うめ屋


ロイアイメインのテキストサイト 
by netzeth
プロフィールを見る
画像一覧

GW前半戦

このGW前半の3連休は何をするでもなく、だらだらと過ごしてしまいました。もっと建設的なことをすれば良かった~と少し後悔しつつ明日、明後日は普通に仕事だー。でもいいんだい。うめこのGW本番は後半なのですからね! そういえば、スパコミのお天気どんどん下り坂でとうとう雨マークがついていまいましたね……。おせめて午前中くらいは降らないでいて欲しいなあ。

3連休で、した多少マシなことといえば、ご飯作った事くらいですかね。初日は白菜と豚肉のミルフィーユ鍋。これ、天体戦士サンレッドのヴァンプのさっと一品で習ったもの。簡単、ヘルシーでポン酢で食べるとすごく美味しい。二日目は貰った春キャベツを消費すべくお好み焼き。キャベツを大量に使った料理で、レシピ見ないで作れるものがこれくらいしかなかったw と、ひき肉が大量にあったので、大根と肉団子入りすいとん汁。そして今日は簡単牛丼と、昨日のすいとんの残り。基本的にはあまり面倒がないものばっか作ってますねー。ちなみに私はじゃがいもの皮むきと、フライの衣付けが一番嫌いw じゃがいもは芽が残ってないかとても心配して神経質になってしまうし、フライの衣は残ったパン粉とか粉とか玉子とかの処理が面倒。……多分料理は私にはあまり向いてないんだろうなあww

そういや、愛用しているパウダーのデカい方がいつの間にか廃盤になっていて軽くショックでした。なんだよー知っていたらいくつか買いだめしといたのに!普通のの4~5倍くらい入っていてお値段は300円くらいしか違わないからすごくお得だったのになあ。


拍手ありがとうございます~(^^)
[PR]
by netzeth | 2012-04-30 18:55 | 日記 | Comments(0)

タイバニ

結構前に相方氏と池袋ナンジャタウンに行ってきたのですが、ちょうどタイバニフェアーをやっていたので、その時の写真です。当日はコスプレイベントをやっていたようで、ナンジャタウンの中はコスプレイヤーさん達がいっぱい。あれは誰々~のコスだ!と私たちも楽しませて頂きました♪ キャラスイーツを食べたのですが、どれも可愛いv ……ですが、私はタイバニ視た事ないんですよねww それでも、十分楽しめました。……で、何を思ったかと言いますと。見ていないアニメでこれだけ楽しかったのだから、鋼のフェアの時に行っていたらどんだけ楽しかったのかと……! 今更ながら行っておけば良かったとものすごく後悔いたしましたww 

a0146279_20493349.jpg

a0146279_20495771.jpg



拍手ありがとうございます!
以下続きから拍手コメント(4/28分)のお返事です。

続き
[PR]
by netzeth | 2012-04-29 21:01 | 日記 | Comments(0)

もういくつ寝ると。

もういくつ寝ると~スパコミですね! とうとう一週間前という事で恒例のそわそわが止まりませんw 何度経験してもこのそわそわ慣れないわあ……。ところで、一週間前なので、お天気予報が出ましたけども、スパコミ初日は曇りらしいです。おおう……微妙だわ……。まあ、一週間もたてば大抵お天気なんて変わってしまいますけどねー。良い方に変わることを祈りますv

完全版13巻の描き下ろしラフがロイアイと聞いて欲しい!と思っている分かり易いうめこですww なんでも食事シーンとか…。牛先生の新しいロイアイを見る機会はもう貴重なので、今、とっても欲しい。……密林さんでぽちってしまいそうだわww


拍手たくさん頂きありがとうございます~!

>4/26 コメント下さったN様
レス不要とのことですが、一言だけ!
嬉しいご感想、お言葉ありがとうございます(^^)

以下続きから拍手コメント(4/25分)のお返事です☆

続き
[PR]
by netzeth | 2012-04-26 23:17 | 日記 | Comments(0)

危機一髪

荒川せんせーの描かれるワンコはめんこいのう……。遅ればせながら銀匙の子犬を見て思った事。ワンコが可愛い方のマンガはハズレがないと思う。(超個人的意見)


そういえば。スパコミの新刊が家に届いたのですが、危機一髪だった事がありまして。同時期に父に頼まれてネットでアイロンを頼んだんですよね、それで、どうも新刊をアイロンだ!と誤解した父上がちょうど荷物を受け取り、ダン箱を持っていってしまったのですよ!普段は私の名前で来た荷物を勝手に持っていったりなんて決してしないのですが、その時はタイミングが悪かった……。本、来ないなーっとずっと思ってたら、父がもうアイロン来たよ!と言い出しおった。ん?それ昨日入金したばっかでまだ発送連絡もないんだが……ってんで父が出してきたのは私の新刊!!Σ(゚Д゚;) 良かった……開けないでくれて本当に良かった。重いからてっきりアイロンだと思ったんだってさ。うん、本だから重いんだよ……父ちゃん。

SSを更新しました。
今回は未来捏造ロイアイの子供ネタ。
[PR]
by netzeth | 2012-04-25 02:32 | 日記 | Comments(0)

風薫る日に。

甘い花の香りを含んだ爽やかな風がカーテンを揺らしていた。
その香りと、子犬たちのはしゃいだ鳴き声と、そして笑いさざめく明るい子供の声に誘われる様に目を開けると、足下に幾つも小さな毛玉がじゃれついてきていた。
キャウキャウと鼻を鳴らす小さな子犬達と、お日様の匂いがする小さな金髪と黒毛の頭。その柔らかな髪をロイは優しく撫でてやる。
「お兄ちゃんもレディもどうした? ママは?」
「ママはおでんわちゅうだよ!」
「なの!」
「電話?」
「おじーさまからだって、ママ言ってたよ!」
「なの!」
自分そっくりの黒い瞳と妻そっくりの鳶色の瞳で見上げてくる双子の兄妹の可愛らしい姿に、ロイは思わず破顔した。
同い年とはいえ兄としての自覚があるのか、息子は歳に似合わないしっかりとした口調で話す。対して妻に生き写しの娘は少し甘えたで、兄の後ろをヒヨコの様にくっついて離れない。ハヤテ号の子供達が大のお気に入りで、そのまだ幼い子犬を今もぬいぐるみの様に胸にギュッと抱き締めている。
「こらこら、そんな風にしたらライトニング号が苦しいだろう?」
ブラックライトニング号――黒い稲妻という勇ましい名前を授かった(もちろんリザが命名した)親犬そっくりの子犬を娘の腕の中から助け出してやる。
子犬はロイの腕の中でくふーっと息を吐き出した。――やはり子供の力といはいえ、苦しかったらしい。
「わたしも! だっこ! なの!」
途端に腕を伸ばしてせがむ娘にロイは優しく微笑むと、その小さな体を抱き上げて、ソファーに座る己の膝の上に乗せてやった。
子犬と一緒にパパに抱っこされて、娘はにっこにこである。
そうなると複雑なのは双子の兄だ。
お兄ちゃんであり、男の子であるからと、常にいろんな事を妹に譲っている優しい子だけれども、それでもまだ三つ。パパに甘えたい年頃なのだ。息子はジッとロイの膝の上の妹を羨ましげに見上げている。
「ほら、お兄ちゃんもおいで」
ロイは息子も軽々と抱き上げて腕の中に収める。すると、当然もう一匹残った子犬、ブラックタイガー号(やはりリザの命名である)も当然のごとくくっついてきて、あっと言う間にロイの膝の上は子犬二匹に、子供二人の大所帯になってしまった。
「へへ……パパにだっこ、だっこ~」
「あのね、あのね、おともだちにらいとにんぐごう、とたいがーごうをみせたんだよ!」
「そうか」
「おりこうさんだってみんなほめてくれたんだよ! でもね……へんなおなまえっていわれちゃったんだ、やっぱり、へんだよね」
「へん! へんだよ!」
「キャウっ!」
「キューン!」
「……そう言うな。私だって出来れば子犬のためにも、自分で名付けてやりたかったさ。でもな、そうなると今度はおまえ達の命名権を譲らねばならん。……そればっかりは阻止しなければならなかったんだ。おまえ達にあのセンスが遺伝しなくて本当に良かった……」
「何が良かったんですか?」
膝の上の子供達(プラス子犬達)としみじみと語らっていたらば、突然部屋の戸口から声がかかり、慌てて頭を巡らすとそこには不思議そうな顔をした妻が立っていた。
その足下にはハヤテ号と、その奥さんである白い犬、そして小さな白い子犬を伴っている。
「い、いや、なんでもないよ。……ところで、グラマン閣下からはなんと?」
笑って誤魔化して電話の内容へと話を向ければ、妻は困った様に眉を八の字に寄せて、ふうっと息を吐いた。
「それが……この子達へのプレゼントの事で……」
「プレゼント……? もしかして三つの誕生日の贈り物の事か? 私の記憶が確かならこの前にもう頂いたはずだろう?」
「はい、私もそう申し上げたんですが。……今度のは誕生日のプレゼントではなく、三歳と三ヶ月のお祝いだそうです……」
「……あの方も相変わらずだなあ……」
ロイはグラマンのその曾祖父となってますます、血色の良くなった顔を脳裏に思い浮かべて苦笑した。
彼はこの双子の兄妹を目に入れても痛くないくらい可愛がってくれている。だがそれも時々度が過ぎて、何かにつけてプレゼントを送ってきたりとその爺バカぶりにロイ達も少々困っているのだが。
「もう……お爺様はこの子達を甘やかし過ぎです。教育上よくないのに……」
「まあ、いいじゃないか。きっとグラマン閣下も曾孫が可愛くて仕方がないんだよ。引退なさった老人の楽しみを奪うものではないよ」
「他人事みたいにおっしゃってますけどね、閣下も同罪ですよ?」
妻となっても自分を相変わらず閣下と呼ぶくせが抜けないリザを内心愛おしく思いながらも、ロイは反論を試みる。
「まて、私も、か?」
「当たり前です。……この子達が生まれる前から、おもちゃやら、服やら、大量に購入なさっていたのはどこのどなたでしたっけ?」
リザに睨らまれて、ロイは思わず視線を逸らした。それを言われると耳が痛い。けれども、これほど可愛い我が子をどうして可愛がらずにはいられようか。そう、主張しようとロイは口を開きかけたが、次の瞬間恨みがましい顔を見せたリザに言葉を止めた。
「だから……だから私が厳しくしなければならないんですよ? 私だって本当はこの子達を甘やかしたいのに……」
母親としてしっかりと子供達を育てなければならないという責任感の強いリザらしい考え方だが、しかし、根本のところは彼女もロイと同じく親ばかをしたいらしい。
彼女の本音にロイは思わずぷっと吹き出してしまった。
「なんだ。だったら、ほら、君も来たまえ。教育も大事だが、まだ三つなんだ。思う存分甘やかせばいいじゃないか」
「でも……」
「大丈夫。私と君とグラマン閣下、皆で甘やかしたってこの子達なら心配ないよ。きっと健やかに育つさ。……なにせ君と私の子なんだから」
自信満々に言い放つロイに、リザは少々呆れた顔を見せたが、その誘惑に勝てなかったのだろう。ロイ達のいるソファーに腰掛けると、夫と子供達に寄り添った。
「もうっ……仕方ありませんね……」
大好きなママも一緒だと子供達はきゃあきゃあと歓声を上げる。そして、その足下には親犬と子犬達がそれぞれ伏せって主人達と同じく寄り添う。
ロイはリザの肩を抱き寄せると、膝の上の子供達の頭を撫でた。
薫る風が吹いて、ロイの頬を優しく撫でていく。
そして、妻と子供達と、犬達の温もりを感じながら、ロイは再び目を閉じた――。


「閣下……? 閣下?」
うっとりとした気持ちの良い感触に目を開けると、たおやかな手がロイの髪を撫でていた。見上げると、見慣れた副官――いや、いまや己の妻となったリザがロイの顔を覗き込んでいた。
「ああ……すまん。眠ってしまっていたようだ」
「そんな場所で動かなくなるから、何事かと思いましたよ?」
どうやらロイはリザのお腹の上で眠ってしまっていたらしい。そう、ちょうどソファーに腰掛けるリザのお腹に膝立ちで抱きつくようにして眠っていたのだ。
あまりの己の器用さがおかしくて、ロイは思わず笑みをこぼす。
「すまん。……あんまり幸せで気持ちが良かったから、つい、な」
「もう……なんです、それ?」
そう呆れた口調のリザも実は口元は笑っている。
仕方なのない人……というその彼女の微笑みを、ロイはずっと愛してきた。それは上司部下という関係が夫婦と名を変えた今でも変わらない。
長年のその上司部下という関係を変えたのは、ある出来事がきっかけであった。もともと互いに愛し合う関係であったのだから、あくまでもそれはきっかけに過ぎなかったのだが、今思い返してもあれはロイにとって衝撃的な出来事であったといえよう。
それは二人の間――いや、周囲の人々まで巻き込んで騒動を引き起こしたが、結局それを乗り越えて、ロイとリザは今夫婦として二人ここにある。――そして、もうすぐ二人ではなくなるのだ。
ロイは改めてリザのもうだいぶ膨らんで丸みをおびたお腹――二人を夫婦へと結びつけたそのきっかけにと耳を押しつけた。
「男の子でしょうか、女の子でしょうか」
もうすぐ母となる彼女は穏やかな声でロイにそう問いかけてくる。その問いにロイは確信を持って答えた。
「きっと私に良く似た男の子と、君に良く似た女の子だよ」
「……それは…双子…という事ですか?」
「ああ、そうだ」
余りにも自信ありげな夫の言葉に少し不思議そうリザは小首を傾げたけれども、けれどもそれに否定の言葉は述べずにただ、フッと優しい笑みを浮かべた。
「そうですね。私も閣下も兄弟がいませんでしたから。……そうだといいですね」
結婚が遅かったので、もう二回目の出産は無理だろうという意味を含ませてリザが呟く。それを察して、ロイは彼女の手を握った。
「大丈夫。元気で、可愛い双子の兄妹だよ」
「ええ……」
花の香りを含んだ風が窓から吹き込み、ゆるやかにカーテンが波をたて、柔らかな風が二人を包んだ。ロイは夢見心地で目を閉じる。そして、幸せな夢が実現する事を確信して、ロイは再びそっと新たな命の音に耳を傾けたのだった。




END
*************************

授かり婚話in双子。幸せ家族を目指しました。
[PR]
by netzeth | 2012-04-25 02:13 | Comments(0)

ご連絡です。

拍手ありがとうございます!
以下続きから拍手コメント(4/20分)のお返事です。
お心当たりの方、ご連絡事項がございます。続きよりどうぞ~。

続き
[PR]
by netzeth | 2012-04-20 21:22 | 日記 | Comments(0)

通販休止しました。

【通販連絡事項】 自家通販を休止いたしました。お申し込み下さった方々ありがとうございました!再開はスパコミ後を予定しています。

スパコミ新刊『Dream of Butterfly』は書店とらのあな様でも委託をしております。ただ今予約が始まっているようです。よろしくお願いいたします。

とらのあな様委託ページ

お知らせはこんなところでしょうかね。

原稿終わったらやろうと思っていた部屋の片づけが全然進みません。なんというか…もう腐海です。原因は分かってます。部屋のキャパに対して物が多すぎるんですよねー。服とかタンスやクローゼットに入り切らず、外に置いてある時点でもう……ort 本も本棚から溢れてるんですよねー…。物を減らすか、収納を増やすかの二択ですけど、物…はこれでも減らしているつもりなんですよ…という事は収納だな。部屋にある学習机(使ってない)を処分してそこにタンスと洋服掛けと本棚を増設したい。そうすれば私の座る場所も増えると思うんだ。……問題は学習机を処分するためにはその中の物を出さねばならんと言うことだなー。それを置いておく場所もない!(;´Д`)……四次元ポケットが欲しいよ、ドラえもん……。


拍手たくさんありがとうございます♪
[PR]
by netzeth | 2012-04-19 21:12 | 日記 | Comments(0)

ハンター

タイトルがアレですが、別に某マンガの事ではありませんw

今日の夕飯は母上がハントしてきたアサリでした。量が少ないのでおみそ汁になりましたが、あ~ボンゴレにしたかったなあ…バター焼きでもいいなあ。ビバ海の幸。

うちの母上は自然の恵みハンターでして。海では海草やら貝やら、そして、山では山菜やら筍やら、ハントしてきます。きっと食料不足になっても余裕で生きていけるよなあ…ってつくづく思っている娘でした。
ホークアイ家はびんぼーなので、パパンと弟子とリザたんで仲良く今日の晩御飯ハントでもしてたら楽しいなあ……。



拍手ありがとうございます!

>4/17 コメント下さったN様
レス不要とお気づかい頂きましたが、一言だけ!
面白いという言葉が一番の励みです☆ありがとうございました(^^)
[PR]
by netzeth | 2012-04-17 22:28 | 日記 | Comments(0)

マンキン。

風邪を引いたらしい兄貴を近寄るなと邪険にしているうめこです、こんばんは。兄は父から風邪を貰ったので、私に移るのではないかと警戒しています。今風邪とか絶対に嫌だ。

今週のジャンプ情報を見ていたら、マンキンの続編が新連載という情報を目にしました。なんでも息子の代の話だそうで。……いいなあ。マンキンは完全版で描き下ろし完結編、で続編と数年を経て復活してますねえ。やはり鋼も……と考えてしまうわあww うらやま。


拍手ありがとうございます~。
以下続きから拍手コメント(4/15、4/16分)のお返事です。

続き
[PR]
by netzeth | 2012-04-16 22:11 | 日記 | Comments(0)

ナイト・フォーク

新緑の季節に中央から地方司令部の視察と称して東方を訪れた老人は、相変わらずの歳に似合わない血色の良い顔つきと、飄々とした態度でロイ以下東方司令部一同を翻弄すると、ロイを伴ってかつての己の部屋、ジェネラルコマンダー室へと足を踏み入れた。
「もう以前と同じようにお一人で司令部内を歩き回られては困ります。皆閣下に恐縮して仕事になりませんでしたよ。ご自分のお立場をお考え下さい」
「ごめん、ごめん。だって東方司令部、懐かしかったんだもん。東部の女の子は美人が多いしね~。しかし、いやだねえ。大総統もなると、自由に動けないし、女の子のお尻も撫でられなくなるんだね~」
「それは大総統閣下でなくとも、撫でられないと思いますが……」
セクハラですよ、と。苦言を呈すロイに、ほっ、ほっ、ほっ、笑い声を上げる老人――グラマン現大総統閣下。そのちっとも悪びれていない様子にロイははあっと内心ため息を吐く。この点――護衛も連れずに好き勝手に出歩く――で言えば己の日頃の態度もあまり誉められたものではないが、ロイは自分の事は棚に上げて、思わずグラマンに説教したくなった。
前任地である東方司令部を懐かしむ気持ちも十分に分かるが、グラマンはもう軍のトップ。泣く子も黙る最高権力者なのである。あまり気安くほいほい出歩かれては下の者に示しがつかないし、女性の尻を撫でるなどと言わずもがなである。軍の風紀の乱れをトップが推奨してどうするのだ。
「まあまあ、そんなに固い事言わずに。マスタング君も将軍になってから、口うるさくなったよね~。リザに似てきたんじゃないの?」
しかし、己の行いを反省する事もなくついには孫娘の名前まで出してきたグラマンに処置なし、とロイは肩をがっくりと落とした。
……リザに弱い自分の事を知った上でのこの物言い。この人にはいつまで経っても勝てる気がしない。
「それより、早くやろうよマスタング君。ワシ、ずっと楽しみにしてたんだよ? 何しろ中央の連中は揃いもそろって手応えがなくてさあー」
ロイの心中を知ってか、知らずか。グラマンはわくわくといったまるで子供の様な表情でロイを促す。
「……了解しました。グラマン大総統閣下」
それに苦笑を浮かべると、ロイは用意してあったあるものを二人が向かい合って座っている机の上に取り出した。
それは昔、東方を去る際グラマンから譲り受けたチェス板と駒。それはかの約束の日以前、ロイがブラッドレイにより部下という手足をもがれ孤立無援となった時、ロイとグラマンを繋げる役割を果たした思い出深いものだ。
チェス板を広げると、嬉しそうにグラマンが早速駒を並べ始める。
この老人は昔からロイとチェスを打つ時間が好きだった。むろん、ロイとのチェスの時間はチェスばかりでなく、二人の情報交換という重要な時間ではあったが、それを抜きにしても、グラマンはこのゲームが大好きだった。そして、このチェスを愛する彼は、このゲームの達人であり、それなりの腕を自負するロイをもってしても勝利を得るのは簡単な事ではなかった。
初めて一勝できた日を思い出すとロイも感慨深いものがある。あれから数年が経ち、二人を取り巻く状況も、その階級も激変したが、ロイとグラマンの関係は変わらずに、今でも会えばその腕を戦わせる仲であった。
変わった事と言えば、以前よりロイの勝率が上がった事だろうか。この老獪な最高権力者はそれを喜び、そして新たな好敵手の存在に胸を躍らせ、このように東方にやってくるたびにロイにチェスの相手をさせる様になったのである。
「おっ、そうきたか! これは…ちょっと厳しいかな? マスタング君、やるね~」
ロイの手にグラマンは一喜一憂しつつも、チェスを指している。
既に国のトップとなったにも関わらず彼の変わる事の無いささやかな趣味。……なんだかんだ言いつつもこの好々爺然とした老人を好いているロイは彼を心秘かに微笑ましく思っていた。
だが。
「で、マスタング君」
「はい」
「いつになったら、うちの孫と結婚してくれるの?」
唐突に、何の脈絡もなく飛び出したグラマンの言葉に、ロイは思わず指そうとしていた駒の位置を間違えた。
「ああっ……」
「お、ラッキー。待ったはなしだよ?」
劣勢が一気にくつがえり手を叩いてグラマンが喜ぶ。しかし、その一手のミスよりもロイには先ほどの彼の言葉の方がよっぽど痛かった。
「……あの、閣下。それはどういう……」
「うん? リザの事? そんなのそのまんまの意味だよ。だってマスタング君、あの時は気が早いとか言って返事を先延ばしにしたじゃない? もう、いい加減リザもいい歳だしさー、そろそろ貰ってくれても良いと思うんだよねー」
「そ、それは……しかし…私は……」
思わぬグラマンからの攻撃にロイはたじろいた。まさか、あんな昔のチェスの合間の戯れ言を、グラマンが覚えていて、しかも本気にしているとは思ってもいなかったのだ。
「あ、リザとは何でもありません、とか言うの無しね。ワシの目はふしあなじゃないよ? 君らがどういう関係かくらいお見通しなんだから」
「や、そ、それは……閣下」
「……ん? もしかして、本当にまだ手を出してなかったりするの? あんなビューティホーで、ナイスバディーの子相手にそんな事ないよねえ……。もしそうだとしたら、ワシ、マスタング君にはあっちの趣味があるとか、下半身の病気持ちとか疑っちゃうけど?」
「……ち、違います! ちゃんと私は……!」
慌てて全力で否定したが、すぐに己が墓穴を掘った事にロイは気づいた。……そこで否定してはリザに手を出してますって白状したようなものではないか。
「なら、いいよねえ? 両想いなんだから、何の問題もないよね? リザと結婚しても、さ」
「そ……それは…、そうだ、軍の規定がありますっ」
「ああ、上官とその直属の副官同士には婚姻関係にあるものは就けないって、いうあれ、ね。あれ、ワシが撤廃するから。問題ないよ」
さらっと公私混同発言をする、現最高権力者。それを諫める言葉も思いつかず、ロイはもうただひたすら首を振るしかなかった。
「いや、その……ですから……」
「もうっ、往生際が悪いねえ……。だったら、こういうのはどう? このチェスにマスタング君が負けたら、リザと結婚するっていうのは。……マスタング君にも身を固めるいいきっかけになると思うよ?」
「そ、そんなっ……」
「何? 自信がないの? マスタング君ともあろう者がやる前から諦めるんだ~ふ~ん……」
明らかにバカにしたグラマンの口調にロイはカチンときた。彼の挑発の言葉は、乱れていたロイの心に闘争本能を蘇らせる。このタヌキな老人を納得させるにはもう、下手な言葉ではダメだ。実力行使というもっともシンプルで分かりやすい手段しか、ない。
「……分かりました。その勝負お受けしましょう」
「……そうこなくっちゃ」
ロイの熱く燃える挑戦の瞳を受けて、グラマンはニヤリと笑う。そして、一考すると、握っていた駒をトンとチェス板に置いたのだった。


「そんなにうちの孫と結婚したくないの……?」
かくして、勝負は決した。結果はロイの辛勝。途中のミスからここまで挽回しての勝利なのだから、これ評価に値するだろう……とロイはその結果に満足していた。
けれども、いつも負けて悔しがるというよりはロイの成長を喜んでいた風のグラマンもさすがに今回の敗戦には不満が残っている様だった。
ムッとした顔を隠さずに、ぶすりとむくれている老人に、ロイは穏やかに話しかける。
「……閣下。私にも男の意地というものがあるんですよ」
「男の意地?」
「はい。……賭チェスに負けて、仕方なくプロポーズなどしたくはありませんので」
そう、本当に愛する女に、そんな事はしたくない。賭に負けて強要されて結婚するなどという事は。
静かに笑うロイをグラマンは驚いた様に仰ぎみる。しかし、すぐにその顔に納得の表情を浮かべた。
「……そういう事なら仕方がないね。君がリザと結婚してくれたら、大総統の座を譲ってもいいと思ってたのになあ……残念」
それでもやはり無念そうにそう呟く老人に、ロイは今度はうって変わった不敵な男の顔を見せた。
「閣下に情けをかけて頂いて、大総統の座もリザも貰い受ける訳にはいかないのですよ。……まずは実力でその座を頂いてから、彼女と……と、考えております」
リザとグラマンの関係は秘密事項だが、大総統の孫と結婚したから、その座を譲り受ける事ができた――などとー万が一にも言われる可能性は排除しておきたい。
自分はリザを愛しているから彼女と一緒になりたいのであるし、それとは別に実力で大総統にだって登りつめてみせる。
そのロイの決意が伝わったのだろう、グラマンはもう何も言わなかった。
「そうか、そうか。それは……楽しみな事だねえ……」
そしてただ、たくわえたその白い髭を満足げに指でしごくと、出来のよい孫を見つめるような慈しみに満ちた眼差しをロイに向けたのだった。



「お帰りですか、閣下」
「ああ、リザ。帰るよ」
「……軍部では階級でお呼び下さいと申し上げたはずですが」
「……リザも相変わらず固いよね……まあ、夫婦は似るっていうし」
「なんの事ですか?」
「……いや、なんでもないよ。それにしても……愛されてるよね、リザは。マスタング君に」
「……ちょ、な、ほんとにっ、なんのお話ですかっ、お爺様!」



END
*************************

じいちゃん、好きです。グラマンじいちゃん。
[PR]
by netzeth | 2012-04-14 23:27 | Comments(0)