うめ屋


ロイアイメインのテキストサイト 
by netzeth
プロフィールを見る
画像一覧

コーラ

原稿のお供はコーラなうめこです、こんばんは。

コーラって中毒性があるんでしょうかね。1度飲み始めると止まらない。暑いのもあって、無性に飲みたくてたまらなくなります。
昔、FFフィギュアが付いてた時とか飲みまくりました。あの時も中毒っぽくなったかも。鋼の付録は十六茶で良かったですね~。

まだ梅雨明けしていないにもかかわらず、毎日、本当に暑いですねー。うちの職場では早々とデカい扇風機が設置されていて、冷房つけないぞという意志が感じられます。・・・まあ、停電になって電車止まるより良いか。でも、扇風機は書類が飛ぶんですよ。

可愛いものと可愛いものが組合わさると更に可愛い法則。柴ワンコの子犬と子ウサギが寄り添っている写真を見たのです。何これ、超可愛い! ハアハアする。あれですね、子リザたんが子ブラハ抱っこしてるとかそういう事かしら。うん、ハアハアする(笑)



拍手いつもありがとうございます!
以下続きから拍手コメント(6/28分)のお返事です。

続き。
[PR]
by netzeth | 2011-06-29 21:01 | 日記 | Comments(0)

こんばんにゃ。

最近原稿ハイテンションのせいか夜は寝れない&朝早く目が覚める状態のうめこです、こんばんにゃ。アドレナリン? ドーパミン? とにかくいろんなもんが出ている気がする(笑)

土日でようやく涼しくなりましたが、先週は暑かったですねー。
今年初めて半そでを着ました。で、寝たら。蚊に襲われまくりました。腕どんだけ蚊に献血! どうも蚊にくわれやすい血液型ってあるらしいけれど、うめこはストライクらしいね。そしてどんだけ蚊がいるのうちの家・・・。どこにいても襲われる。

ただ今原稿中なんですか、何が困るってすぐ消える自分の部屋の壊れた電気・・・。なんかね、ついてね、5秒くらいで消えるの。でね、また付け直すとつくの。で、5秒で消えるの。・・・たまーに、長時間保つの。・・・原稿の敵はこの電気の気がする。夜落ち着いて原稿出来ないっつーの!

で、ポメラたん片手に家の中ジプシーしてみたけど、どうもどの部屋もしっくりこない。集中できる部屋ってないもんかねー? 


以下小ネタ

◆放浪

休みの日に本を両手一杯持ち込んで、彼は私の部屋で読書している。
特に私と話をするでもなく、ひたすら読書。もうっ、一体何しに来たのかしら?
「・・・大佐」
「なんだ?」
「読書ならご自宅でして頂けませんか」
「・・・私の部屋はダメだ」
「何故ですか」
「・・・集中できない」
「だからってなんで私の部屋なんですか。もっと他にあるでしょう? 図書館とか・・・」
「いろいろ試してみたさ。図書館とか落ち着いた雰囲気のカフェとか・・・でも全部ダメなんだ。しっくりこない」
「・・・? よく判りませんが・・・どうしてうちなら良いんです?」
「ああ、多分、君がいるからだろうな。落ち着く」
「・・・・・」
不覚にも顔が赤くなった。
[PR]
by netzeth | 2011-06-27 01:49 | 日記 | Comments(0)

雨宿り

朝から降りしきる雨が止む気配を見せない昼下がり、非番のリザはため息をついて壁掛け時計を見上げた。
時計は13時を少し過ぎた時刻を指している。
「まだこんな時間なのね・・・」
愛犬の散歩にも買い出しにもこんな雨では出かける気は起きない。まだ小さい子犬の愛犬を濡らす訳にはいかないし、傘をさしていては買い物もたいした量は出来ないだろう。
部屋の掃除も終わってしまった今、するべき事が無くなってリザは時間を持て余していた。何か部屋の中で出来る様な趣味でもあればこの休暇を有意義に過ごせるのだろうが、考えてみても銃の手入れくらいしか思い浮かばなくて、リザは再びため息をついた。
休日でも自分は軍に関わる事しか出来ないらしい。
もう少し女性らしい趣味でも見つけようか――刺繍とか編み物とか。思わずそんな事まで考える。
己の上官などは休日前になるとウキウキした様子で、「明日は新しく手に入った錬金術書を読むぞ」などと言っていたりするのだが。彼の様にある意味自分の楽しみの追求と仕事に通ずる事柄が同一線上のベクトルにあれば良いのにと思ってしまう。
すると頭の中に上官――ロイの顔が浮かんできて。
・・・大佐、ちゃんと仕事しているかしら。
なんて、リザの思考はいつの間にかやはり仕事へ――ロイへと向いてしまうのだ。
特に雨の日の彼は絶不調で書類もサボりがちになる。そんな彼に喝を入れるのはいつも自分の役目なのだが。リザが非番の今日、果たして誰が大佐に仕事をさせているのだろうか・・・そんな事をつらつらと考えだすとキリがない。
いっそ自分には休暇など必要ではないのかもしれない――ふと思い浮かんできた結論がおかしく、リザが笑みを浮かべたところで。
「ワンっ」
部屋の角の己の寝床で伏せていたはずの愛犬が声を上げた。
彼が鳴く時、それは来訪者を意味する。
これは彼を飼い初めてから出来た最近のホークアイ宅の不文律で。
間も無く、トントンというノックの音がする。愛犬が尻尾を振りながら飛び出して行くのを追って玄関へと向かった。
「どなたですか?」
「私だ」
ハヤテ号の反応から知り合いだろうかと予想はしていたが、思わぬ人物の声にリザは慌ててドアを開ける。
そこには今し方思いを馳せていた人物が立っていた。
「大佐? 一体どうなさったんです?」
どう考えても今はまだ勤務時間である。もしや何か緊急事態だろうかなんて思考が脳裏をかすめるが、
「何、ちょっと雨宿りをさせて欲しくてね」
当のロイの反応は呑気なもので。ほーっと息を吐き出してリザも緊張を解いた。
そんなリザをよそにロイは家主の許可もなくどんどんと部屋に入っていく。キャンキャンっと嬉しげに鳴きながら子犬が彼の足元にまとわりついていた。
そしてそのままハヤテ号を抱き上げるとロイはこれまたリザに許可も無く、どっかりとソファーに腰を下ろしてしまった。
「・・・今は勤務時間中のはずですが」
仕方なく彼の前にリザも腰を下ろすと、チラリと彼を見やって疑問をぶつけてみる。
「午後から急遽視察が入ったんだ。だがこの雨ではな。だから雨宿りに来たんだよ」
ロイは涼しい顔で膝に乗せたハヤテ号を撫でている。そしてその後、リザが何を聞いてものらりくらりと話を逸らしては肝心な事を言おうとはしなかった。疑問は残ったが、仕方なくリザは雨に濡れて冷えているだろうロイのためにお茶を用意する。
湯気の立つティーカップを彼の前に置くと、早速ロイが手を伸ばして一口飲んだ。
「うん。やはり君が淹れてくれるお茶は美味いな」
なんて満足気に笑っているロイにリザはますます彼の考えている事が判らなくなった。
――昔からときどき何を考えているか判らない時がある人だったけれども。そしてそれは必ずこういったプライベートに関する事なのだ。
リザが気を揉む間にも、ただ時だけは静かに過ぎていく。
いつの間にかロイの膝の上に乗っていたハヤテ号が眠ってしまっていた。彼は優しくただ子犬を撫でている。
会話の接ぎ穂を見失ってしまい、二人の間には沈黙が落ちた。それがいたたまれなくて、リザはロイからついと目を逸らした。
窓の外は未だ土砂降りの雨。
彼は――ロイは本当に何をしに来たのだろうか。雨宿りなどと称してはいるが、今日は朝から一日中雨が降っているのだ。通り雨の様に待てば止むという訳ではない。
それも自分は非番でもロイは勤務中なのだ。わざわざ一体――?
ロイの真意が掴めずにリザは戸惑っていた。だが、不思議とそれを直接訊こうという気はもう起きなかった。
――なんとなく訊いてはいけない様な気がしたから。
それに。
こんな風に静かな時間をロイと共有するのも悪くない――そんな事を考え始めている自分がいる事にリザは気がついていたから。
「邪魔をしたな」
不意にロイが立ち上がった。
「そろそろタイムリミットのようだ」
ポツリと呟く様に言うと、ロイは抱き上げた子犬をバスケットにそっと寝かせ、そのまま玄関へと向かう。
リザも慌てて彼の後に続いた。
扉の前でリザを振り返り、
「また来るよ」
そう言い置いて、この雨の日の訪問者は、来た時と同様に唐突に去っていった。
残されたリザはしばしの間、扉の前に佇んでいた。
なんとなく、なんとなくだが、もし自惚れても良いならば。
ロイは別に用事なんてなくて。何の理由もなくただ自分の家に茶を飲みに来ただけかもしれない。
そんな考えが思い浮かぶ。
それはつまり・・・自分に会いに来たということなのではないか。その仮定を確信する事は今のリザには出来なかったが。
けれど。
・・・そうであったら良いと願う事は赦されるはずだ――。
リザは時計を見上げた。午後13時30分。
30分にも満たない短い時間であったけれども、いつの間にかリザの心はふわふわとした暖かい気持ちに満ちていたのだった。


路肩に停めた車にロイが乗り込むと、運転席にいた男が振り返った。
「大佐~緊急的かつ速やかに処理しなければならない中尉への用事って済んだんっスか?」
「ああ」
「ところで一体その用事って何だっんスか」
「・・・栄養補給だ」
「はあ~?」
「いいから、出せ。視察に間に合わなくなるだろうが」
「へいへーい」
車は滑る様に走り出すと、雨の降りしきるイーストシティの街へと消えていった。




END
****************************
[PR]
by netzeth | 2011-06-24 21:00 | Comments(2)

テレパシー

仕事中に今日はカレーが食べたい、福神漬け付きのカレーが食べたいとずっと考えてましたうめこです、こんばんは。

きっと今日はカレーじゃないけど、福神漬け買って帰ろう・・・そして明日はカレーにしてくれと交渉してみよう。そんな事思いつつうちに帰ったらば。夕飯カレーでした。ミラクル。

何故福神漬けを買ってきたのか不思議そうな母上でしたが、うめこは無事福神漬けカレーを食べられました。めでたし。

昨日の深夜、ミロスの新Ver.のCMがやってました。ラルクじゃない女性ヴォーカルの曲のもの。
ラルクのでヒロインの女の子がトリプルアクセル並の回転を決めているCMも気になりますが。さすがボンズアクションは動くぞ!期待しても良いのね?と。
けれども、昨夜やっていたのはロイアイが出てたのですよ!なのに、ちょうど寝ながらTV点けっ放し状態だったためメガネかけてなくて画面見えなかった・・・。メガネかけている間にCM終わってた・・・。くうっ己の視力を恨む。まあ、そのうちまたやるかな~。



拍手ありがとうございます!
続きから拍手コメント(6/22分)のお返事です。

続き
[PR]
by netzeth | 2011-06-23 20:57 | 日記 | Comments(0)

ネロイ

名前は知らないのですが、毎年この季節になると下から上に順々に蕾が開いていく花が通勤途中に植えられています。この花が上まで咲ききると梅雨明けと聞いた事があります。もう、だいぶ上まで花が開きました。なにが言いたいかといいますと・・・はよ梅雨明けろ。

が、梅雨が明けたら明けたで大変なんですけど。何しろ原稿がまだまだ終わっていない! 暑くなられても困るよ。まだホットカーペットしまってないよ。
現在絶賛原稿中。
ずっと同じ格好でポメラたん打ってたら全身が痛い。みしみし言う。疲れたよ・・・パトラッシュ。疲れたという単語を出すとすかさずパトラッシュと続けたくなる。そんな事言いつつ、アニメは見た事ないけども。ちなみに助けて~だとドラえ〇ん。はっ、話がどんどんずれた。
ずれたついでにパトラッシュパロ。

「私はもう疲れたよ・・・パトラッシュ・・・もう寝ても良いよな・・・」
「あう?」
「その子はパトラッシュじゃありません、ハヤテ号です。一体書類放り出して何をやっているんですか、何を」
「何って、ネロとパトラッシュのラストシーンの再現をしてだな・・・君、フランダースの犬を知らんのかね?」
「フランダースだか、フラダンスだか知りませんが、そんなものにかこつけて勝手に寝ないで下さい。ハヤテ号まで使って・・・」
「フラダンスって・・・君それおやじギャグ・・・」
「何かおっしゃいました?」(ギロり)
「いえ・・・」

みたいなもんが頭に浮かんできたので書いてみた。・・・すいません、このマスタングもうめこも脳みそ沸騰気味なんです(笑)

原稿は思ったよりページ数がいきそうで一体これ間に合うのかしら状態です。
同じ状況の相方氏と夏コミ新刊出そうぜ同盟を結成して頑張っているところです。

最期まで諦めるな! 諦めたらそこで試合終了だ! をモットーに頑張りたいと思います。(by安西先生)
[PR]
by netzeth | 2011-06-21 20:55 | 日記 | Comments(0)

ねむ・・・。

【通販連絡事項】6/17までに頂いたメールには全て確認メールを返信済みです。メールが届いていない方はご一報ください。


休みの日だというのに無駄に早起きをしてしまって眠いうめこです、おはようございます。
なんでしょう、眠いけど気になる事があったりすると目が覚めてしまうんですよねー昔から。だから、イベントの日とか絶対寝坊はしない(笑)今は多分原稿が気になってるんだなーと分析。

どうでもいいですが、「今日の営業は正後からです」と張り紙をしたお店を発見。・・・いつからだろう?って思ったのはうめこだけじゃないはずww でも自分も誤字脱字が多いので人の誤字を笑ってられないです・・・(汗)

ファミマの映画前売り券ゲットしてロイの特典待ち受けゲットーー!!のはずが。なんかゲットちゃんとできてない気がする。ケータイのパケットをケチってるので、ケータイのWEB設定を画像オフにしているんですけど、それではもちろん待ち受けをゲットできない。で、オンしてロイ画像を画像メモに保存。でもそれだと、画像機能をオフにすると見れなくなる。で、画像メモからケータイのフォルダに保存してこれでいつでも見られる~☆と思ってたら、データサイズオーバーで再生できませんときたort ・・・今は画像メモにあるけど、元のサイトがなくなったらもしや見られなくなるんじゃこれ? できればデータじゃなくて紙媒体が良かったよ・・・。

完全版発売までもう少しですね~。こちらにも特典が付くようですね。特に軍部仕様の有隣堂さんのが欲しい! 来月映画観に行くついでに買ってきたいけどそれまでまだ特典あるかしら~? それから完全版二冊は持っているの重そう(笑)


拍手ありがとうございます!
以下続きから拍手コメント(6/17分)のお返事です。
お心当たりのある方はどうぞ~☆

続き。
[PR]
by netzeth | 2011-06-18 09:42 | 日記 | Comments(0)

焦る。

【通販連絡事項】 6/14までに頂いたメールには全て確認メールを返信済みです。メールが届いていない方がおられましたらご一報ください。

ご到着のご連絡を下さった方や、ご感想を下さった方々、どうもありがとうございました! この場を借りてお礼申し上げますvv


別に焦る事ないのに何だか焦ってます。
まずはカードの利用明細見て買った覚えのない物が・・・! と焦りました。どうしよう、どうしようともう少しでカード会社に連絡するところで、ちゃんと自分で買い物した事を思い出した・・・ort 一か月前のお買いものを覚えていないうめこです。・・・あほだ。

現在絶賛原稿中。
プロットというかあらすじをだいたい書いてみて、改めて青ざめる。これ・・・間に合うのか?
まだ時間はあるのに必要以上に焦っていますww 休みが欲しい! 週休4日とかなら間に合う自信がある!!(笑)

あ、拍手お礼文更新してます~。
いつも拍手ありがとうございます!
[PR]
by netzeth | 2011-06-15 21:20 | 日記 | Comments(0)

拍手お礼ログ 11

 名前の無い関係 1

「今夜は行けそうにない」
彼から入ったそんな電話。軍の回線を使うとまずいからって外に出てかけてきたらしい電話。
別に約束なんてしてないのだから、そんな事しなくたってかまわないのに、わざわざ律義にかけてきた電話。
私が非番の日の夜は必ず彼は私の部屋に来る――それはいつの間にか二人の間での暗黙の了解になっていたようで。
「今日は来ないんですって」
私はいつもよりソワソワした様子だった愛犬の頭を撫でる。
この子はいつも一緒に遊んでくれるあの人が好きで。賢い子だから、私の様子で彼が来るかもしれないと判っていたのだろう。
ドアの前に座って待っていたらしいこの子は私の言う事を理解したのかそれとも偶然か、
「きゅ~ん?」
少し寂しそうな甘えた声を上げた。
それに笑って私はハヤテ号を抱き上げる。
そのままソファーに座って膝の上に乗せ撫でてやると、彼は気持ち良さそうに目を細めた。
柔らかな黒毛の感触が誰かさんとダブる。
・・・別に寂しい訳じゃない。
けれども、彼の好きなビーフシチューを沢山作ってしまったから処理に困るなとか、仕方ないから部屋を掃除した事とか、ベッドのシーツまで新しくしてしまった事とか、いろんな事が頭をよぎって困る。
こんな風にぽっかり空いてしまった時間は余計な事を考えてしまってとても困る。
別に寂しいわけじゃない。私はもう一度自分に言い聞かせた。
私達の関係には特別な名前なんかついてなくて、だから、私には寂しいとか思う必要は無いわけで。
いつの間にか眠ってしまったハヤテ号を抱き上げて、私は立ち上がった。
こんな日は私ももう、寝てしまおう。眠って全てを忘れてしまおう。そして、明日にはまた部下の顔であの人に会える様に。

私はハヤテ号を彼専用のバスケットにそっと降ろすと、ベッドルームへと向かった。

――食卓の伏せられた二人分の食器だけがそれを見ていた。


 名前の無い関係 2

もうすぐ退勤・・・という時刻を見計らったかの様に中央の将軍の来訪を告げる報告が入った。ロイの事を煙たがっているこの将軍は、何処からかの視察帰りの様で、大方通りがかったついでに嫌味の一つや二つ言いに来ただけに違いない――そうロイは決めつけた。
とにかく慌てて司令部の外の公衆電話に走り、己を待っていてくれているだろう彼女に電話をかけた。
「今夜は行けそうにない」
彼女の反応は怒るでもなく、ましてや残念がる風でもなく、ただ一言。
「事件ですか、私も参りましょうか」
冷静ないつもの副官がそこにいた。
事件ではない旨を告げると安心したようだったが、結局今夜の予定のキャンセルを惜しむ様な言葉は聞けなかった。
それが正しいのだろう・・・私達の関係には。
この関係には名前がない。只の上司部下ではなく、ましてや恋人同士といった甘い関係などでは決してない――こんな関係には世間一般のステレオタイプなど当てはまらない。そんな曖昧な関係に甘い言葉など期待してはいけないのだ。
それでも、とロイは思う。それでもやっぱり、自分は彼女の事を・・・。
結局の所二人の関係を只の上司と部下にも恋人同士にも変える事が出来ないでいるのは、大事にすべきものが自分には多すぎるからだ。ロイにはどちらも捨てさる事は出来ない――ならば、どちらも手に入れれば良い――元来錬金術師という生き物は欲張りなのだから。
そう結論付けるとロイは電話ボックスを出た。
差し当たっては、いかにあの嫌味な将軍との会談をスマートかつ迅速に切り上げるかだ。
――そして、何時までなら彼女は起きているだろうかと考えながら、ロイは司令部へと戻って行った。


 名前の無い関係 3

深夜のアパルトマンに控え目なノックの音が響いていた。
それはとある部屋の前で軽く三度繰り返えされ・・・やがて音は止み、変わりにコツコツと遠ざかっていく足音に変わる。
「大佐?」
諦めて踵を返した所で、ロイは後ろから声をかけられた。
振り返るとリザが半分ほどドアを開けて顔を覗かせていた。
もう休んでいたのだろう、パジャマにカーディガンを羽織った姿だった。
「すまないね、起こすつもりは無かったんだが・・・」
「何を今更。いらっしゃっておいてそれはないでしょう・・・さあこんな時間です、近所迷惑ですから早く入って下さい」
どこか怒った様な表情でリザがロイを招く。
「あ、ああ」
それに戸惑いながらもロイは扉をくぐった。
促されるままにソファーに腰を降ろすと直ぐに湯気の立っているティーカップがおかれる。
「それでも飲んでいて下さい。夜食をお出しますから。・・・どうせ夕食、きちんと食べてらっしゃらないんでしょう?」
「あ、ああ。すまない・・・もしかして用意しておいてくれたのか?」
「まさか・・・残り物ですよ」
そう言いつつもリザが用意してくれたのは自分の大好物のビーフシチューで。
「・・・」
サラダにパンとやけに豪華な夜食をロイは早速頂く事にする。
そんなロイの様子をリザは何も言わずにジッと見ていた。
「その、すまなかったな。こんな時間に」
「・・・ええ、本当に。そう思うなら控えて下さい。こんな時間に出歩くなんて不用心ですし、自宅にお戻りなった方がゆっくりお休みになれるでしょう?」
やっぱり何処か怒った様な彼女に、やはり迷惑だったのだろうかとロイは思う。
件の将軍の相手を苦労して務め、舌先三寸でどうにかこうにか最終のセントラル行きの汽車に乗せて、ようやくやってこれたというのに。
気持ち良く寝ていた所を起してしまったのは悪かったが、もう少し・・・こう、疲れてやってきた自分に対していろいろあっても良い気がする。
・・・それも仕方のない事なのだろうか。自分達はそんな甘い関係ではないのだから。
暖かい食事にありつけだけで良しとすべきなのかもしれない。
そんな事を考えながら食事を終えると、ロイは立ち上がった。
「さて、腹も一杯になった事だし、帰るよ。・・・遅くに悪かったな。ご馳走さま」
「え・・・」
名残惜しい気分を振り払う様にロイは玄関へと向かった。
後ろからリザがついてくる気配がする。
顔を見てしまうと帰るという決心が鈍りそうで、ロイは振り返えらずにドアノブに手をかけ――そこでグイッと後ろに引っ張られた。
「中尉?」
後ろからロイの片腕をまるで抱き付く様にリザが抱えていた。
「帰ってはダメです・・・」
「・・・」
「その・・・こんな時間に外を歩くのは危険ですから・・・泊まっていって下さい」
「・・・良いのか?」
「・・・仕方ありませんので」
伏せられたリザの顔は良く見えなかったが、耳は赤く染まっていて、抱えられた腕を引く力は強かった。
・・・まるで絶対に離さないという様に。
不器用な彼女の想いが初めて判った様な気がした。
・・・もしかして、今夜彼女は自分が来るのを待っていてくれたのかもしれない。
肝心な事は何も言わず、口を開けば迷惑だみたいな事を言いながらも、それでも自分を待っていてくれたのかも。
「そうか」
ロイは振り返ると、素直じゃない彼女の頭にそっとキスを落とす。自分の想いも少しでも彼女に伝わる様に。

自分達の関係にはこれと言う名前はない。
けれど、今はこれで良いと思う――互いを想う気持ちはどんな関係にも負けないのだから。




**************************
[PR]
by netzeth | 2011-06-15 20:51 | Comments(0)

ロイアイの日

ロイアイの日おめでとうー!・・・ってもう過ぎてますね(笑)良いんだ、今日はロイアイ+1日の日って事で。

さて、ロイアイの日企画の長文錬成はなんとか終わりました~。毎日たくさんの方々に見に来ていただいて本当にありがたかったです。また、毎日たくさんの拍手やご感想をいただいて本当に励みになりました。ありがとうございました。調子にのって、6月いっぱいくらいはトップに置いておきます(笑)

あ、あとロイアイの日関連で、当サイトでもリンクを貼らせて頂いている素敵過ぎる企画「611Museum of Anniversary」様が始まっておりますね! うめこもささやかながら寄稿させて頂いてます。企画内企画「セリフしばっター」にも投稿させた頂きました。
ああ・・・それにしても皆様の素敵なロイアイがいっぱいで大興奮ですv

さて、ロイアイの日の余韻に浸る暇もなく、お次は夏コミの原稿が・・・。せっかくの夏コミなのでぜひとも新刊を出したいものです。頑張ります。姿が見えなかったら、原稿やってんだなーと思ってください(笑)



拍手ありがとうございます!
続きより、拍手コメント(6/11分)のお返事です。

続き
[PR]
by netzeth | 2011-06-12 11:57 | 日記 | Comments(0)

ギュッとしてチュー

「よお、ロイ! 元気かあ?」
「たった今、元気じゃなくなった・・・」
午後の東方司令部に響きわたった、ひたすら脳天気な声に私は盛大に顔をしかめてみせた。だが、奴はそんな私の事など露ほども気にせず、バンバンと無遠慮に肩を叩く。
「そーか、そーか。そりゃ困ったなあ。よし、俺が元気の出るものを見せてやろう。・・・ジャーン! 見ろ! 俺のマイ・天使、エリシアちゃん、あんよがじょーず☆だ!」
無理矢理鼻先につきつけられた写真には、1~2歳くらいの幼女が掴まり立ちをしている。
「どーだ! 可愛いだろ~プリティーだろ~キュートだろ~」
「・・・全部だいたい同じ意味だろうが」
しかし、私のツッコミなど無意味であった。奴はひたすらハイテンションに突っ走っている。
「ん~? 俺の可愛いエリシアちゃんだけじゃ不満か? そんなお前には・・・ジャーン! マイ・女神のグレイシアも一緒☆バージョンも・・・あ、勘違いすんなよなー、グレイシアは俺のであっていくらグレイシアが美しすぎるからってお前にはやらんからな?」
「いらん!!」
バンっと机を叩いて私は奴――ヒューズの寄越した写真を突き返した。
まったく・・・私は大きくため息をついた。
親友のマース・ヒューズは中央の軍法会議所に所属する軍人である。階級は中佐。国家錬金術師でもなく、私と同い年で中佐の地位にあるのだから、相当な切れ者なのである。事実奴には助けられる事も多い。イシュヴァールを共に戦い抜き、私の野望を理解し、助力を約束してくれている頼もしい同士・・・のはずなのだが、この異常な家族自慢さえなければ・・・と常々思っている。
今日は東方への出張がてら中央の情報などをリークしに来た(そしてついでに家族自慢をしに来た)・・・らしいが、絶対にその本題とついでが逆のような気がするのは気のせいではあるまい。
今日も奴は仕事なんか二の次といった体で、元気に家族自慢している訳である。・・・これで一体いつ仕事しているのかいつも謎なのだが。
「やだねーーロイくんたら、イライラしちゃってさー」
「誰のせいだっ」
「やっぱり独りもんはダメだね、余裕っていうもんがないよ」
「関係ないだろう!」
「いんや、関係おおありだね。・・・お前さーリザちゃんとはどーなってるわけ?」
突然出てきた中尉の名前に、私は不覚にも動揺する。
「なっ、何バカな事を言ってるんだっ。どーもなっているわけないだろう。彼女はただの部下だ! あと、ちゃん付けするな。ホークアイ中尉と呼べ!」
「ただの部下ねえ・・・」
ふーんと私に胡乱げな眼差しを向けるヒューズ。
その含みのある視線に私は弱かった。
何しろヒューズはイシュヴァールの頃から私と中尉を知っている。奴に彼女との関係を詳しく話した事は無いが、勘の鋭い男だ、彼女と私がただならぬ関係であることはすでに見抜かれているだろう。その上で奴はこの話題を振ってくるものだから質が悪い。
・・・私が中尉をどう思っているのかも見透かされているのかもしれない。愛する女性と迷いもなく結婚した奴からしてみたら、私たちの関係はさぞ歯がゆく見えるのかもしれないな。
「ただの部下にしてはロイくん、嫉妬し過ぎじゃね? リザちゃんって呼んだだけでさー」
「なっ、嫉妬じゃない! 軍部内で階級で呼ぶのは当然のことだろう」
「ふーん。じゃ、プライベートなら、リザちゃんって呼んで良いわけ?」
「ぐっっ・・・ダメに・・・決まってるだろう!」
叫ぶようにして立ち上がった私をきょとんと見上げた奴は。
「ぶっ、あははははーー! ロイっ、最高! お前・・ふっ、ははははははーー!!」
腹を抱えて笑いだした。
・・・判っている。ただの部下にたいしてそんなこと口出しできるような立場にないことは。だけど、他の男に(例えヒューズでも)リザちゃんなんて彼女の名前を呼ばれるのはムカつくんだ。くそっ・・そんなに笑うな!
「いい加減に笑うのを止めないと、燃やすぞ・・・」
「ははは・・・ひぃ・・やーおもしろいわ。お前やっぱ。東方司令部のロイ・マスタング大佐といえば、イーストシティどころかセントラルまで名を轟かすプレイボーイだっていうのによぉ・・・彼女の事・・・大事なんだな」
「・・・ああ」
そうだ。私は彼女の事が大事だ・・・大事過ぎてどうしたらいいか判らないくらいに。
「大事にするのは良いけどよ、時には思い切って行動してみるのも良いとお兄さんは思うぜ」
「誰がお兄さんだ。先輩風をふかすな」
「だって、俺、妻帯者だもん。こういう方面じゃお前の先輩よ? 俺」
片目をつぶってみせる仕草が本当に先輩面で、少しムカつく。
「なんでもいいからよ、踏み出してみろよ。以外にも簡単に壁なんかぶち壊せるもんだぜ? 俺の時も最初はさーグレイシア、ちょっと控え目な奥ゆかしい女性っていうの? だからさーこう、いい感じになるまではいろいろあってさー、でも、今はもうラブラブ? そうそう、この前もさー」
せっかく、たまにはまともな話をしたかと思えばあっと言う間にいつもの家族自慢に戻ってしまった。
まあ、奴は奴なりに私達の事を心配してくれていたのだろう。・・・おせっかいめ。
少し、ヒューズに感謝しても良いような気がしていた私は奴の家族自慢をおとなしく聞いてやっていたが、それが延々延々と続くにあたってやはり、だんだんと我慢できなくなってきた。そして、とうとう、話がエリシアとパパとの愛のコミュニケーションその10に至ったところで、
「いい加減にせんか!!」
私の堪忍袋の緒が切れた。
「人が止めないと思えばお前は~~同じ話を何度も何度も・・・」
「同じ話じゃねーよ、いいから聞けって。そこで俺はいつも家に帰ると一番にだな・・・エリシアちゃんをギュッとしてチューっとするわけなんだよ。その時のエリシアちゃんがだな・・・これがまた可愛くって・・・」
私は発火布を装着する。
・・・奴にはこれくらいしなければダメなんだ。
問答無用で指を擦ってやれば奴の前髪のあたりで、ぼんっと火花が散った。
「わっ! 判った! 行くよ! もう帰るからっ。んとにお前って短気だよなあ・・・そんなんだからリザちゃんに・・・」
「うるさい!」
私は続けざまに指を擦った。ぼんっ、ぼんっとヒューズの鼻先で爆発が起こる。
「うわっ・・・!」
ヒューズは慌てた様子で回れ右をして部屋から出ていく。やっと行ったか・・・と、胸をなで下ろしたところで、扉が再び開くとヒューズが顔だけ覗かせた。
「ロイ、お前も早くリザちゃんを嫁に貰えよ!」
ニカっと笑い、言いたい放題言ってじゃなっとヒューズは素早くドアを閉めた。
「なっ!」
私はカッとなって立ち上がった。
どうしても一言言ってやらねば気がすまん!
ツカツカと扉に近づく。
「いいか! ヒューズ! いい加減しないと私がエリシアを・・・・」
扉を開けつつ、すうっと息を吸い込みながら親バカに一番効くだろう脅し文句を口にする。
「ギュッとしてチューするぞ!!」
「「あ」」
そこに居たのは髭面メガネではなかった。
金色の髪、鳶色の瞳。その大きな瞳を見開いて・・・己の副官リザ・ホークアイ中尉が私を凝視していた。
彼女のすぐ後ろにいたメガネがニヤニヤ笑いながら、じゃなロイ頑張れよ! などと言いつつ手を振って去っていく。
・・・謀ったな・・・ヒューズ・・・。
私は事態を把握していくにつれ、顔が火照っていくのを感じた。
ヒューズはちょうどやってきた中尉を私の「ギュッとしてチュー」発言に合わせて、扉の前に押し出したのだ。
つまり・・・先の私の発言を・・・彼女は当然自分に向けられた(何しろ主語を彼女は聞いていない)と思っているはずで・・・。
あまりの事態に私は混乱のあまり、言葉が出なかった。ここで中尉も、「何言ってるんですか、くだらない事を言ってないで仕事してください」とでも、素っ気なく返してくれれば良かったものの、しかし彼女は、
「あ、あの・・・私・・・・」
なんて言いながら、ポッと顔を赤らめたりしてくれた訳で。
私も自分の台詞を改めて反芻してしまったりなんかして。そして、中尉の反応を重ね合わせると・・・彼女は嫌がっていない――なんてとんでもない結論に達してしまう訳で。
「覚えてろよ・・・ヒューズ・・・」
しばらくはまともに副官の顔を見られそうもない。
おさまらぬ顔の火照りを片手で覆って隠しながら、さて彼女になんて言おうと、私は途方にくれるのだった。



END
*************************

お読み頂きありがとうございましたvv
[PR]
by netzeth | 2011-06-11 10:52 | Comments(0)