うめ屋


ロイアイメインのテキストサイト 
by netzeth
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眠い・・・。

仕事で早起きしたら眠くて仕方ない・・・。慣れない事はするもんじゃないですね。といっても明日も早いんですけど。

密林で頼んでいた「ユリイカ」届きました。早速ぱらぱらと見てみましたが。ざっと見た限りでは、すごく難しい感じの考察がたくさん・・・。鋼を学術的なアプローチで語るとこうなるのか。大学時代のレポート&論文用に使ってた参考文献を思い出した。「鋼から読み取るロイアイに対する一考察・・・」みたいなのは残念ながらありませんでした(笑)誰か書いてくれないかしら?

藤田先生が寄せていた、鋼絵が良かったです!ロイ&リザがかっこいい!藤田先生が描くとこうなるんですね。ロイさん美形に描かれている気がww
荒川先生の対談やインタビューなどはまだ読んでいないのですが、何が語られているのか楽しみです☆




拍手ありがとうございます!
続きから拍手コメント(11/29分)のお返事です。

続き
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by netzeth | 2010-11-30 21:43 | 日記 | Comments(0)

一周年!

今日で当サイトは一周年を迎えました!
いや~長いようであっという間だった気がします。
思えば去年の今頃は暗中模索の見切り発車でサイトを始めたんですよ。2次創作サイトと言っても素人同然でしたし、最初は本当に何にも分からない事だらけでした。

気がつけば少かった作品もだいぶ増え、ありがたい事に沢山のお客様におこしいただけました。この日を迎えられましたのも、いつもいらして下さるお客様方、拍手をぱちぱちして下さる方、暖かいコメントを下さる方、そしていつも素敵なイラストを贈って下さるアキ様――沢山の方々のおかげです。本当にありがとうございます!!

鋼はこの1年でグランドフィナーレを迎えてしまいましたが、まだまだロイアイ熱は冷めそうにないうめこはこれからもロイアイ妄想に励んでいきますので、よろしくお願いいたしますね!

ささやかながら一周年記念SSをアップいたしました。(といっても普段のSSとなんら変わらないですが(笑))それと、お友達の八神アキ様から一周年記念お祝いイラストを頂いております!(アキ様ありがとう~!)
一緒にアップしております~。可愛いリザたん&ブラハをご堪能下さい!
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by netzeth | 2010-11-29 00:16 | 日記 | Comments(2)

記念日

夕刻、リビングのソファーで寛いでいると、キッチンから良い匂いが漂ってきて、ロイは思わず鼻をひくつかせた。
引き寄せられる様にキッチンを覗くと、弾む様な明るいリズムの鼻歌が聞こえる。
テーブルの上には、綺麗に盛り付けられた、野菜やポテトサラダ、切り分けられたローストビーフ、値が張りそうだと一目で分かる南部産の赤ワインに揃いのワイングラスなどが並べられている。
常にない豪勢なディナーにロイは首を傾げた。
「・・・今日は何かあったか?」
鼻歌まじりに大きなスープ鍋をかき混ぜていたリザが振り返り、笑顔を見せた。
「いいえ?」
「そうか? 何にもないにしては豪勢だな。・・・何かの記念日とか?」
コンロの火を止めると、リザはスープ皿を二枚用意する。そそがれたのは黄金色のコンソメスープだ。良い匂いの元はこれらしい。
「初めて手を握った日でもないし、キスした日も違うだろ・・・あっ、初めてした日? ・・・は違うか、てっ」
無駄に正確な記憶力でろくでもない事を並べ立て始めたロイの頭をリザはペしと軽く叩く。
「違います。くだらない事言ってないで、夕食にしましょう。スープが冷めてしまいますよ」
リザが促すとロイはまだ納得のいかない顔をしていたが、素直に席に着くとワインの栓を抜き始めた。それでもしきりに首をひねるロイを見て、リザは心の中でそっと呟く。
(覚えてないのも無理もないわね・・・)

十数年前の今日。
リザは朝からパタパタと家中を走り回っていた。
「ベッドの支度は大丈夫。タオルも用意したし・・・歯ブラシもOK。後は・・・あっ、髭剃りっているのかな?」
目につく部分の掃除は終えたし、部屋の準備も何とか整った。後は彼がやって来たら昼食の用意をし始めればいい。
確か食材は揃っていたはず。もう一度確認しようとキッチンへ向う途中、ドアベルが鳴った。
来た!
心臓の鼓動が跳ね上がる。
父が初めて取ったお弟子さん。自分より年上の男の子だと聞いたけど、一体どんな人なのだろう。これから一緒に生活をするのだもの、良い人だといい。とリザは思う。
何しろ、リザはどちらかというと人見知りで引っ込み事案の子供だ。同年代の子達にも友達は少ない。ましてや年上の男性となんてまともに口を聞けるだろうか。という不安もある。
ドキドキしながらもリザは玄関に向かった。
「はい・・・」
緊張しながらもドアを開けると、扉の向こうには同じく緊張した面持ちの男の子が立っていた。
「あ、あの! お、いや、僕・・いえ、私はロイ・マスタングといいます! ホ、ホークアイ先生でしょうか?」
「え・・・?」
何と自分がホークアイ先生だと勘違いされているらしいと悟って、リザは戸惑った。
明らかに年下の少女に向っての勘違いであるから、どうやら彼はよほど緊張しているらしい。
(どうしよう・・・)
何と答えればいいのか、リザは迷った。
違いますとはっきり言うのが正しい気がするけれど、恥をかかせてしまうのは可哀相だ。
「あの・・・」
「よく来た」
リザが口を開いたのと同時に後ろから割って入った声があった。
振り返ると父が立っていた。
いつも無表情の父だが、今日は心なしか笑みを浮かべている様に見えた。父は父なりにこの初めての弟子を心待ちにしているのかもしれない。
「ホ、ホークアイ先生ですか?」
「そうだ」
「はじめまして! ロイ・マスタングです。今日からよろしくお願いします!」
ようやく緊張の糸が切れたのか、少年は勢いよく頭を下げた。
それに父は無言で頷くと、
「こっちだ」
さっさと彼を連れて行こうとする。
「あ、あの・・・」
リザは自分も何か言わなくてはと思ったが、咄嗟に何を言って良いか分からず、口ごもっている間に2人は2階の父の自室へと姿を消してしまった。

こうして、父の弟子ロイ・マスタングとの初対面は実にあっけなく終わってしまった。
結局あの後、父とロイは部屋に籠りっきりになってしまい、リザは食事を部屋に運んだのみでロイと顔を合わせる事も口をきくもなかった。
リザがようやく父からロイに紹介されたのは、次の日になってからである。
今から思えば、あの時の父は柄にも無く少々浮かれていたのかもしれない。弟子が来て早々、食事も忘れて錬金術の講義をしてしまう程に。
ロイにとってあの日は、ホークアイに弟子入りした日――錬金術師としての第一歩を踏み出した日として心に刻まれているのだろう。
だが、リザにとっては紛れもなくロイと出会った日なのだ。
運命と言ってしまうのは大袈裟かもしれないが、リザにとって特別な日である事に変わりはない。
毎年、ささやかながら何らかの形で祝っていたこの記念日。今年はその出会った当の本人であるロイと過ごせるのだと思うと感慨深いものがあった。―――例えロイ自身が覚えていなくても。それでも、こうやって次の年も、またその次の年も、彼と一緒に祝えたらいい。

「リザ?準備出来たぞ」
ロイの呼ぶ声に、過去へと思いをはせていたリザは我にかえった。
いつの間にかグラスには赤い艶やかな色合いのワインがそそがれている。
「え、ええ・・・。すいません。では・・・乾杯しましょうか」
「それなんだが・・・何に乾杯するんだね? ・・・やっぱり今日は何かの記念日何だろう?」
「さあ、どうでしょう?」
いまだ疑問に思っている風のロイにリザは微笑んで、グラスを持つ。仕方なくロイもグラスを掲げて。
『乾杯』
(貴方と出会った日に)
そしてリザは一人心の中で呟くのだった。




END
*************************
サイト一周年記念SSでした。一応記念日つながりということで・・・。


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        八神アキ様から頂きました!ありがとうございます☆
        うふふ~素敵なリザたんと可愛いブラハです!
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by netzeth | 2010-11-29 00:10 | Comments(0)

ラーメン。

今日の夕食はラーメンでした。すごく嬉しくていっぱい食べたら、またお腹が痛くなりました・・・(汗)学習しない生き物うめこ・・・。



拍手ありがとうございます。
以下続きから11/24分のお返事です!

続き。
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by netzeth | 2010-11-25 00:39 | 日記 | Comments(0)

祝日v

※27巻感想は昨日の日記で叫んでます。

今日は祝日ですが、普通に休日出勤だったです。文化の日もそうだったので結局11月の祝日は全部スルーしたなあ・・・。

そういや、昨日はいい夫婦の日でしたねえ。なんかしたいなーと思っている間にこれまたスルーしてしまいました。夫婦喧嘩?話とか考えてたんですけど。仕方ない、来年にするか(長っ)。

うちのサイトいつの間にやらもうすぐ、一周年です。なんかしたいなーとは思ってはいますが、予定は限りなく未定なので、これもスルーする気がする(笑)

そういえば、今日カウンターを見たら、ちょうど61な数字だったので、ちょっとハッピーにvロイアイにはまってから自分の中で61は特別な数字になりましたw



拍手ありがとうございます!
ぱちぱちもコメントも本当に嬉しいです!


>11/22 23:32のお方様。
レス不要とのお言葉ですが、一言だけ。
6巻60P男の子、髪のハネ具合までロイに似てますね!テンション上がりましたw
コメント嬉しかったです、ありがとうございました!
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by netzeth | 2010-11-23 19:54 | 日記 | Comments(0)

27巻!

とうとう出てしまいましたね、コミックス27巻。本当は早売りで土曜日にはGET出来ていたんですが、公式発売日まで待って感想アップです。ネタバレ回避はいたしませんのであしからず。(といってもたいした感想は無いんですが)

今回はいろんな書店でフェアが開催されていて、荒川先生の書き下ろしブックカバーなど特典がスゴいとか。そんな書店さんが近所にないうめこは普通にいつものコンビニで購入です。
まず目に入ったのは背表紙。エドのオートメイル(右腕)です!なるほど~こう来ましたか。最後は主人公で締めるだろうとは思ってましたが・・・エドの右腕が戻った事で役目を終えたオートメイル。エド達の戦いを支え、共に歩んだもう1人の主人公ですよね。
で、表紙。文字がキラキラ仕様です。今までもキラキラに少し前の巻からなっていましたが、それを上回るキラキラ具合。ラメ?っぽいというか、ビックリマ〇のヘッドシールみたいな感じ(例えが古いよ!)

本編内容につきましては・・・、ガソガソで既に叫んでいるので割愛。やっぱり夫婦の初めての共同作業は良いわあvということで。特に本編の加筆修正はありません。

ですが。107話と108話の間の余りページ?にいつもコミックスで挿入されるラフイラストというかスケッチがあるんですが・・・それがロイアイでした!牛先生ありがとう、ご馳走さまです!いっそウェディングとかだったらうめこはお祭なんですが(笑)勇ましいロイアイです。ロイが撃て!って言ってる?2人で同じポーズです。
夫婦(笑)リザたんのお胸が綺麗だなあ、腰細いなあとかそんな所ばかり目が行く(笑)この絵カラーで見たい・・・。

ガソガソ掲載された外伝も収録。そうかあ・・・やっぱりこの巻に収録されてしまうのかあ~これで外伝だけで何巻かという夢は可能性低くなりましたね・・・。
オマケ4コマ。・・・ロイアイネタがない。何処にも。4コマは面白かったのですが、(セリムネタが好き)寂しいです・・・。
余談ですが、チビセリムが増田Jr.に見える件。黒髪黒目だからかなー?ロイアイの子供に見えて仕方ない(笑)ロイ似の男の子だったらこんなんですよね、きっと。
最後のホーエンハイムとトリシャの書き下ろしはジーンときました。そして、本当に終わり何だなあって実感がわいてきたというか。

さて、27巻。オマケ書き下ろし部分のロイアイは結局ラフイラストのみでした。これは牛先生からの最後のサービスかしら?
もう、これでロイアイ関連は終了ですかね。外伝は無いか・・・。でも、ガソガソの往年の名作は何年も経ってから続編が描かれたりするので、(ロト紋・ハーメル)鋼も気長に待つかあ・・・。

その他、これは嬉しいニュース。イラスト集と鋼のクロニクルなるものが発売するらしいです!きっと何かしらの書き下ろしがありますよね?うふふ、期待してますからね、先生!

それから、直筆サイン入り色紙と純銀時計が発売されるとか。この色紙の絵、スゴいです!鋼のキャラ全員集合なんじゃないかな?ちょっと小さくて確認しづらいんですけど、動物達まで含めて皆いますよ!この色紙だけでも買う価値あり?ですが、お値段が六万円なんですよね。流石純銀。高すぎる・・・ort この絵、イラスト集に入れてくれないかなあ。
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by netzeth | 2010-11-22 21:17 | 日記 | Comments(0)

ユニ〇ロ。

 今日はユニ〇ロの巨大広告が入っていたため、つられてお買い物に。朝6時からの営業で並んだ人にはアンパンと牛乳が配られるとか。すごい。アンパンと牛乳の袋にもユニ〇ロのロゴマーク入りだぞ、ユニ〇ロ製かww
 
 いざお店につくと、車が並んでで駐車場に入れない状態に。すご!皆広告見てるんだねえ・・・。うめこの目当てはダウンコート。ユニ〇ロのネットストアに載ってたのなんですけど、残念、お店には置いてませんでした。仕方なく他のをいろいろ物色。モフモフパーカーとかすごい良かったなー。着るんじゃなくてさわる目的で欲しかったwwたくさん試着した挙句、結局安かったヒートテックのアンダーと靴下をGETしてきました。冬に向けて防寒強化ですよ!




拍手ありがとうございます!
たくさんぱちぱちしていただいて嬉しいです~。励みになりますvv

続きから拍手コメント(11/19分)のお返事です。

続き。
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by netzeth | 2010-11-20 20:28 | 日記 | Comments(0)

拍手お礼ログ 4

 乙女の恥じらい

キスをしようと顔を近付けた私は、
「ちょっ・・・嫌っ!」
しかし思わぬ抵抗にあい、思いっきり顔を背けられてしまった。
可愛い恋人と過ごす久しぶりの夜だというのに、これは酷い。
恨みがましい視線を彼女に送ると、
「もうっ、そんな目をしないで下さい!」
それでもやっぱり顔を背けたままの彼女。
なんか変だ。
私は両手で彼女の顔を包むと、グイと無理矢理自分の方を向かせてその顔を覗きこんだ。
「やっ・・・!」
別にいつも通りの彼女だ。キュートな茶色い大きな瞳もチャーミングな形の良い鼻もラブリーなピンクの唇も、滑らかな白い肌も・・・ん?
「や・・・見ないで下さい!」
彼女の口許にポツンと小さな赤い点があった。
「これは・・・」
「ニキビ、です」
彼女は観念した様に肩を落とすと、だから見られたくなかったのに・・・とモゴモゴと呟いた。
「さっき気付いたんですけど・・・いつの間にか出来てしまって」
私に見られたくなかったのはどうやら乙女のはじらいというやつらしい。
ニキビなんて私は気にしないが、そのはじらいを私に対して持ってくれたのは嬉しかった。異性として意識してくれているという事だから。
だがしかし、ニキビが出来てしまった責任は私にも少しはあるだろう。何しろ最近ずっと忙しくて、彼女をろくに家にも帰してやれなかった。徹夜続きで、仮眠は軍の仮眠室。事件が頻発し、落ち着いて食事もとっていられない状況だったのだ。寝不足に不規則な生活とくれば肌も荒れるし、ニキビの一つや二つ出来ても仕方ないだろう。
よし、ここは私が一つ責任をとろうじゃないか。
「リザ、大丈夫だ。私に任せたまえ」
私はにんまりと笑うと、そう言って胸を叩いた。
「た、大佐に任せるって・・・一体どうするつもりなんですか・・・?」
私の笑みに少なからず不安を感じたようで、彼女は後ずさった。
いい勘をしているな、リザ。
私は笑ったまま彼女にズイッと迫ると、
「・・・すると肌の調子は良くなるらしいぞ?」
「・・・するって何を?」
「ナニを」
「・・・!!」
逃げようとした彼女を私は抱き寄せるとその耳元に囁いたのだった。
「今夜は頑張るよ・・・君のために」

 
 彼女はミステリーがお好き

秋の夜長に男女2人がベッドの上でする事なんて一つだ。
だのに、2人並んでベッドに入ってさあこれからという時に、私の愛しい恋人は私そっちのけで読書に夢中になっている。
最近巷で人気のミステリー小説。
彼女にどうかと買って来たのは私だ。彼女が喜んでくれれば・・・と思ったのは事実だが、計算違いは彼女がその小説にハマり過ぎた事だった。
「なあ、リザ。お~い、リザ? リザちゃーん!」
「何ですか」
本から目を離さずに彼女は答えてよこす。
「・・・そろそろ私の相手もして欲しいんだが」
「待って下さい。今、良い所なんです。エドガーがこれから名推理で犯人を探すんですから」
彼女が読んでいるのは『エドガー・コイル少年の冒険』という少年錬金術師探偵が活躍する推理小説である。
エドガー・コイル少年は身体はミニマムだが、頭脳はビッグで、助手のアルトソンと一緒に事件を解決する旅をしている。決め台詞は「ばっちゃんの名にかけて!」で(祖母が有名な探偵という設定らしい)チビと言われるとキレるという、牛乳嫌い。・・・どこの豆だ、それは。
「密室殺人の謎がいよいよ解けるんですよっ」
――錬金術が存在するこの世界に密室も何もないと思うが。
相変わらず彼女は一心不乱に本を読んでいる。
「リザー?なあ・・・リザ。しよう? 本なんて明日で良いだろ? なあ・・リザ・・」
私は彼女肩に手を回すと耳元で囁く様に息を吹き掛けた。
「・・・っ! 大佐っ!」
バッとスゴい勢いで耳に手をやる彼女。顔は真っ赤だ。
あ、その顔可愛い。
「邪魔しないで下さい! 私は早く犯人が知りたいんです!!」
肩に置いた私の手を邪険に払いのけて、彼女はプイと背中を向ける。そして再び読書。
私より、エドガーか。・・・頭にきた。
私は彼女から本を取り上げると、ポイッと手の届かない場所まで放り投げた。
「何する・・・んぅ!」
抗議の声をあげる彼女の唇を己のそれで塞ぐ。
「んーっんーー!」
ジタバタと暴れる彼女を易々と押さえて、私は思う存分堪能する。やがて諦めたのか大人しくなった彼女の様子を見て、私はようやく彼女を解放した。
「・・・なあ、リザ。しよう?」
「・・・私は、続きが読みたい・・んです、犯人・・知りたい・・んです・・」
薔薇色に頬を染めながらも、息も切れ切れに私を睨みつける。
――まだ言うか。
私はスウッと息を吸い込むと、
「・・・犯人は屋敷の執事だ。殺されたと思いきや死んだのは実は双子の弟で2人は復讐のために屋敷に潜りこんだんだ」
一息に言ってやった。
「!!・・・なっ!」
「どうだ? 満足したか?」
「信じられない・・・! ミステリー小説の犯人を言うなんてっ」
「君が知りたいって言ったんだろう?」
「私は読んで知りたかったんであって、教えて欲しいとは一言も言ってませ・・・!」
なおも言い募ろうとする彼女を制して、私は彼女を組み敷いた。
「さて? 犯人も分かって事件も解決した事だし? そろそろ私を構ってもらおうかな、リザ」
秋の夜は長い。
私達の夜は始まったばかりだった。 


 

朝の目覚めは様々だ。
すっきりと起きられる時もあれば、ベッドから出たくないなと名残惜しく思う時もある。嫌な夢を見て早く目が覚める日もあれば、時間ギリギリまで熟睡する日もある。
幸い寝坊は1度もない。
これらの朝にただ一つ共通しているのは、これがひとり寝の朝だという事――。
そう、彼と一緒の朝はいつも彼に起こされるから。そういう朝の自分は決まって、寝ぼすけで、いつも彼をてこずらせているらしい。
記憶にないけれど。
そう言うと彼は笑う。
「そのままでいいよ。朝の君はとても可愛いから」
普段の私は可愛くないと言われているようで何だか不本意だった。
朝の私も私のはずなのに、彼に可愛いと言って貰える彼女が羨ましい。自分に嫉妬するなんて滑稽だけど、それもこれも全部彼が悪いのだから仕方ない。
朝起きられないのは、彼が遅くまで離してくれないから、ひとりの日はちゃんと起きられるのだから。
結局彼がいると甘えてしまう。安心しきってしまうのだ――うん、やっぱり彼が全部悪い。
そう結論付けると私はえいっと勢いをつけてベッドから起き上がった。
朝の空気はヒンヤリと冷たく、冷気がパジャマの隙間からも忍び込んできて、私は身体を震わせる。
シンと静まり返った室内はカーテンを引いてあるせいか薄暗く、どこか寒々しい色合いをしていた。
――こんな風にひとりの朝を寂しく感じるのも彼のせいなのだ・・・目覚めるといつも微笑んでキスをくれる彼の。
私は沈んだ気持ちをふり払うようにうんと伸びをすると、今日の予定を頭に思い浮かべる。
そしてどうすれば明日の朝、彼の笑顔を独り占め出来るのか思案するのだった。




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by netzeth | 2010-11-18 21:09 | Comments(0)

買い置き。

今日、化粧したらファンデーションがきれてて焦った。やばい、新しいのあったっけ?と思ったけど、三つくらい買い置きしてあった・・・。そうだ、安い時にまとめて買ってあったんだっけ。
今使ってるファンデや下地や化粧水は、使い心地も値段もベストなので、変える気がさらさらないため安いと見るや買いだめしておくのですよ。これらにたどり着くまでにはいろいろありましたよー。

高いの使ってて金欠になったり、安いの使って肌が荒れたり。それで病院行ったんだけど、ちょうど花粉の季節だったんで、原因は花粉ですと言われた。おかしいなと思いましたよ。うめこは全然花粉症の気がないんですから。ファンデーションと下地を変えたらすぐに良くなりましたww病院ってアテにならないなーって思った瞬間・・・。

今の心配はお気に入りの化粧品が廃盤にならないか・・・という事。過去にあったんですよ。お気に入りの口紅のブランドがなくなっちゃったり。事前に知っていたら買いだめするのに・・・。

うめこのお気に入りのものは頻繁に無くなるので油断できません。特に食べ物。
『とろみ好麺』っていうインスタントラーメンが好きだったんですけど、生産中止になってしまいました。あの独特のツユの味ととろみが好きだったのに・・。
他にもいっぱいありますよー。あれですかね、生産中止になるっていう事は売れないって事だから、うめこの味覚は売れないものが好きって事か?人様とずれているのね(汗)

SSを更新しました。題名が思いつかなくてそのまんまをつけてしまった。我ながらセンスねえ(笑)

拍手いつもありがとうございます!更新なくてもぽちぽちしていただいて本当に嬉しいです☆
皆様のぽちぽちがうめこの励みです!
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by netzeth | 2010-11-17 22:01 | 日記 | Comments(0)

アップル・パイ

中尉、この案件だがアップルパイ」
「……それでしたら昨日の書類の方に……」
「ああ、あった。ありがとうアップルパイ」
「……いえ」
「ところで、今朝の事件の報告書はどうなった? アップルパイ」
「…………それでしたら、今日中にブレダ少尉が提出するとの事です」
「分かった。遅れるなよと言っておいてくれアップルパイ」
「…………はい」
「ああ、それから……」
「いい加減にして下さい!!」
ダンっとリザは確認していた書類を机に叩き付けた。
「まだ何も言ってないが」
「どうせ最後にアップルパイって言うんでしょう!? アップルパイ!!」
「あ、うつった」
「うるさいですよっ」
ギロリとリザはロイを睨み付ける。
ロイは慌てて視線を逸らしながらも、弱々しく反論した。
「……だって君が何時までたっても、私のお願いを聞いてくれないからじゃないか……」


時は逆上る。
事の始まりはロイの親友であるマース・ヒューズ中佐が、東部に出張してきたついでにロイの家に立ち寄った事だった。
久しぶりに会った友とゆっくり酒でも酌み交わそうと、とっておきのバーボンを用意していたロイに、ヒューズが差し出したのは、小さな箱だった。
「何だ? これ」
「いいから開けてみろよ。……酒の肴にはならねえだろうがな」
箱の中身は、こんがりと茶色に焼上がったパイだった。ほんのりとシナモンの香りがする。
「アップルパイか?」
「ああ。それもグレイシアのお手製だ。お前甘いもん好きだろ? グレイシアがさ、お前に持っていけって土産に持たせてくれてさ。く――出来た嫁さんだろっ!? 羨ましいだろっ。だからな、お前も早く嫁さん貰え! まーグレイシアみたいな完璧な女性はいないだろうけどなー」
「……」
喋り続けるヒューズは無視して、ロイは箱の中のアップルパイに手を伸ばした。一切れ口の中に入れる。サックリとしたパイの食感。中からじゅんわりとあふれ出るリンゴの甘みと芳純な香り……。
「美味いな」
「だろー? グレイシアのアップルパイは最高なんだぜ。そこらへんに売っているのとは全然違うね! 何しろ愛情たっぷりだからよ!」
「愛情か……」
ロイの脳裏に一人の女性の姿が浮かんだ。
己の副官、リザ・ホークアイ。
彼女の作ったアップルパイが食べたい。
何故か無性にそう思った。


その次の日、ロイは早速リザにアップルパイを作ってくれるように頼んだ。ヒューズに土産に貰ったアップルパイが美味かったのでまた食べたいんだ、と言ったらリザは考えておきますとだけ返事をした。
それからもう、一月以上経つがリザは一向にアップルパイを作ってきてくれる気配はなかった。
それとなく催促をしてみたが効果はなく――ついに痺れを切らしたロイは仕事中の過剰なアピール作戦に出たのである。もうほとんど駄々っ子の域であったが。


「私は君がアップルパイを作ってくれるまで諦めないからな!」
そう宣言すると、リザは困った様に眉を寄せる。
それほど無茶な事を言っている訳ではないと思うのに、この表情は何なんだ?
と疑問に思いつつも、リザの真意が分からずただ子供の様にゴネる事しか出来ない。
「あっ、中尉!」
「ハボック少尉……」
その時執務室のドアからひょっこり、と黄色いヒヨコ頭が覗いた。
「昨日はご馳走さんでした。美味しかったですよ、あのアップルパイ」
「何?」
聞き逃せない言葉を聞いて、ロイはハボックに詰め寄った。
「何をご馳走さまだって?」
「げ、大佐。いたんスか」
「何が、げ、だ。で、何を食べたって?」
「何って……アップルパイっスよ。昨日中尉が持ってきてくれて……」
「しょ、少尉!」
「大佐は非番でしたからね、運が悪かったっスね~」
「そうか……」
ロイはゆっくりとポケットから発火布を取り出すと手に装着した。
「ハボック。私は今から中尉に大事な話がある。燃やされたくなければさっさと出て行くんだな……」
「わっ!」
ぱちんという音ともに、ハボックの前髪の辺りから火花が跳んだ。
「もう、燃やしてるじゃないっスか~!」
前髪の引火した部分を払いながら、ハボックは一目散に部屋から出ていった。


「さて、中尉? どういう事か説明して貰えるんだろうね?」
邪魔者を追い払うとロイはリザにゆっくりと近付いた。リザが逃げる様に一歩、また一歩と下がる。
「……何をです?」
「決まっているだろう?」
じりじりとリザを壁際まで追い詰めると、ロイは両手を壁についてその腕の中に閉じ込めた。
「どうして、私にはアップルパイを作ってくれないんだ?」
「それは……」
「あいつらは良くて、どうして私はダメなんだ!」
「……だって……大佐は、グレイシアさんのアップルパイが美味しかったんでしょう……」
観念したように、目を閉じるとリザはポツリポツリと話始めた。
「え?」
「グレイシアさんのアップルパイみたいなのが食べたいんですよね?」
「……」
「大佐の比較対象はグレイシアさんのアップルパイなんですよね? あの家事万能のグレイシアさんの。そんな大佐においそれと、適当なアップルパイを渡せるはずないじゃありませんか……」
目を伏せて、弱々しく言うリザにロイは驚く。
「君……そんな事を気にしていたのか……」
「そんな事じゃありません!」
実を言うと、リザはロイにアップルパイを作って欲しいと頼まれてから、密かに何度も試作を重ねていたのだ。
料理もお菓子作りも不得手ではなかったが、ロイの理想はあのグレイシアなのだ。リザは何度作っても納得がいかず、ついには試食も兼ねて、ロイの非番の日に同僚達に振る舞ったりもした。皆は美味しいと言ってくれていたが、それでもリザはグレイシアのアップルパイを越えているという自信は持てなかった。
「大佐、私なんかのアップルパイを食べるより、グレイシアさんに作って貰った方が良いですよ」
リザは少し寂しそうに笑う。
「そうじゃないんだ、中尉」
ロイはリザを真っ直ぐに見つめた。
「私の言い方が悪かった。――私はグレイシアのアップルパイが美味しかったから、アップルパイが食べたかった訳じゃないんだ。君の作ったアップルパイが食べたかっただけなんだ」
「え?」
「グレイシアのアップルパイは確かに美味かったが……そうではなくて、私はただグレイシアにアップルパイを作って貰えるヒューズが羨ましかったんだ」
ロイはヒューズの幸せそうな顔を思い浮かべる。
「味なんてどうだって良かったんだ。君が私に作ってくれる……それだけで良かったんだよ」
「でも……」
「グレイシアのアップルパイは愛情がたっぷりなんだそうだ。……君にそれを求めてはダメか?」
リザは伏せていた顔を上げると、ロイと目を合わせた。
「……それなら……」
「それなら?」
「……負けないと思います」
「そうか」
ロイは満足そうに笑うと、つられてリザも微笑む。
その笑顔を見て――きっと近いうちに自分も自分だけの愛情たっぷりアップルパイが食べられるはずだとロイは期待に胸を膨らませるのだった。




END
*************************
さて作中で何回アップルパイって出てきたでしょうアップルパイ。
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by netzeth | 2010-11-17 21:29 | Comments(0)