うめ屋


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by netzeth
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UVとか金ぴかとか

もう、ウルトラバイオレットのやばい時期ですね、こんばんはー。
なんかウルトラバイオレットと書くと妙にカッコいい何かに思えますが、紫外線と書くと何の情緒もありませんねー。
私は日焼け止めが苦手&塗るのが面倒いのですが、もう、日焼けをしまくっても良い歳でもないので対策はもっぱら日傘です。晴雨兼用の物を使えば突然の雨にも安心です。

職場のイベントの福引きで一等が当たりました。巨大な金色の貯金箱。……いらないort 多分そう思ってたから当たったんだろーな。聖☆おにいさんの福引きで当たったJr.を思い出したww
私は残念賞のカップ麺かジュースが欲しかったよ…。

ロイの日&ロイアイの日用に少し長めのお話を書いてます。気付いたらもう、ロイの日までもう三日しかないぜ!……終われ!


コメントありがとうございました! お返事を書きましたのでお心当たりの方は該当記事へどうぞ。

拍手ありがとうございます~(^^) たくさん頂きまして嬉しい限りです。
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by netzeth | 2012-05-29 21:36 | 日記 | Comments(0)

気づいたら。

は! Σ(゚Д゚;) と、気づいたら土曜日が終わってました。こんばんは、最近時の流れに置いてかれてばかりのうめこです。

今更ながら弁当女子をやろうと思ってお弁当箱を買ってきました。箸より洗うのが楽そうだという理由でフォークを購入したのですが、フォークでご飯は食べにくかった…。しかもお弁当といってもメンドクサイ日は作る気なし、そして多分冬になったら寒い中動くのが嫌なので止める気が満々というやる気のなさww

なんというか、日常の中で特に気にしてなくてずーっと誤解したまま過ごしていて、ある日突然気づいてあーそーだったのかーって事、私はめちゃめちゃたくさんあったりするのです。多分普段からおおざっぱに生きているせいだとも思うけどw お弁当箱を入れる小さなトートバックが欲しくてネットで見つくろっていて、そして、気に入ったのを買ったのですが……その時に気づいた。Cher(シェル)っていうブランドをずーーーっと、チェアーだと思っていたことを! チェアーってなんやねん、椅子じゃん……。


拍手ありがとうございます!

5/26 コメント下さったN様。レス不要との事ですが、一言だけ!
嬉しいご感想をありがとうございました(^^)なんとなくですがリンゴジャムなんか良いなあと思いますv

以下続きから拍手コメント(5/26分)のお返事です☆

続き
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by netzeth | 2012-05-27 02:09 | 日記 | Comments(0)

ラッシュ

こんばんは~。ぼーっと毎日を過ごしていたら、あっという間に週末ですね。もうちょっとメリハリのある生活を送りたいものです。

この前お出かけした時にラッシュの洗顔料を買ってきたのですが、これ、ゼリーみたいなカップに入っていて生~な感じなんで冷蔵庫にいれて保存していたのです。見た目からして食べ物には見えなかったので、誰にも何も言わなかったら……家族に食べられかけてましたw いやいやいや、判るでしょう! 母曰く美味しそうだった……そうです。むー油断できねえ。

SSを更新しました。可愛い話を書こうと思ったのに、ちっとも可愛くならなかった不思議。
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by netzeth | 2012-05-25 22:22 | 日記 | Comments(0)

ジャム泥棒

「ジャム泥棒よ」
士官学校時代から真面目で有名だった同期の親友が真剣な、思い詰めた顔して言うので何事かと思えば、彼女の口から出て来たのは何とも脱力するような言葉だった。
「はあ?」
レベッカがおもいっきり怪訝な表情を作って聞き返してやったにも関わらず、親友は少しも怯まずに、
「ジャム泥棒なのよ!」
その単語を繰り返した。
「いや、あんたジャム泥棒って……」
東方司令部の給湯室にはそれぞれ私物を持ち込んで置いておける場所がある。ある者は司令部名物不味いお茶に辟易して自前の茶葉を、ある者は小腹が空いた時のための菓子類を、それぞれ各自で好きな物を持ち込んで置いてあったりするのだ。今回親友――リザが問題にしているジャムとは彼女がそのスペースに置いておいた物らしい。曰く、昼食用のパンや紅茶に添えたりしていたという。それがちょっとずつ減っている――というのだ。
「あそこに置いといたら誰かにちょっとくらい拝借されるのなんて、そんなに珍しい事じゃないでしょ。そんなに目くじら立てる事?」
「もちろん、私だってそれくらい構わないと思っているけど。……でも、ちゃんとビンの蓋にホークアイって書いておいたのよ?」
「ちょっ、食べ物に名前って。やめなさいよ」
ケチくさい。という最後の言葉は喉の奥にグッと飲み込んだ。
昔から紅茶のティーパックは最低でも三回以上使ってたり、シャンプー買わずに石鹸で洗髪を済ませたり、と人一倍節約家であったリザだが、一人前の軍人となりそれなりのお給料を貰える様になっても、いまだにその貧乏性は直ってないらしい。
「どうして? ブレダ少尉だって書いているわよ。食べられたくない時はちゃんと所有権を主張すべきですよって言ってたから」
「いや、だから、うら若き乙女が食い意地はったメタボ気味の男と同列ってどうなのよ……」
リザの行動に呆れつつも、彼女の言う通り確かに少し変な気もして、レベッカは内心首を捻った。
この東方司令部で鷹の目の名を知らぬ者など居ない。親友のレベッカから見れば実態は少し貧乏性の天然入った普通の女の子であるけれども、これでもリザは東方司令部では絶対に逆らってはいけない人物リストに名を連ね、それなりの畏怖と多分な尊敬を持たれているのだ。
そのリザの名前が入った物を無断で食べる……というのは確かに蛮勇であり、かなり度胸のいる行為といえるだろう。
「別に少しくらい分けるのは構わないけども、だったら一言あって然るべきでしょう? 名前を書いてあるんだもの」
まったく誰なのかしらっ! とリザは憤慨した様子である。
実をいうと、リザの名前に臆する事無く、彼女の所有物を勝手に拝借出来る者、そしてよくこの給湯室を使うであろう者という条件に当てはまる人物にレベッカは約1名心当たりがあったが、あえてここでは名前を出さないでおいた。彼は人様のジャムに手を出すほど困窮しているようには見えないし、それに小耳に挟んだ所ではそれほど甘党でも無かった筈であったから。想像だけで濡れぎぬを着せてはかの御仁に申し訳なかろう。
珍しく感情を露にし、犯人を探すわ!っと息巻いている友人を適当に宥めつつ、レベッカはそんな事を考えていた。


「犯人が分かったのよ!」
さてリザとジャム泥棒うんぬんの会話を交わして三日と経たずに、彼女は晴れ晴れとした表情でレベッカに報告してきた。
特にジャム泥棒の犯人などに興味は無かったのだが、リザがあんまりにも話したそうにしていたので、(表情には出していないが長い付き合いのレベッカには筒抜けだった)仕方なくレベッカはで? と水を向けてやる。
するとリザは待っていたとばかりに話出した。
「なんと……ハボック少尉だったのよ!」
意外な犯人にびっくりでしょ? とリザの瞳は言外に語っていたが、レベッカとしてはまあ、犯人としては無難なとこよね、という感想しかなくて少し反応に困る。
「あ、犯人っていう言い方は少尉に悪いわね」
しかし、リザはレベッカの気のない様子にもちっとも構わずに先を続ける。
「実は私ね、ずいぶん前の事だけど少尉が金欠で毎日昼食がコッペパンだけだった時にあんまり可哀相だったから、ジャム使っても良いわよって言った事があったのよ。その時にはハボック少尉、遠慮して使わなかったみたいなんだけど、最近また金欠で毎日パンばっかり食べてたから、私のジャムを使ったんですって。私も、うっかりしていたわ、自分で少尉にどうぞって言ったのに忘れていたなんてね」
「ふ~ん……」
「ほら、見て! ハボック少尉がお詫びにって、ジャムを買ってきてくれたのよ。こんなに大きなビンの。それにこのお店のジャムとても高いものなのよ。とっても美味しいらしいわ」
ジャム泥棒がハボックだった事にはこれっぽっちも興味は無かったが、その高級ジャムのビンはレベッカは見過ごせなかった。
その店で自分もジャムを買った事があるので、レベッカはもちろんそのジャムのビンに見覚えがあった。イーストシティでその店だけが扱っている高級品。店オリジナルデザインのラベルがビンに貼ってある。確かにあの店のジャムだ。……レベッカの記憶が確かならこの店の店員の女の子にハボックは手酷くフラれた筈なのだ。もう、顔を見せないでと言われ、モミジ跡のついた腫れた頬で彼が泣いていたのはつい、先週の事である。そしてついでに言うなら、金欠でコッペパンしか食べられずにいる男が、こんなお高いジャム、ポンと買ってこれるだろうか?
「ふふ、嬉しいわ。ずっと自分で作ってたのばかり食べてたから。大事に食べないと……」
「待って。あんたが司令部に持ち込んでたジャムってあんたのお手製なの?」
「そうよ。痛んで売り物にならなくなった果物をね、市場で安く譲って貰って……自分で作ったのよ」
謎は全て解けた。
なんとなくハボックの背後に誰かいる気がして、そしてだいたいその人物に察しがついていたレベッカだったが、リザのこの一言により確信した。おそらくは、真の犯人である彼は、リザの手作りジャムがお目当てだったとみえる。
「ねえ、そのあんたのジャムが手作りなのを知ってるのって、誰?」
もう犯人は決まった様なものだが、更に踏み込んで確証を得るべくレベッカはリザに尋ねた。
リザはなんでそんな事聞くのかしら? という不思議そうな顔をしたが特に疑問に思わなかったのだろう。あっさりとレベッカの問いに答えてくれる。
「え?……確か、大佐には話した様な気がするわ。あの人、いつも私が食べてる時向かいの席に座って話し掛けてくるから……でも、ジャムが手作りだって知っていたらなんなの?」
多分、おそらく、絶対に。リザは己の手作りジャムにこそ価値があるのだ――という事を分かってはいない。
「ううん、別に何でもないわよ。ところで……その貰ったジャムどうするの? 手作りジャムの代わりに司令部で使うの?」
「いいえ。そんな勿体ない事しないわ。これは家で少しずつ大事に食べようと思うの。手作りのジャムはまだまだた~くさんあるから、司令部で消費するつもりよ」
「そうね。そうしてあげなさいよ」
彼のためにも。
素直に君の手作りジャムが食べたいと言えないらしい、意外と純情な御仁の心情をそこはかとなく推し量って、レベッカはそう、リザに助言しておいた。
これからも彼はきっと時々、好きな女の手作りの味を求めて、ジャム泥棒を続けるのだろうから。
ちょっとだけ彼のためにも、リザのためにも、彼女に真犯人を教えてやろうかな、と思ったレベッカだったが、しかしすぐにその考えを改める。
――ティーンエイジャーじゃあるまいし、そんな事、まあ、自分で言えという話である。
果たして、御仁が勇気を振り絞るのが先か、リザが真実に気付くのが先か。こればっかりはレベッカにも分からないのであった。




END
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by netzeth | 2012-05-25 21:50 | Comments(2)

金環日蝕

こんばんは~。
今朝は金環日蝕をご覧になった人も多かったのではないでしょうか。私のとこは残念ながら雲が厚くてチラリとも見えなかったのですがw うちの父上なんてこういうの大好きだから楽しみにしていたので、とても残念そうでした。流星群の時も空振りに終わったよね、父……。でも相方氏が送ってくれた綺麗な金環日蝕の写真見てすごくテンション上げてましたw

日蝕といえば、鋼の約束の日も日蝕の日でしたよねー。あれは皆既日蝕だったかな? にしても約束の日が無能デーだったらどうしたんだろうなあお父様。雨とか関係なかったのだろうか、あの場合…。
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by netzeth | 2012-05-21 22:25 | 日記 | Comments(0)

テルマエ映画

こんばんは! 今日はちょっと遠出して映画を観てきました♪マンガでお馴染みのテルマエロマエです。私は原作既読済ですが、原作を知っていても楽しめる作品でした(^^) 前半はルシウスタイムスリップ→現代日本で風呂に驚愕→ローマに戻って風呂作って大成功のマンガの再現なんですけど、いちいち大げさに大真面目に驚く阿部さんのルシウス演技がとても笑えました。後半は映画オリジナル展開なんですけが、きちんとまとめて良いお話になっていた印象。古代ローマの描写が無駄に壮大で吹きましたww 
お友達と映画みてお茶しておしゃべりして、お買いものして…と楽しい一日だったなあ。

そういえば、明日は金環日食だとか。時間を聞いたら結構朝早くみたいですね~。曇りという予報ですが、明日を見逃したら300年後と聞いたので、見られれば良いですね。


拍手ありがとうございます!
以下続きから拍手コメント(5/20分)のお返事です。

続き
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by netzeth | 2012-05-20 21:12 | 日記 | Comments(0)

611の日v

【通販連絡事項】 5/17 22:00 までに頂いたお申し込みメールには全て確認メールを返信済みです。メールが届いてないよ~という方はご連絡下さい。


すっかり暑くなってきましたねーこんばんは!もう昼間は半そで着ている人もたくさん見かけます。これからどんどん暑くなっていくんでしょうね。寒がりな私が靴下を脱ぐ日も近い…かもw

「611 Museum of Anniversary」様にリンクをさせて頂きましたv 今年もこのようなロイアイの日企画があるなんてとっても嬉しいですね(^^) すごくテンションが上がりましたw 

そろそろまた前髪が伸びてきて邪魔だったので、自分で切ってみました。前髪くらいで美容院にいくのもあれなので、前髪はいつも自分でてきとーに切っております。そんな感じで若増田のあのぱっつん短い前髪は子リザたんが切ったんだ!と妄想しておりました。「慎重に頼むよ?」 「分かっています……あ゛」 「リザ!?」 「だ、大丈夫です、なんでもありません。平気です、全然平気です。こんな感じでも素敵ですよ、マスタングさん」 「って、どんな感じ!?」みたいな流れがあったかと思われ。きっと、前髪が目にかかると視力低下をまねきます!と子リザたんに無理やりきられタング。そして、思ったより切り過ぎちゃった☆テヘペロ☆だと思うww


拍手ありがとうございます!
コメント下さったN様、ありがとうございました!レス不要のお言葉に甘えさせて頂きますが、ご感想いつもありがたく拝見しています(^^)
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by netzeth | 2012-05-17 22:56 | 日記 | Comments(0)

錬金術師、家を買う

穏やかな春の雨期が去って、アメストリスは初夏を迎えていた。たまには巡る季節を感じたい――と、ロイは起きて早々一人気ままに街へと繰り出す。軍人としてのロイは既に気楽に一人で市井を出歩ける身分ではないので、こんな風に街を散策するのは本当に久しぶりで、ロイの心は自然と躍る。朝の清廉な空気を胸一杯にに吸い込み、軽い足取りで自宅前の石畳の通りを横切って、さて何処に行こうかと思案する事しばし、やはり一番最初に脳裏に浮かんで来たのは金色の髪に鳶色の瞳を持つ女性の顔だった。
上官とその副官が揃って休みを取るなんて業務が滞ってしまうと渋る副官――リザを伝家の宝刀上官命令で黙らせ、晴れて二人一緒にやっと取る事が出来た休日。もちろんロイはその絶好の機会を逃す事なく、リザの部屋へと訪問する旨を既に彼女に告げてある。なんだかんだ言いながらも恋人との逢瀬が嬉しかったのか、リザもロイの申し出を拒否する事はなかった……が。実はロイは昨夜からお泊まりで彼女の部屋に上がり込む事をリザにそれとなく打診していたのだ。しかし、それはリザに丁重に断られてしまった。何故だ? と少しだけムクれるロイに、リザは困った様にこう言い訳した。
「私にだって、恋人を迎える準備というものがあるんです」
顔を赤らめつつ、そっぽを向いてそんな事を言われては、ロイはもう降参するしかない。
もう長い付き合いだというのに、いつまで経っても彼女は初々しく、そしてそれは決してロイにとって不快ではなかった。
だがしかし、そうは言っても不満もない事もない。仕事が忙しくてろくに会う時間も取れないのだから、少しでも長い時間彼女と一緒にいたい、上司部下ではなく恋人同士の時間を持ちたい……と願う自分の気持ちも分かって欲しかったりするのだ。
だから、自然とロイの足はリザのアパルトマンがある区画へと向いていた。まだ、いくら親密な仲であると言ってもひとの家を訪問するのに適しているとは言い難い時刻だ。実際ロイもリザ宅へ向かうのはもう少し後にするつもりで、この外出は単なる朝の散歩で済ませるつもりであったのだが。
逢いたい……と思ってしまったのだから仕方ないと、ロイは己に言い訳しながら(開き直ったともいう)歩く。
しばらく行くと、閑静な住宅街へとさしかかった。この区画を抜けて、更に市民公園の中を通り抜ければ、リザの部屋はもう目前である。この住宅街はちょうど、ロイのフラットと、リザの自宅の中間地点くらいに位置しているといえるだろう。
早くリザに逢いたい、彼女の顔を見たいという逸る気持ちをなんとか宥めすかして気を落ち着け、普段はあまり気にする事もないその静かな住宅街の様子を観察なぞしつつ、ロイは極力ゆったりと足を動かす。あまりに早く彼女の家に着いて、彼女を驚かせない様に、と。
すると、今まで気にもしていなかったこの住宅街の景色が、改めてみるといろいろな発見があることに気づかされてロイは少しだけ驚いた。例えば意外に緑が多い事。ガーデニングに凝っている家が多く、綺麗な庭が見てとれる事。古い屋敷が多いけれど、どの家も暖かみに溢れた造りである事――リザの家への通り道にしか思っていなかったこの住宅街が、ロイの目には改めて新鮮に映る――そして。
「ん……?」
視界に飛び込んで来た木製の看板に、ロイは足を止めた。木の柵にくくりつけられているその手作り感溢れる白い木の板には、こう書かれていた。
――売り家。
「知らなかったな……」
よく通る道であったのに、空き家があったとはまったく気づいていなかった。改めて自分の注意力のなさに苦笑しつつも、なんとなく気になってロイは木の柵越しにその家を覗いてみる。一見して古い家屋であるのが見てとれるが、ここアメストリスにおいて不動産は古いほど価値がある。つまり、それなりの高級住宅という事になるのだろうか。もう少し良くみてみたいという興味がわいて、ロイは家の敷地内へと足を踏み入れた。
建物に人の気配は無かったが、荒れた雰囲気はまったくなく、むしろその家には不思議と生活感が残っていた。まだ、人が出てそれほど時間が経過していないのだろうか。さすがに勝手に建物の中に入るのはまずかろう、とロイは家の裏手へと回り込む。そこには外からは伺えなかった意外なほど広い庭があった。日当たりの良いその庭は、綺麗に整えられていて、今まで居たであろう持ち主の愛情がたっぷりと感じられた。野バラの茂み、アザレアの垣根、ハナミズキの木陰には小さな可愛らしい木製のベンチ。あちらに見えるのは何の木だろうか。
その木に近づこうと、一歩踏み出したところで。
「あら? どなた?」
穏やかな女性の声にロイは呼び止められた。
振り返ると、いつの間にか上品な雰囲気の老婦人が立っていた。
慌ててロイは、居住まいを正した。
「これは…失礼いたしました。ご婦人。勝手にお邪魔いたしまして」
「もしかして、この家に興味を持って下さったの?」
老婦人は勝手に入ってきたロイを咎める事もなく、頷くロイへと朗らかな笑顔を向ける。
「まあまあ、それは嬉しい事。どうぞ、ゆっくり見ていって下さいね。取り柄は古いだけの家だけれども、見た目ほど悪い訳じゃないのよ」
「いいえ、とんでもない。手入れの行き届いた、素晴らしいお宅だと感心していたところですよ。この庭もとても美しいですね」
「あらあら、ずいぶんと嬉しいことを言って下さること。亡くなった主人の趣味が庭いじりでね、女房を放っておいて休日のたびにここに入り浸っていたのよ。おかげで人様に誉められるくらいにはなったけれど、でも、ダメね。私も頑張ってみたけれど、あの人ほどガーデニングは向いていないみたいよ」
コロコロと笑いながら、老婦人は懐かしげに目を細めた。
「この家もずいぶんと住んだのだけれどもね、主人が亡くなって、息子も南の方で商売を始めてね、それが上手くいったからって私を呼んでくれたのよ。だから、手放す事にしたのだけれど。こうしてみると、少しだけ寂しいものね」
どこか遠くを見るような老婦人にさてなんて声をかけるべきか、と少しだけロイは悩んで結局黙っている事にした。すると、婦人はすぐにまたその老成した面に笑顔を浮かべて。
「あら、ごめんなさいね。イヤね、歳をとると話が長くなって。それで……良かったらなんだけれど、家の中も見ていかない? もう、ほとんど荷物は送ってあるから、誰が来て見てもらってもいいようになっているのよ?」
この家に不思議と惹かれるものを感じていたロイは、しばし迷ったが老婦人の提案をありがたく受け入れる事にした。


家の中は意外に広く、古い割にはしっかりとしていた。キッチン、リビング、客室に、バスやトイレといった場所まで老婦人はロイに見せてくれた。二人で二階へと上がりさらに、寝室と、子供部屋、そして亡くなったという旦那さんの部屋へと案内される。
その家の中でも一際重厚な古びたドアを開けると、そこでロイを出迎えたのは。
「これは……」
壁一面に作り付けられている大きな本棚と、そこに並べられた本達だった。
「うちの主人のものよ。これだけはまだ処分できていなくって。ずいぶんと、古い本ばっかりだから価値のあるものあるっていうし、なかなか片づけられなくてねえ……」
亡くなった旦那さんというのは婦人の話ではかなり高名な学者だったらしい。
ロイは本棚へと近づくと、そっと本の題名を覗いてみる。おそらくは専門書なのだろう。ロイすらよく知らない単語で書かれているそのタイトル。部屋全体を古びた本独特の匂いが支配している、そう、ここは研究者の部屋だ――。
強い既視感を覚えて、ロイは目を閉じた。
本の香り、分からない本のタイトル。そして、机に座っているのは……。
(師匠……)
ロイは目を開ける。……やっとどうしてこんなにもこの家が気になったのか、分かったような気がした。
――似ているのだ。あの己が青春を過ごした懐かしいホークアイ邸に。
あちらの家の方は経年による綻びを修繕する余裕もなく放置してあったため、むろんこの家の方が立派ではあるのだが。なんというか、そのたたずまい――屋敷の持つ風格、雰囲気とでも言おうか、それがとても良く似ているのである。
ロイは改めて先ほど見た庭を思い起こす。それさえも、少女が荒廃させまいと必死に守っていたあの小さな庭と、広さも、規模も、様相も違えど、それはどこか良く似ていたのだ。
「ご婦人」
「はい?」
「さきほどの……庭の、奥側の方に植えられていたのはなんの木ですか?」
唐突なロイの質問にも気を悪くした様子もなく、老婦人は答えてくれた。
「ああ。あれはリンゴの木ですよ。初夏には白い花が咲いて、秋には赤い実がなるんですよ」
……ああ。そんなところまで同じだったのか。
同じセリフをその昔、とある少女から聞いたな…とロイは我知らず笑みをこぼした。


またいつでも見に来てくださいね、という婦人の言葉に見送られてロイは当初の目的地であるリザの部屋へと再び歩き出す。ずいぶんと寄り道をしてしまったが、逆に訪問するにはちょうどいい時間になったのではないだろうか。と自分に言い聞かせながら、妙に浮かれた気分で市民公園へと足を踏み入れると、すぐに元気の良い犬の声がした。
「きゃん!」
「わん!」
驚く事にリザの愛犬ブラックハヤテ号が尻尾をふりつつ、自分の方へと駆けてくるところだった。傍らにはハヤテ号より一回り小さい白い犬を伴っている。
すぐにロイの足下にやってくると、犬達はロイへと身体を押しつけて興奮した様子をみせた。
「な、なんだ、どうしたんだ、こんなところで。リザは? 一人か?」
それを落ち着けようと、ロイは膝を折って犬達の頭を撫でてやる。むろんロイの質問に対する答えは帰ってはこなかったが、代わりに聞こえてきたのは、
「閣下?」
良く聞きなれた女の声だった。
「リザ…」
驚いた様子で彼女はロイの元へと走ってくると、興奮する犬達に早速お座り、と続けて伏せを命じる。主人に忠実な忠犬はすぐにそれに応じ、一緒に居た白い犬もそれに倣った。
「どうなさったんですか? こんな朝早くに」
「いや、君の家に行こうと思って。通りがかったんだよ」
ああ、とリザは納得顔をするとふっと笑顔を見せた。
「でしたらここでお会い出来て良かったです。でなければ行き違いになるところでした。もう少しここでこの子達を遊ばせようと思っていたものですから」
そう言ってリザも膝をつくと、行儀良く伏せをしている犬二匹を優しく撫でる。
「そうか。……ところで、この白いのはどうしたんだ?」
君、飼い犬を増やしたのか? とロイは先ほどから気になっていたことを問う。すると、リザはすぐに首を振って。
「違いますよ。この子はこの公園で会った方が連れている子です。いつもその方が散歩に連れてくるので、ハヤテ号とこの子が仲良くなって……いつも朝、一緒に遊んでいるんですよ」
ハヤテ号の恋人なんですよ、と嬉しげに優しく微笑むその笑みは、まるで子供達を見守る母親のようだ。しかし、すぐにその笑みが曇る。
「実はこの子も捨て犬らしいんです。それで、この子を保護している方は捨て犬を引き取って世話をしている方なんですけど……既に何匹も面倒をみているらしくて、常に里親を探しているそうなんです」
「そうか……」
「私にもう少し余裕があればこの子を引き取ってあげたいんですけど……。ハヤテ号も喜ぶと思いますし…」
でも、無理ですね。と、リザは寂しく笑った。 
「どうして無理なんだ? 引き取ったら良いじゃないか。こいつにも」
と、ロイはハヤテ号の頭に手を置く。
「お嫁さんは必要だろう」
「どうしてって……私の部屋では狭くて環境が……。この子達だけならまだなんとかなりますけど、きっと子犬が生まれるでしょうし、いつか子犬達を里子に出すにしても、ある程度大きくなるまでは親子一緒に居させてあげたいですし……。それにはやはり私の部屋では…」
「だから、引っ越せば良い」
ロイはあっさりと言い放つ。簡単に言うなというリザからの抗議の視線も気にも止めない。
そう、引っ越せば良いのだ。犬が何匹居ようと、その子供がどれだけ居ようと、大丈夫な家に。そして、一緒に住んでしまえば良い――そうすれば、いつでも一緒にいられるのだ。もう、会えない時間を寂しく思う事もない。
だから、ロイは歌う様に言葉を紡ぐ。
「ちょうど良い、物件があるんだ。司令部から遠すぎず、近すぎず、近くに公園もあって、緑豊かで、適度に静かで、でも買い物の便もいい。庭にはリンゴの木があって、良い香りの花が咲く。君が毎年楽しみにしていた、実もたくさん生るよ」
そう、とてもとても、良い思いつきだ。これ以上ないくらいのとびっきりな。
「……きっと、みんなで住むにはうってつけだと思うんだ。君も絶対に気に入る」
驚きに目をまん丸くしている、リザ。そんな彼女にロイは微笑んで。そして、ずっとずっと前から用意していて、でも言えずにいたその言葉を今やっと贈るのだった。
「だから、私と――」




END
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ロイのセリフは一緒に住んでくれ、でも結婚してくれでもお好きな様にあてはめてください。
タイトルが全然思いつかず、このようにw
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by netzeth | 2012-05-17 01:45 | Comments(0)

日曜終了~。

特に建設的な事をすることもなく休日が終わってしまった……。毎週そんな感じな気がするわー。日5で鋼がやっていた時は毎週お楽しみだったのになあ。こう、毎週のお楽しみが欲しい。……明日のジャムプでも楽しみにしようかね。けどそれも読んでたマンガが次々に減っていって寂しい。(ハンターは休載。バクマンは終了)今はワンピくらいかな、読んでるの。ワンピと言えば、最近ローがなんとなく好きだと気付いたこの頃。彼がクールに見えて実は仲間思いの熱い人だったなら、なお好きかも? 多分ベポがいるからセットでお気に入りなのかも。……動物が好きなんだなw 動物といえば、最近銀匙を副部長目当てで読んでいる気がするw……ワンコ可愛いよ、ワンコ。「ひゅ~ん」て! そういえば、バクマンもワンコ目当てで読んでた時があったな……。基本可愛いモフモフ系がいればなんでもいいのかw 駅に行く途中のこぬこ差し上げますという張り紙が気になって仕方がないうめこでした。

拍手ありがとうございます!
以下続きから拍手コメント(5/13分)のお返事です☆

続き
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by netzeth | 2012-05-13 23:49 | 日記 | Comments(0)

ケータイとか。

【通販連絡事項】 5/12 20:00 までに頂いた申し込みメールには全て確認メールを返信済みです。メールが届いてないよ~という方はご連絡下さい。


最近ケータイの電池がすぐになくなってしまうのが悩み。もう五年くらい使ってるので電池が消耗しているんでしょうけど。そろそろ機種変するすべきなんでしょうが、やはり使い慣れたものを取り換えるのは惜しい。それに私のケータイはネタ帳でもあるので、メールの未送信で保存してあるネタを移し替えるのもめんどくさいww
でも早くしないとガラケーが消滅してしまいそうで怖いです。なんか今みーんなスマホですよねー。ネットするには便利そうで憧れますが、ケータイでお話を書く事がある私には文字打ちのスピードが遅くなりそうで、どうにも手を出しにくいです。両方持っていて使い分けができるとかが一番良さげですけど、そんな余裕はないしなw


拍手ありがとうございます~!

>5/12 コメント下さったN様

レス不要とお気づかい頂いたのですが、一言だけ。(いつも、すいませんw)
精緻で深いご感想を頂きありがとうございます!拙作をそこまで読み込んで頂けて、嬉しい限りです(^^)
再録は今のところ予定はありませんが、そのような嬉しい事を言って頂けるといつか出せたらいいな、と夢を見てしまいます~(笑)
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by netzeth | 2012-05-12 21:15 | 日記 | Comments(0)