFAの終わる6月までに終わるかっていうと・・・後二号で終わる?・・・そうとも思えないし。(思いたくない)
ここまで原作準拠でやってきてるんだから、最後も原作どおりだとして・・・、あるていどあらすじを聞いててアニメなりの最終回を作るのかなあ・・。もちろんアニメ一期みたいな原作からかけ離れた展開ではなくてw

アニメ一期は一期で好きでしたけどね~。途中から完全オリジナルだったので先の読めない展開で毎回どきどきしながら見てました。ロイアイも結構入っててv最終回のりんごシーンとかおいしかったですもんw
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by netzeth | 2010-04-25 19:56 | 日記 | Comments(2)

リリィ

頼む……もう、寝かせてくれ……リリィ……」
その言葉が男の口から滑り出した途端、部屋の空気は凍り付いた。
昼下がりの東方司令部執務室。特に大きな事件も起きず、ごく平和だったこの時間。転た寝していたロイ・マスタング大佐を副官であるリザ・ホークアイ中尉が起こそうとした瞬間にそれは起こった。
比較的忙しくはないため、いつもなら銃の一発や二発お見舞いして起こすリザも、今日のところは優しくロイを起こしてやっていたのだが、そのセリフを聞いた瞬間愛銃を抜き出していた。
よりによって中尉の前であんな寝言を言うとは……他の部下達は同情しつつも心の中で合掌する。
ガウンっ!
かくしてロイの眠りは鉛弾の音で破られたのだった。
「なっ何だ!?」
飛び起きたロイが目にしたのは、銃を構えた冷え冷えとした表情の己れの副官だった。
「お目覚めですか、大佐」
相変わらず、冷たい視線でロイを見てリザが何の抑揚もない声で淡々と言う。
「ち、中尉……」
確かに職務中に居眠りしたのは悪かったが、何もこんな手荒く起こす事はないだろうと、抗議すると、
「手荒くて申し訳ありません。でしたらリリィさんにでも、優しく起こしていただけば良かったですね?」
大佐の寝不足の原因でらっしゃる様ですし? リザの言葉に凍り付いていた部屋の空気が更に絶対零度まで降下する。リザを除く他の部下達は息を飲んで二人を見守っていた。
「リリィか……ああ……まったくとんだ目にあった。とにかく寝かせてくれないんだ。疲れればおとなしく眠ってくれるかと思ったが……何であんなに元気なんだ? でも、すり寄ってくると可愛いくて無下にも出来なくてな……つい相手をしてしまうんだ。おかげで寝不足……」
ゴウンっ。
「おわっ」
ロイが言い終わるより先に、本日二発目の銃弾がまっすぐロイの頬のすぐ横を通過する。
「戯言はそこまでにしていただけますか、大佐? ここは神聖なる職場です。その様な話を聞く場所ではありません」
リザの迫力にようやく彼女の尋常でない様子に気がついたロイだが、何故そんなに怒っているのか分からない。
助けを求めて周囲を見渡すが他の部下達は既に部屋の隅に避難している。
「待て! 落ち着け中尉。何か誤解があるようだが……」
「……もう、結構です。私はこれから射撃訓練の予定がありますので失礼いたします。……残っている書類は全て処理をお願いします」
少しだけ悲しそうな顔すると、リザは銃を納めて、では、とさっさと部屋を出て行ってしまった。


「大佐!まずいですよ~」
「中尉、相当怒ってましたね……」
「ああ、あの書類今週中で良いって言ってたのに、今日中に全部やれだもんな」
「無理もないぜ……居眠りした挙句に女の名前を呼んでしかも……」
リザが出て行った途端、寄ってきて口々に文句を言う部下達の言葉をロイは聞き咎めた。
「待て。女の名前? 何の事だ?」
「だから、寝ぼけて呼んでたじゃないですか。しかも中尉にのろけて……」
「のろけ? だから何の事だ」
「だから……リリィさんですよ!」
部下たちの言葉にようやくロイは事態を飲み込んだ。そして、ふるふると震えると、そのまま力一杯叫ぶ。
「……リリィは猫だ!!」
唖然とした部下達を見回して、
「まさか……女性だと思っていたのか!?」
ロイはプルプルと拳を震わせた。
「そのまさかです」
「中尉もそう思ってましたよ」
無情にも全員頷いた。
リリィが女性であるとの前提で自分のセリフを反芻して、くらりと眩暈がしたロイだった。
「あんな事言うわけないだろ!」
「でも、大佐の事だしなあ……」
「有り得ない事じゃないよなあ」
己の信用の無さにロイは内心がっくりしながら、疲れた様に肩を落とす。
「お前らなあ……いいか。リリィは猫だ。三日前に家の前で鳴いていてだな……」
「俺らじゃなくて、中尉に言った方が良いと思いますよ。それ……」

後日、東方司令部では小さな子猫を連れたマスタング大佐がホークアイ中尉に必死に言い訳する姿が見られたという――。




END
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おまけ
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by netzeth | 2010-04-24 23:46 | Comments(0)

25巻

25巻ゲトしてきましたー!発売日をすっかり忘れてて遅くなってしまいましたよ。

表紙がキラキラしてました。この巻は金色ですか~。
前巻から文字が箔押でキラキラしてますね。クライマックス仕様?
巻末の「動物園のにおいがする…」の中尉は可愛い。
リザたん動物園行った事あるんだね。あれ、リザたんイン動物園って可愛くない?
「マスタングさん。見て見てあのカピバラ可愛い!」
「そ、そう?」(可愛いか?)
みたいな!(何故か仔リザ&若タングで)
そして、マスタングははしゃぐリザたんの方が可愛い…と思ってるんだよ!
でも、口には出せない。若タングだから。そんな甘酸っぱい青春を速攻妄想☆


話変わって。今日、父上が車をぶつけておシャカにしてきました…。
人的被害が無かったのは不幸中の幸いだったけど、車はもう、乗れない…。
ノオォォォォ車が無いと何処にも行けないYo!

今年に入って悪い事が重なる気がするなあ。
身体の調子が悪くて、毎月どっかしら痛くなって病院にお世話になってるし、傘は盗られるし・・・。
厄年か大殺界?
宝くじでとか買ったら当たらないかしら・・・。悪い事の反動で当たるようななんかそんな気が・・・。


ところで・・・、ゲーム小説はロイアイなんだろうか・・・。
ゲームは持ってるのでゲームそのままなセリフとかならいいかな~って思うけども。
小説オリジナルのロイアイ要素があるなら欲しい・・。
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by netzeth | 2010-04-23 20:56 | 日記 | Comments(0)

今日のアニハガ

素直な涙・・・あったけど、あったけどぉぉーー!何か違う・・・リザたんが頬を染めてない!照れ顔になってない・・・・ort
凛々しいお顔のままずばっと切り替えしてらっしゃいました。逆に大佐が汗顔に。

 えーとうとう例のシーンの今回。以下思った事を箇条書きで。

・最初のラジオ局のシーン長くなってる?原作でこんなに尺あったっけ?
・ロイが人形達を焼くシーンこれもセリフなんか違う?
・「これは敵だ」ってエドにむかって言ってますが。こんな流れだっけ・・。
・暴走ロイはかっこよかったかと。
・変身えんびー緑っって思った。あんな緑だったかしら・・・。
・「大佐命令に背きます」で中尉ロイを追いかけますがえーとこのセリフも原作ないよね?
・来週の予告。イシュシーンがありましたが、ロイアイの関係を一から復習vの意味だと信じてます(笑)

 ところどころ細かく改変されてますね・・。でも素直な涙のリザたんの照れ顔はいれて欲しかったなー。
あっただけでも良しとするべきかしら・・・。
 
 
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by netzeth | 2010-04-18 17:55 | 日記 | Comments(0)

雨の日と貴方と青い傘

雨の日は憂鬱だ。特に非番で雨の日は最悪だ。
朝からずっと降り続いている雨を窓から見やってリザは小さくため息をついた。
せっかくの休みだというのに、今日は一日中洗濯はもちろん部屋の掃除もろくに出来なかった。愛犬を連れて散歩に行く事もだ。ただ時を無為に過ごすしか出来ない。
性分からか、リザは何もしないをするという事が苦手だった。何かしていないと落ち着かない。幼い頃から家事をこなして、何かと働いていたせいかもしれない。だが、雨を厭うのはそれだけが理由ではなかった。
雨の日はほとんど無力化してしまう焔の錬金術。その錬金術を操る己の上司ロイ・マスタングが無能になってしまう雨の日――彼を護ると誓っている自分にとってまさに鬼門ともいえる日だ。
こんな日は軍部に出向き、彼の護衛をしていたかった。もちろん自分の代わりの護衛はいるだろうし、そもそも雨の日に不用意に外を出歩く事もないだろうけれど。それでも心配は尽きない。悪い事態ばかりを想像してしまう――こればかりはどうにもならない。自分の気持ちの問題なのだ。
むろん、気が乗らないだの何だので仕事をサボろうとする上司のお守り役としての責任もある。要するに雨の日は彼のそばにいたいのだ――。憂鬱になりがちな気分の原因の大半が他ならぬ彼のせいだとそう結論付けて、リザは苦笑した。昔は自分だってそれほど雨を嫌ってはいなかったのに。全部彼のせいだ。
本当に雨の日は気持ちが暗くなっていけない。気分転換に外に出てみようか……どうせ食材の買い出しに行かなくてはいけない。
リザは再び窓の外を見る。先程より小降りになったのを確認すると、ハヤテ号にいい子にしているように声をかけてから、ジャケットを羽織った。
玄関口でドアを開けつつ片手を傘立てに伸ばす。いつも使用している黒い傘を抜き出そうとして。しかし、実際に引っ張り出されたのは別の傘だった。
明るい青地に、裾の部分が可愛らしくギンガムチェックに縁取りされている傘。柄は明るい白。いつも使っている機能性重視の無骨な傘より少し小さめだろうか。
「あ……」
隣りにあった傘を間違えて取ってしまったらしい。
リザは直ぐに傘を戻そうとはせず、その青い傘をマジマジと眺めた。そうだ。とリザは思い出す。そう、思えば自分は昔はそれほど雨の日を嫌っていなかった。いやむしろ……。


もう、傘というより布と骨と呼んだ方がいい物体に成り果てたそれを見て、リザは困ったわと呟いた。
傘はこれ一本しかないのだ。以前からすでに骨が折れて曲がっていたものを、何とかだましだまし使っていたのに。折からの雨と強風のせいでとうとう使い物にならなくなってしまった。
「修理に出せばまだ使えるかしら?」
たかが傘一本分の出費だって、今のホークアイ家の家計を考えると馬鹿にならない。しかも、へたをすると修理代の方が高くつくかもしれない……。
傘――だった物体を片手に、リザは何だか泣きたくなってきた。
これから雨の日はどうしよう……。
その時、玄関のドアが開いた。強い風が吹きつけてくる。その風を遮るように立っていた人物がリザを認めて呼び掛けてきた。
「リザ!」
風に逆らう様にドアを何とか閉めた少年――父の弟子ロイ・マスタング。彼は走って来たのか息を切らしていた。
「マスタングさん、いらっしゃい。雨の中大変でしたでしょう。直ぐに暖かい物でも淹れますから」
 あらかじめ彼が来る事は知っていたリザは特に驚くこともなく、少年にニッコリと笑いかけた。
「いや……それはいいから……これ!」
そう言って、彼は持っていた二本の傘の内の一本をリザに差し出した。
「え?」
訳が分からずとっさに反応出来ずに戸惑うリザに、
「プレゼント、だ」
ロイは青い傘を手に握らせる。
「本当は雨が降る前に渡そうと思ったんだけどね、間に合わなかったな」
もし、良かったら使ってくれ。そう言って彼は笑った。


それからしばらくは、次に雨が降る日が待遠しかった。貰った傘を使ってみたくて、でも、濡らしてしまうのがもったいなくて。
彼が傘をプレゼントしてくれてからだ。幼い頃の自分が雨の日を好きになったのは……。
軽い足取りで歩きながら肩に乗せた青い傘を振り返り、それをクルリと回してリザは微笑んだ。可愛らしい傘のデザインは今の自分には似合わない。けれども、この傘をさしていると少女の頃の雨を待遠しく思う気持ちが蘇ってくる様だった。
先程までの憂鬱が嘘の様に明るい気分で、使い慣れたマーケットに到着したリザは入口の傘立てに傘を置いた。


そして、リザは手早く買い物を終えて荷物を片手にマーケットを出る。必要最低限の物しか買わない様にしたつもりが思ったより買い込んでしまった…などと少し反省しつつ、傘立ての傘を捜す――。
無い。
そんなはずはないとよく捜すがやはり見当たらない。
「そんな……」
傘立てにはリザがマーケットに入る時に既に挿さっていた赤い傘が一本あるだけだった。誰かが間違えて持っていったのだろうか。しかしそれなら間違えた傘が置いてあるはずだ。赤い傘と間違えるとは考えづらい……。
――盗られた。
そう結論付けるまで時間はかからなかった。


そろそろ暗くなり始めた夕刻の雨の中、トボトボと肩を落としてリザは歩いていた。雨粒がリザの髪を、身体を濡らしていく。傘は買うか、店の人に言えば貸してくれただろうに、そこまで頭が回らなかった。
大切に持っていたのに……。
油断だった。まさか使い慣れたマーケットで。ほんの短時間だし、持っていく人間がいるとは思わなかったのだ。
肌身離さず持って歩けば良かった……。
後悔ばかりが襲ってくるがどうにもならない。よりによってあの傘を盗られてしまうなんて……。
大切な思い出までも失くしてしまったような喪失感に胸が痛くて、リザは思わず俯いて目を閉じた。その時、
「中尉?」
良く知っている声が聞こえた。低いくせに良く響く声。
顔を上げると傘をさしたロイが驚いた様子で立っていた。
「大佐……」
「何をやっているんだ。こんな雨の日に」
ロイは慌てて自らの傘をリザに被せた。
「傘はどうした?」
「それが……マーケットで盗られてしまって……」
「そうか。それは不運だったな。とにかく送ろう。女性が身体を冷やすもんじゃない」
ロイに促される様に歩く。
「大佐、お仕事は?」
「心配するな。ちゃんと終わらせてきたよ。今日は幸い突発的な事件も無かったし、早く上がれたんだ」
こんな時でも仕事の心配をするリザに、苦笑気味にロイは言う。そんなロイの隣りを歩きながらリザは心の中でため息をついた。
――何でこういうタイミングはいいのかしら……。
ロイはいつもリザが困っている時や精神的にまいっている時など、はかった様に現れてはリザを簡単に救ってしまうのだ。
しかし、今日に限ってはタイミングは悪いのかもしれない。ずいぶん前の事とはいえ、せっかくロイがプレゼントしてくれた傘を盗られという申し訳なさで、リザはロイの顔を見る事が出来ないのだから。
しばらく無言で二人歩いていると、ロイがぽつりと言った。
「大事な傘だったのか?」
「え?」
「いや……君、元気がないようだからな」
「……はい」
「もしかして……盗られた傘は青い傘だったりするか? 白い柄の」
その質問にリザは驚き、思わずロイを見上げた。ロイもリザを見ていた。
「……よくお分かりになりましたね」
「何、君がさっきから私の顔を見ようとしないからな。……君は気持ちが顔に出る。本当に裏表がないんだな」
おかしそうにロイに指摘されてリザは観念した。
「……そうです。盗られたのは、貴方が私に下さった、あの青い傘です。……申し訳ありません……」
「謝る必要はない。むしろまだ持っていてくれたのが驚きだ。……大事にしてくれてたんだな」
「……盗られてしまっては大事にしていたとはいえません」
「だから、君のせいじゃないだろう。失ってそれほどまで落ち込んでくれるって事は、やっぱり大事にしてくれていた証拠じゃないか」
「…………」
「私はそれだけで嬉しいよ。贈ったかいがあったというものだ」
と、ロイは突然立ち止まった。
「大佐?」
「ちょっと、待っていたまえ」
リザに自分の傘を渡すとロイは小走りに数件先の小さな店に入って行った。リザも訳が分からないながらも彼を追いかける。ウィンドウから中を覗くと、そこは小さいながらもなかなか洒落た様子の雑貨屋の様だった。
しばらく待つと、カランコロンというドアベルの音と共にロイが店から出てきた。
「お待たせ」
そう言うとリザから自分の傘を受け取り、代わりにはいと細長い物を押し付ける。
「……これ……」
青い傘だった。
「なるべく似た物を探したんだがね。あいにく同じ物は見つからなかった。……これではダメだろうか」
ダメも何も。
リザがあの傘を大事にしていたのは傘自体が気に入っていたからじゃない。もちろんそれも少しはあったけれど。そうじゃなくて。ロイがプレゼントしてくれた傘だったからだ。ロイがリザのために選んで、リザのために買ってくれた傘だったから。
リザは受け取った傘を開いてみた。
縁の部分に赤い上品な薔薇のモチーフがプリントされている。柄はオフ・ホワイト。
胸が暖かくなる――あの時、昔あの青い傘を貰った時と同じ、気持ち。
「ありがとうございます。とても……とても気に入りました……」
嬉しくて、リザは滅多に見せない笑みをその口元に浮かべてみせる。それはまるで花が綻ぶ様。そんなリザをロイは満足げに見て。
「そうか。では行くか。家まで送るから」
「大佐? 傘を頂いたんですし、もう、送っていただかなくても……」
「それはそれだ。私は君との相合い傘を止める気はないからな。さあ、傘を畳みたまえ」
「え?ちょっ、大佐っ」
強引に肩を抱かれ、歩き出すロイに引っ張られながらも、リザは再びロイに贈られた青い傘を大事そうに抱き締めたのだった。




END
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先日、傘を盗られた経験から練成した話。転んでもただでは起きませんよ!
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by netzeth | 2010-04-16 21:15 | Comments(0)

アニハガ

今日のアニハガとうとうエンヴィー戦一歩手前まで来たよ。
大佐が扉を吹き飛ばしたとこで引きでしたが・・・来週は何より素直な涙があるかどうかが気になります・・。
ロイアイシーンを削る事には定評のあるFAだから、可能性は捨て切れない・・・。
でも、最初に飛ばしただけあって最近は原作を適切なスピードでこなしてる気がします。最後をじっくりやるためにあれだけ飛ばしていたなら仕方ないかな…。本当は全てじっくりやって欲しかったんだけど、限られた話数では仕方ないですよね。むしろ、一年で終わらず6月までやって話数が増えたのは幸せなのかも。
さて、最後はどうなるのかな~。まだ原作終わってないしね。


今月のガンガンの鋼の通販。ブラハぬいぐるみのために申し込もうと思ったけど、届くのは10月だとか。
半年後か~。遅くない?うーん完全受注生産なのか?みんなからの注文を受けてからお針子さん達がブラハを心を込めて一針一針・・・縫うのね、きっとw
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by netzeth | 2010-04-11 18:59 | 日記 | Comments(2)

ペコーdeパラレル☆

 
 ペコーdeパラレル☆Ep1 (前編)(後編)  
  強盗事件に巻き込まれたペコーさん。

 ペコーdeパラレル☆Ep2  
  街でマスタング大佐に声をかけられたペコーさんは・・。
 


 
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by netzeth | 2010-04-10 21:19

ペコーdeパラレル☆Ep2


「やあ、ペコーさん今日も綺麗だね」
と、にっこり笑み付きで言われた言葉にペコーさんは半眼で相手をにらみ付けました。
「マスタング大佐・・・またサボりですか?」
「サボりだなんてヒドいな、これは視察だよ視察。お仕事さ」
「この間もそうおっしゃっていましたよね?で・・・部下の方が探しにこられたんではありませんか?」
「ああ、前のデート時の事かい?」
「・・・っ、デートではありませんっ」
「一緒にお茶したら立派なデートだ」
「違いますっ、あれはあなたが勝手に・・・」
と、どんどん話がずれてる事にペコーさんは気付いてはあ~とため息をつきました。
何を言っても彼はいつもこんな調子で、ペコーさんにあの手この手でちょっかいを出してくるのです。
(最初に会った時はこんな人だとは思わなかったのだけど・・・)
今ペコーさんの前でニコニコと笑みを浮かべている軍服をきた青年。
ペコーさんとペコーさんの雇主のお嬢様であるアルモニが強盗事件に巻き込まれた時に助けられたのが、彼ロイ・マスタング大佐でした。
このイーストシティの軍部を束ねる東方司令部の司令官であり、更に焔の錬金術師という銘を持つ優秀な錬金術師であった彼は、ペコーさんが秘書をしている錬金術師エイゼルシュタインとも親交があり、ペコーさんは事件の後もたびたび彼と顔を合わせる機会がありました。
その度に彼はペコーさんに口説き文句とも取れる言葉をかけてきてはペコーさんを困惑させるのです。
確かに彼は若くして大層な肩書きを持ち、更に綺麗な黒髪と涼しげな同色の切れ長の瞳のなかなか整った造作を持っています。街の女性からも人気があり、プレイボーイとしてなかなかに有名らしいのです。
そんな人の言葉なんかいちいち本気になんてしてられません。
それに彼はしょっちゅう仕事をサボっては街を歩いているのです。
今日もそんなマスタング大佐と、仕事がオフのためカフェで寛いでいたペコーさんは出合った所だったのでした。
マスタング大佐は早速勝手にペコーさんの向いの席に座り、コーヒーまで注文してしまいました。
そんな大佐にペコーさんはもう飽きれるしかありません。
相手にしてられないと、席を立とうとしたペコーさんを、
「待ちたまえ、せっかくのデートが途中だ」
マスタング大佐が呼び止めます。
「だから、デートではありません。お相手をお探しでしたら他を当たって下さい」
「私は君が良いんだ」
真剣な目で言うものですから、ペコーさんも一瞬ドキリとしてしまいます。ですが、直ぐにそんなはずないとかぶりをふり、
「冗談は止めて下さい」
「冗談なんかじゃない君にはいつだって本気だ」
「あら、一体幾つの本気をお持ち何でしょうね?・・・失礼します」
せっかくのオフです。今日はこれからいろいろしたいことの予定が詰まっているのです。
「まあ、待ちたまえ。本当に話があるんだ」
そこまで強く言われては仕方ありません。ペコーさんは浮かしかけた腰を落ち着けました。
「で、お話しとは何ですか?」
くだらない事だったら直ぐに帰ると言わんばかりのペコーさんの姿勢にマスタング大佐は苦笑しつつ、
「君・・・犬は好きかい?」
とたずねたのでした。


「犬・・・ですか?」
唐突だったので思わず聞き返してしまいます。
「そう、犬」
「それは・・・嫌いではありません。いえむしろ好きな方ですが・・・」
質問の意図が分からず困惑気味のペコーさんに、マスタング大佐は苦笑しながら、
「何、飼い主を探している犬がいるんだ。うちの部下が拾ってきたのはいいが飼うことが出来なくてね」
と、少し困った顔をします。
「まだ小さな子犬なんだ。また外に放り出すのは可哀相だし、かと言っていつまでも司令部に置いてはおけん。今飼い主探しに東奔西走している有様でね」
東方を管轄する司令部が子犬の里親さがしにてんてこ舞い・・・という事が少し情けないのかマスタング大佐は参ったという様に頭を掻きました。そんなマスタング大佐の様子が心底困っているようでしたので、ペコーさんは思わずクスリと笑って、
「それで私に声をかけたと・・・?」
「そうだ。君なら可愛がってくれそうだし、しつけもしっかりしてくれるだろう?どうだろ?」
突然の事にペコーさんは戸惑ってしまいました。犬は好きですが、だからといって直ぐに、はい飼いますとも言えません。生き物を飼うという事はそれなりに大変な事だとペコーさんは知っています。ペコーさんの困惑を見てとって、大佐は、
「もちろん無理にとは言わない。あくまでも君に飼う気があるならでいい。・・・そうだ、今から会いに行かないか?」
とペコーさんを誘います。少し心惹かれるものを感じていたペコーさんはその申し出を受けたのでした。


「こっちだ」
正門の衛兵達の敬礼を受けつつ、東方司令部の敷地内に入った2人はそのまま建物には入らず中庭を目指します。こんなに簡単に部外者の自分を入れてもいいのかしら?と思いつつペコーさんはマスタング大佐の後をついていきます。
東方司令部の中庭は芝生と木々が所々に点在した、軍部とは思えないほどのどかな雰囲気の場所でした。昼時ならランチを取る軍人をあちこちで見られるのかもしれません。
「さて、あいつは何処に行ったかな・・・」
お~いと呼び掛けながら大佐は犬を探し始めました。
「今の時間ならこの辺りで遊んでいるはず何だが・・・」
「名前は何ていうんです?」
自分も手伝おうとペコーさんは大佐に尋ねました。
「いや・・・名前はつけてないんだ。それは飼ってくれる人の権利ってやつだ」
「なるほど」
仕方なくペコーさんも適当に呼び掛けてみます。
「いないな・・・もしかして・・・」
そう言って大佐が向かったのは、少し奥まった場所の大きな木陰でした。その大きな木の根元に小さな塊が転がっていました。
「まあ」
白いプクプクした腹を見せて小さな黒と白の毛の子犬が眠っていました。その愛らしい姿に思わず笑みがこぼれます。
「こいつ・・・警戒心ゼロだな。ほらっお前のご主人様になるかもしれない人が会いにきたぞっ」
「あ、いいです。起こしては可哀相ですから」
時すでに遅く、子犬は目を覚ましてしまった様です。寝ぼけ眼で顔をキョロキョロさせると自分達に気付いたのかムクリと起き上がり尻尾を振って近付いて来ました。ペコーさんが手を差し出すと嬉しそうに舌を出してペロペロと舐めます。
「可愛い・・・人懐こいんですね」
「あ、ああ」
ペコーさんの素のままの笑顔に大佐は内心密かにドキドキしながら答えます。そのまま優しい顔で子犬を撫でてやるペコーさんを見て少し赤くなった顔をごまかす様に、
「ど、どうだろう?飼う気になったかい?」
「・・・この子、もし飼い主が見つからなかったらどうするんです?」
ペコーさんは子犬を胸に抱き上げました。子犬はとても暖かでした。それは命の重みです。
「やもうえない時はもう1度捨てるしかないだろうな」
厳しい事をマスタング大佐は隠さずに言います。下手な慰めの嘘を言われるより、本当の事をはっきり言うマスタング大佐の事をペコーさんは優しい人だと思いました。
「だが例えそうなってもそれは君の責任ではない」
そして、ペコーさんに優しくそう言います。
「分かりました。この子は私が引き取ります」
ペコーさんは決断しました。ペコーさんが飼い主になってくれたのが分かったのか、子犬はペコーさんの頬をペロペロと舐めます。
「うふふ、くすぐったいわ。・・・これからよろしくね」
子犬を見つめてペコーさんはにっこり笑いました。



END
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by netzeth | 2010-04-10 21:06 | Comments(0)