うめ屋


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帰宅

今日は土曜出勤でした。早めには帰ってこれましたが、疲れたあ~。HP削られたぜえ…。

恐ろしい事にもう来週には10月が終わりますね…。コミケの当落ももしや来週分かるのかな? 時の移ろいは早いものだ…。

さて、今うめこが買おうか買うまいか悩んでいるのがジェノベーゼソースですw 私はパスタラブな人間なのですが、特にガーリックが効いたオイル系が好きです。ペペロンは絶対にしても、バジルソースも好きなのですよー。でもお家で一から作るにはフードプロセッサーがいるんですよね。我が家には無いので、だったら最初からペースト状になっているものをと。で、近くのス―パーを見てみたのですが、置いてないww だよね、やっぱりせいじょう石井とかじゃないと、ないよね…。あったとしても品数も少なく選べなそう。という訳でまた密林さんを覗いています。皆さんのレビューとか見て美味しそうなのに目を付けたのですが、好みの味だといいなあ…。


拍手ありがとうございます~!

>10/26 拍手コメントを下さったN様 レス不要ですが、一言失礼を。
お楽しみ頂けて良かったです~(*^_^*)コメントいつも本当に本当に、嬉しいです☆ありがとうございました!
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by netzeth | 2012-10-27 18:20 | 日記 | Comments(0)

ハロウィン

ハロウィンSSをUPしました。ハロウィンと言いながら非常にハロウィンぽくないなーな内容なのをお詫び申し上げます。仮装とトリックオアトリートって言葉があれば大丈夫だよね!…すみませんw

ハロウィンの仮装ってどんなものがあるんですかね。想像力に乏しいので魔女とか吸血鬼とかしか思い浮かばない…特に増田=吸血鬼なイメージ。とゆうか、彼はフォーマルが似合いますね。(逆に言うとフォーマルしか似合わんようなww)今年のSSのリザたんは昔アニメ雑誌に載ってた黒猫のイメージ。あれをチョイスした人、グッジョブ!だと思う。後はお化け、悪魔、ゾンビ、とか?モンスター系ですよね、基本的に。


拍手ありがとうございます~!
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by netzeth | 2012-10-25 22:16 | 日記 | Comments(0)

黒猫とダンス

その日、自宅に帰るとそこには黒猫がいた。
その黒猫は黒い耳と黒い尻尾とそしてピンクの肉球がついた手を持っていた。が、同時にふっくらと魅惑的な曲線を描く臀部とくっきりと描く胸の谷間と、そして弾けるような弾力を持つ(と思われる)白いもちもちの太股をも持っていた。
短い金髪との対比がほどほどにイケナイ雰囲気を醸し出しているその黒猫耳に視線を合わせながら、(というか他の部分は見てはいけない気がした)私はなんとか声を絞り出した。
「……少尉。これは一体何なんだね?」
「猫です、中佐」
簡潔過ぎる彼女の返答は当然私の疑問を払拭してはくれなくて。
――いかん。頭痛を通り越して、少し目眩がしてきた。
「……それは見れば分かる。私が訊きたかったのは、どうして君が私の部屋に居るかって事だ。しかもそ、そんな格好で、だ」
言いながら私はちろり、と少尉に視線を向けた。
黒のレオタードに猫耳と尻尾と肉球手袋装備なんて、きっと幼い子供がやれば可愛らしいで済むんだろうが、彼女の様にナイスバディの女性が着ればそれはどこのイメクラパブだ、という危ない格好である。
もしかして彼女はこの格好で私の部屋まで来たんじゃなかろうな? なんていう恐ろしい考えが浮かんで来て私は身震いした。
けれども。
少尉はあっさりと私のその懸念を否定してくれた。
「勝手に部屋に上がり込んだ事はお詫びいたします。中で勝手に着替えた事も。けれど、全ては中佐とのお約束を果たすためなのです」
約束? なんの事だろうか。
疑問符が頭の中に浮かぶが、私には少尉の言う約束が何の事なのか思い当たらない。というか、それよりも。少尉、私の部屋で着替えたのか?
そのとたん今度は少尉の着替え映像(妄想)が脳内を駆けめぐる。
……勘弁してくれ。私と少尉はあくまでただの上司と部下なのだ。確かに、まだ若い、しかも美男美女(何か文句あるかね?)の我々は常に注目されていて、中には下衆な勘ぐりをする輩も存在するが、断言しよう。少尉と私は清い仲である。そこには共に戦う仲間としての信頼関係はあっても、それ以外の余計な軟弱な感情など介在してはいないのだ。……本当だ。まあ、私も男だから、少尉のような美人にこんなセクシーな格好をされたのならば、多少その信念が揺らぐ事があっても勘弁しても貰いたいものである。
と、こんな風にぐるぐる考えつつも私は疑問を素直に口にしていた。
「……約束とは…何の事かね?」
「覚えておられないんですか?」
がっかり……というより意外だという表情で少尉が問い返してくる。
嘘を言っても仕方がないので私はその問いかけを肯定した。
「ああ、覚えていない。……出来れば説明して欲しいのだが」
……その猫耳とか尻尾とか肉球とかも。
「分かりました」
私の心底戸惑っている顔をどう思ったのか知らないが、少尉は頷くとようやくこの謎の状況の説明をし始めてくれた。
「一週間前、仕事が0時を跨いだ時の事を覚えていますか?」
「ん? ああ、あれか……」
それは一週間前の事だ。
運悪くその日にいろいろな書類の締め切りが重なって、私の仕事は日が変わっても終わらなかった。普段なら副官である少尉がうまくスケジュールを組んでくれているからこういう事態にはならないのだが、その時は本当に間が悪かったというか、巡り合わせが良くなかったというか。
とにかく私は処理しても処理しても終わらない書類の蟻地獄に陥っていた。文字を読みすぎて目が霞むわ、ペンを握り続けた右手は痛いわ、禄に食事もとっていなかったから身体に力が入らず、私はヘロヘロになりながらもサインをしていた気がする。
「あの時、中佐、おっしゃいましたよね?」
「……何をだ?」
「「もうダメだ。あと少しだがこのままではもう頑張れない……頼む少尉。何でも良いから私の気力を回復させる言葉をくれ」と」
……そんな事言ったっけ?
正直意識も朦朧としていたから、自分の言った言葉とはいえまったく覚えが無かった。
「だから、私、中佐に言いました。「もう少しです。もう少しで終わります。もし、この書類を終わらせる事が出来ましたならば、私、中佐にご褒美を差し上げます、だから頑張って下さい」って」
「……は?」
「それで、本日はそのご褒美を中佐に受け取って頂くためにお邪魔したんです」
ちょっと、待て。……ご褒美?
その単語に含まれる怪しい響きと、目の前のセクシー黒猫さんが私の脳内で踊る。え……ちょ、それって、つまり。にゃんこでニャンニャンとか、ご奉仕☆とか……ご褒美ってそういう方向の?
――この時点でこう思ってしまったこの私の思考回路を、誰が責められるだろうか。男なら。話の流れから絶対そうだと思うだろう?
「さ、中佐。こちらへ。準備は整っております」
私の部屋であるのに何故か少尉に手を引かれて、私は玄関扉をくぐった。
準備ってなんだろう? とか、そういえば鍵を持っていないのにどうやって少尉は部屋に侵入したんだろう? とか他にもいろんな疑問があったのだが、これから私の身に起こりうるかもしれない事で頭が一杯で、私はそれどころでは無かった。
視線は歩く度に少尉のまあるいお尻の上で揺れる、黒猫の長い尻尾に釘付けである。ヒップラインが丸分かりのレオタードが目にまぶしかった。
無駄に心臓の鼓動が早くなる。
そして、リビングの手前で止まると、少尉はくるりと振り返えった。
まるでとうせんぼをするように私の視界を塞いでリビングの様子を見せようとしない。
「さ、中佐。びっくりしないで下さいね?」
悪戯っぽく微笑むその表情は猫というより小悪魔だ。
私の期待はいやが上にも高まるというものだ。
そして、軽やかに私の背後に移動した少尉が私の背を押した。
「どうぞ!!」
私は一歩を踏み出して見慣れた我が家のリビングへと入った。
……この驚愕をどう表現すれば良いだろうか。私は自分のボキャブラリーの貧相さを悔やむ。
天井には色紙で作られた飾り輪が。そしてコウモリやお化けやカボチャと思われる切り紙が暗幕を垂らした壁にベタベタと貼られている。床の上にはこれまたカボチャ。これは紙製ではなく本物だ。ドデカいものから小さなものまでその全てが中身がくり抜かれて、ニヤリと笑う目と口がついている…ジャックオーランタンだ。テーブルの上にはパイやらクッキーやらキャンディやらのお菓子類。極めつけはソファーの上の巨大なぬいぐるみらしき犬である。
「……こ、これは一体…え…ご褒美は…? 少尉?」
あんぐりと顎を落とした私に少尉は満面の笑みを向けて来た。無駄にまぶしいその笑顔。
「中佐の分も用意してありますから! どうします? すぐに着替えますか? やっぱりハロウィンパーティといったら仮装は外せませんよね!」
ソファーから巨大な犬のぬいぐるみを持ち上げる、少尉。よく見るとそれには背中にジッパーが着いていた。……着ぐるみだったのか。というか、それ私が着るのか。
「ちょ……待ってくれ。少尉」
頭痛がして私は額に手を当てた。
……深刻に意味が分からん。
「あ……、そうですよね。やっぱり犬ではお嫌でしたよね……オオカミにすれば良かったですね……」
そこじゃない。
そもそも、どうして私の仮装は着ぐるみ一択なんだ!? この色男の私が着るんだから、それこそカッコいいヴァンパイアとかだな……。と、そこで私は己の横道に逸れてしまった思考をえいやっと引き戻した。そして、少尉に請う。
「少尉、説明してくれ。……どうして私へのご褒美で、私の家がハロウィンパーティ会場になるんだ」
すると、少尉は一瞬きょとんとした顔をしたが。
「はい。あの……実は私、中佐へのご褒美が何が良いだろうってものすごく悩みまして。友人に相談したんです。男の人を喜ばせるにはどうしたら良いかって。そしたら、これ着て(そこで少尉は己の猫レオタードを指さした)一緒に盛り上がったら大抵の男は喜ぶって。……この衣装を見て私、ピンと来ました! 黒猫といったらハロウィンです。幸いハロウィンが近かった事ですし、これはハロウィンパーティをサプライズでするしか無いって思ったんです!!」
君のその突飛な発想力には脱帽だ。そして、君の友人には一言もの申したい。……変な事をこの娘に教えないで貰いたい。見ろ、純真な彼女はこのいかがわしいセクシー黒猫の衣装をなんの疑問もなくハロウィンの仮装だと思っているんだぞ!……それ、絶対にハロウィン用違うから。 
さて、どうするべきか。私は頭を抱えた。
ここは少尉に礼を言って、一緒にハロウィンパーティを楽しむのが正解なのだろうと思う。事実、苦悩する私を少尉は心配そうな瞳で見ている。
きっと、私がハロウィンパーティをお気に召していないのではないかと不安なのだろう。彼女は心から私の喜ぶ顔が見たくてこのパーティを準備したのだ。
私はフッと笑った。
「……ありがとう少尉。嬉しいよ」
少尉の顔がぱあっと明るく輝いた。その可愛らしさに、思わず抱きしめていいこいいこしたくなるのは困り物だ。
彼女のためならば、着ぐるみを着るのも、セクシー黒猫の誘惑にも、耐えてみせる。
「では、早速、着ぐるみ着ますか!?」
「そうだな」
ワクワクと言った表情の少尉に私は苦笑した。
軍の狗が犬の着ぐるみを着るのも一興であろう。
そして、私が着ぐるみを持って着替えるために寝室に赴こうとしたところで。
「あ、中佐。お待ち下さい」
肝心な事を忘れていたといった風に少尉が声をかけてくる。
「なんだね?」
「……トリックオアトリート?」
虚を突かれた私はとっさに反応出来なかった。が、すぐにポケットを探ってみる。当然の事ながらあめ玉一つ出てこない。……あのテーブルの上にあるお菓子は少尉が用意したのものだからきっとノーカウントなんだろうな。
私は仕方なく、降参と手を上げた。
次の瞬間、勝ち誇った表情の少尉の顔が間近にあった。
「では……悪戯ですね?」
彼女が言うやいなや、私はマシュマロよりも柔らかな感触を頬に感じた。何と思う間もない、ほんの一秒にも満たないキス。それはパーティを純粋に楽しもうとしていた私の心を一瞬でかき乱すに十分なものだった。
不覚にも顔が熱を持つ。
「しょ、少尉……」
「うふふ……油断大敵ですよ? 中佐」
どこまでも私を惑わせ振り回す彼女に、私はもうお手上げである。
――今夜私が上司部下としての清い仲を少尉と保つ事が出来なくても、責めないでほしい。
全てはこのセクシーで凶悪に可愛らしい黒猫のせいなのだから。




END
*************************

天然唐変木りざたんに振り回されるロイさん。inハロウィン。でした。
あんまりハロウィンぽくなくてすみません……。

で、この後。

「……どうして犬なんだ? 私に似合うもっとカッコいい衣装ならいくらでも……」
「……犬、好きなんです」
「…………(違う! 犬が好きなんであって私の事じゃない! 断じてない! 落ち着け! ロイ・マスタング!!)」

とかでロイさん悶々としていると思う。
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by netzeth | 2012-10-25 21:57 | Comments(0)

かわええのう

銀匙5巻はふくぶちょー登場巻でしたねv はあ…やっぱり牛先生の描かれるワンコはツボです。可愛い(´∀`)なんかもうワンコ見るために銀匙読んでいる気がするww もふもふしたい(*´Д`)ハァハァ

さて、昨日はシュタインズ・ゲートに続いてソードアートオンラインを視ておりました。実際に体験できるRPGってゲームの究極ですよね。みんな冒険の旅に出たいんだよ…。剣とか魔法使って勇者様になって魔王を倒したいんだよ…。それはさておき。大川さんが出ておられたので個人的にはドキドキ。いまだに大川さんの声聞くとドキドキするんだよなー。あのアニメ一期の色男ロイさんがフラッシュバックするwミキシンは平気なのに、なんでだろうww


拍手ありがとうございます~!いつも感謝感謝でございます♪


本のご到着&ご感想を下さったお方様。ありがとうございました!メールありがたく拝見させて頂きました(^^)
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by netzeth | 2012-10-22 21:34 | 日記 | Comments(0)

オタ充

昨日は五時までアニメ見てオタ充した非常に眠いうめこです、こんにちは。
録りダメてたアニメみないともうHDDがいっぱい…という事で一番昔のから見始めたのです。さっさと見て消していこうと。で、結果。面白いよ!シュタインズ・ゲート!!消せないじゃん!!という結論に。やー面白かったです、これ。タイムトラベルものが大好物なうめこにはどストライクでした。あんまり書くとネタバレになるので書きませんが、おススメですねー。ツンデレな助手さんが可愛い…。オカクリいいなあ。


拍手ありがとうございます(^^)


通販の本ご到着のご連絡を下さったお方様、ありがとうございました!無事にお届けできて良かったです(^^)試験頑張って下さい!
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by netzeth | 2012-10-21 11:24 | 日記 | Comments(0)

アニメ映画

最近エヴァQのコラボCMを良く目にします。ちょっと前は競馬。そして今は目薬。さすがエヴァ。いろんなところに進出してますなw エヴァも息が長い作品ですよねー。私が学生の頃TV放映してましたけれども。結局リアルタイムでは最終回しか視なかったんですよ。で、当然ながら、なんじゃこれ?って思いましたww その後人気爆発で映画化ってなって深夜に一気に再放送していてそこで視てこれはすごい!って思いました。今視てもあの映像はすごいですよね。OPもあの意味深なカットが次々と入るとことか、この後のアニメに強い影響を与えてますよねー。だって、エヴァの後エヴァに影響を受けた作品が次々作られましたもの。

うめこは映画版は視なかったのですが、まごころを君にとデス&リバースですっけ? 同時期にやっていたもののけ姫を視に行った時。もののけ姫の「生きろ。」という文句のポスターとエヴァの「みんな死んでしまえばいいのに。」というポスターが並んでいたのを見て笑いましたww 

そいういえば、聖おにいさんがアニメ映画化とか。アニメにできるんだ…と驚きましたw 大丈夫なのだろうか。いろいろと。や、中身はとても面白いギャグ漫画ですがねww 

拍手お礼文を更新いたしました。また間が空いてしまったなー反省。


拍手ありがとうございます~(*^_^*)
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by netzeth | 2012-10-20 15:55 | 日記 | Comments(0)

今日は寒いっすね~。

もう寒さでくじけそうになっているうめこですこんばんは。やはり私には夏が良いです…。足が冷たいよ~夏の暑さが恋しい。今から来年の5月くらいまで冬眠したい所存。

この週末はお部屋の片づけをしたいです。なんというか…いろいろいらんもんを捨てたい。私は結構ばっさり捨てる派なんですけど、それでも甘いんでしょうねー。服がタンスに入り切りません。2シーズン着ない服はもう一生着ないと聞いたので処分した方が良いらしい。でも、処分しようと部屋から出すと母上が知らないうちに持っていくのです。結局マイ部屋→別の部屋ってだけでうちの家の中の服の総量は変わってないんだよな。

笑う犬のこすだ部長みたいに要るもの、要らないものっていう段ボール作ってやろうかな。あ、りざたんに要らない段ボールに入れられる増田の絵が浮かんだwwあのコント大好きだったんですよね~。あ、衣替えもしないとな。


拍手ありがとうございます!

以下続きから拍手コメント(10/19分)のお返事です☆

続き
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by netzeth | 2012-10-19 22:19 | 日記 | Comments(0)

こんばんは。

最近夜更かしのうめこです、こんばんは。夜型人間って夜眠くならない、朝に弱い人の事を言うんですよね?私は夜すぐに眠くなって朝弱いんですが…夜型? 

溜まってきたペーパーのSSをUPしてみました。本当はもっとあるんですけど発行本を読まないと話が分からないものと、R18っぽいのは割愛しています。ちなみに自分のお気に入りはエドにエロ指南するやつですww

次は拍手のお礼文を入れ替えたいなあ。


拍手ありがとうございます(^^)
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by netzeth | 2012-10-18 00:49 | 日記 | Comments(0)

ペーパーSS集

◆遠回り◆ 2011 スパーク

ロイ・マスタング大佐とリザ・ホークアイ中尉が帰路を共にする時、必ず二人の間で意見がぶつかる事柄がある。それは、どちらの家に相手を送って行くかというもの。ロイからしてみれば軍人といえどリザは女性。男が女性を送るのは当然だという論調であり、リザにしてみればロイは上官。自分は副官兼護衛であるのだから自分がロイを送るのは当然という主張である。
 二人の言い争いは大抵は平行線で、絶対に意見を曲げないリザに最終的にロイが折れて彼女に送って貰う事になる―それがこの二人の間での常であった。
ロイの自宅へと至る道を歩きながら、リザはそんな事を思い返していた。偶然帰宅時間が重なったり、時には一緒に食事を取ったりした帰り道。何かと言えばこの送る送らない論争は勃発したものだ。結局は頑固な自分をいつもロイは尊重してくれていた。
 けれども、そんな問答も今夜は必要無い。
 あれから様々な事があり、いつしか二人は恋人同士となった。そして、今日は初めてリザはロイの部屋を訪れるのだ―つまり今夜、リザは自宅には帰らない。
 改めてその事実を確認すると何だか恥かしくなって、リザは傍らを歩くロイを見上げた。いつも通り斜め後ろを歩こうとしたリザを、恋人だから……と言って隣に招いた彼。少々緊張気味なリザとは裏腹にロイはいつも通りに見える。それが何だか悔しく、そして余計に経験値の少ない自分が情けなく思えた。そりゃあロイは女性を部屋に連れて行く事なんていつもの事で、とりたてて特別な事では無いのかもしれないけれども。
 リザはワザと足早になると、ロイに先んじて道を行く。自分が前を歩けばこの余裕の無い狼狽えた顔を見られずに済むだろうかと。
 けれども、リザが街路樹が茂る広い通りへ出ようと道を曲がったところで、
「中尉。違う、こっちだ」
 振り返るとロイがリザが曲がった道とは逆方向を指差している。
 リザは混乱した。
 今まで何度となくロイを送って来たのだから、道を間違えるはずはないのだ。確かこの銀杏が植えられた石畳の歩道が続く道をまっすぐに行き、突当たりにある市民公園を通り抜けるのがいつものルートのはず。
「……いつもこちらの道ではないですか。近道だとおっしゃって」
 そう指摘すると、ロイはバツが悪そうな顔をした。
「いや……そっちは遠回りだ。実は最短距離はこっちの道」
 ロイの告白に驚きよりも何故という疑問が湧き上がった。
 今まで何度もロイ送って来たこの道を遠回りだと知りながら、彼は何故近道などと偽っていたのか。不可解だというその表情がリザの顔に出ていたのだろう。彼女のそんな顔を見て、ロイは照れた様に笑ってこう言った。
「……少しでも長く君といたかった。……今日はそんな必要はないからな」
 何しろ君は帰らない。
ロイの言葉をゆっくりと咀嚼して、その言葉を飲み込むのと同時に、リザは胸の奥がどうしようも無く熱くなるのを感じた。
 ――ああ…もうずっと、彼は私を想っていてくれたのだ―。
「……バカですか」
「ああ、バカだな」
 君の事となると私は大バカになるんだ。
――ロイの顔が見られない。今、自分はきっとみっともない顔をしているだろう。
 だから、リザは俯いたまま、ロイの手を取るとその手を引いて歩き出した。彼を引っ張る様に前を歩いていく。
「お、おいっ、中尉?」
 後ろからロイが戸惑った様な声を上げたがリザは構わなかった。
 ――この胸に溢れる想いを私も貴方に伝えたいから。
 早くロイの部屋に着くように、今度はちゃんと近道を選んで。リザはロイと二人、夜道を歩いて行ったのだった。


◆春風の悪戯◆ 2012 春コミ

麗かな春の陽射しが降り注ぐ昼下がり。時折強く吹く春風が頬に当たらなければ眠気を誘う陽気であるだろう。ロイは人々が行き交うイーストシティでも一際賑やかな通りにあるオープンカフェで、コーヒーを啜っていた。
非常に暇である。
本当に久しぶりの休みで有意義な時間を過ごそうと思っていたのだが、うっかりと読書用の眼鏡を踏んづけてしまったのは失敗だった。せっかく積みっ放しになっていた本をまとめて読もうと思っていたのに。
別に眼鏡無しでも読めない事はないがなんとなく集中しきれなくて、ロイは眼鏡の修理に街へと出てきていた。幸いレンズは無事だったため、フレームの歪みだけを直せば大丈夫との事だった。実は錬金術で直してみようともしたのだが、やはり微妙な調整がいる物らしく餅は餅屋に任せようという結論になったのである。
そういう訳で眼鏡の修理が終わるまでの間、ロイは適当に時間を潰す事になったのだが。眼鏡無しでは一応持参した本も読む気にならず、かといって話相手も居ないため、ロイは暇を持て余す事になった。
普段は仕事に忙殺されている自分である、たまにはこんな時間があっても良いかもしれない……なんて思いつつも、やはり手持ちぶさたでロイは何の気なしに通りを行く人々の姿を目で追った。
春を迎えて、皆一様に明るい色の軽やかな服装で街を颯爽と歩いている。特に華やかなパステルカラーのフレアスカートが流行りらしく、裾を揺らして歩く女性が多く目に付いてロイの視線は知らず知らずその姿に惹かれていた。
(七十……いや、六十五点か。お、向こうは八十点)
そして、終いには道行く女性のふくらはぎの脚線評価なんてとんでもなく趣味全開な採点など始めたりしてしまう。しかしこれは意外に楽しく、退屈を紛らわす遊びにはぴったりで、ロイは思わず時間を忘れて集中してしまった。
(う~ん、惜しい。九十点。ん?……あれは……!!)
「百二十点だ!」
「何の話ですか?」
理想的なラインを描く脚を見つけて興奮していたらば、気付かぬうちにその脚は自分に近付いて来ていて。思わず口を付いて出た満点越えの声に、返事があったのにロイは驚き、更にはその声がよく聞き慣れた物だったので慌てふためいた。
「ち、ちゅーい!?」
「はい」
目の前には金色の髪を降ろした、クリーム色のフレアスカートと薄ピンク色のブラウスといった姿の己の副官が立っていた。足下には小さな子犬を連れている。いつもと違う柔らかな雰囲気の彼女に幾分戸惑いながら、ロイは己の発言を誤魔化そうとする。
「な、なんでもないんだ。ちょっと考え事をしていてね……」
「へえ……、女性の足を見ながらですか?」
うっ、と呻き声を上げるとロイは明後日の方向を見る。すかさずジットリとしたリザの視線が顔に突き刺さったが、ここで彼女の瞳を見る勇気は無かった。―リザも、大概意地が悪い。
「そ、それより。珍しいな。君とこんなところで会うなんて」
必死に話題を逸らそうと適当に話を振れば、リザがフッと笑う気配がした。
「せっかくお天気が良いので、少し買い物でも…と思いまして」
リザの言葉にロイはああそれでか、と納得する。今日の彼女の服装はいつもよりお洒落に気を使っている気がしたのだ。リザも普通の女性の様に流行りの服を着て、ショッピングを楽しむのだな……と当たり前の事がなんだかとても微笑ましく思えた。
「そうか。だから今日の君はスゴく素敵なのかな」
素直に思った事を口にすれば途端にリザは顔を赤らめる。
「なっ……お世辞なんかおっしゃっても何も出ませんよ」
銃の腕を誉められる事はあっても、お洒落を誉められた事などないのだろう。リザの反応は初々しくて非常に可愛いらしい。
耳まで赤くした彼女は俯いて、ハヤテ号のリードを両手でキュッと握っている。
「お世辞なんかじゃ無いさ。特にその……」
フレアスカートが似合っている―とロイが続けようとしたところで。不意に強い風が吹いた。悪戯な風にスカートを巻き上げられた女性達の悲鳴が周囲のあちこちから上がる。
「きゃ!」
そして。もちろんそれはリザも例外では無かったのだ。
……その一瞬。ロイの目の前には秘密の花園が広がった。
「………見ました?」
「……いや」
「……嘘吐かないで下さい」
「……見てない」
「……本当に?」
「……本当だ」
「……でも、やっぱり少しは見ましたよね?」
「……いや。本当に白の花柄レースなんて見てな……」
「やっぱり見たんじゃないですか!! 今すぐ忘れて下さい! 記憶を抹消して下さい!!」
「なっ…、そんな勿体ない……」
「もうっ、知りません!」
プイッと顔を背けてしまったリザに、ロイは慌てて言い訳をし始める。曰く、本当に一瞬だったから見たとは言い難い。見たカウントに入らない。既に記憶もあいまいである―などと。しかし、しっかり色と形状まで記憶していては説得力は皆無であった。
とんだ春風の悪戯はロイに一瞬の眼福をもたらしたのだが。その代償はかなり大きかったといえよう。
「だから…本当に見たのはちょっとなんだっ。なあ、おい、中尉……」
そして春の陽射しのもと、弱り切ったロイの声がいつまでも響く中―くあっと足下に座っていた小さな子犬が退屈そうに欠伸をしたのだった。                


◆ためになる?アドバイス◆ 2012 夏コミ

婚約をしたという報告をしてきた青年にロイが述べた言葉は次のようなものだった。
「そうか。で、もうヤッたか?」
「やかましい!!」
「……なんだ。まだなのか」
それはご愁傷様という顔をしたロイにエドワードは久しぶりに殺意を覚える。昔からやな奴だと思ってはいたが、時を経た今でもやっぱりいけ好かない男である。
せっかく立ち寄ったついでに挨拶も兼ねて近況報告に来てやったというのに、この態度。来るんじゃなかった…とエドワードは早くも後悔していた。
しかしそんな苦虫を潰したような顔をしているエドワードに、ロイは涼しい顔で続ける。
「誤解するな。私はあくまでも人生の先輩として心配しているのだよ。……君、ちゃんとデキルのかね? ヤリ方くらいは知っているよな?」
「バカにするな! それくらいの知識はあるわ!!」
「ふ~ん、そうか。だが、それは書物の知識であって実践経験に基づいた知識ではあるまい? 君、そういう事を話す男友達や知り合いとかいなそうだしな…違うか?」
「ぐ……」
そこでエドワードは言葉に詰まった。……全てロイの指摘した通りだったからだ。これまで波瀾万丈な人生を送ってきたせいで仲間と呼べる信頼のおける人達はいるが、確かに下らない馬鹿話をするような同年代の友達…というと思い当たらない。男兄弟はいるけれど、弟とそういった話をした事はなかったし。
「だから心配しているんだ。君はそういった事には疎そうだしな……おそらくウィンリィ嬢が初めての相手…といったところか…」
「…………」
何もかも全て図星である。
「それを悪いと言っている訳じゃない。結構な事だ。だが、やはりこういった事は男がリードしてやらねばならない事だ。察するにウィンリィ嬢が経験豊富とは思えんからな……」
「あったりめえだ!!」
豊富であってたまるか、と思わず怒鳴ったエドワードにロイはニヤリと笑う。
「だったらなおの事君がしっかりとヤラねばな? 書物の知識などいざとなったら何の役にも立たんぞ?……何しろ性の不一致は離婚原因の大半を占めるそうだからな……パートナーを満足させられない不甲斐ない男と思われたくあるまい?」
「……で、てめーは結局何が言いたいんだ」
エドワードはロイを睨みつけた。ロイは相変わらず涼しい顔である。
「何、老婆心ながら初めてでも失敗しない上手いヤリ方を伝授してやろうかと思ってな。……もちろん君がよければ、だが」
「…………」
「どうだ? 知っておいて損はないぞ?」
「だ、だれが…てめーなんかに……」
「あ~あ、愛しているけど、うちの旦那アッチの方はいまいちなのよね~って愚痴る嫁さんの姿が思い浮かぶなあ~~」
「ぐ……!!」
拳を握ってエドワードは震えた。ロイの言う事はもっともであり、己が経験不足なのは否めない。そして、目の前のこの男はプレイボーイとしてならした男である。その知識と経験は確かなものであろう。
「……教えてくれ」
「ん? よく聞こえなかったな?」
「……オシエテクダサイ」
「多少棒読みだが、まあ、いいか」
エドワードの言葉に満足そうに頷いたロイはでは、とエドワードを手招きする。あまり声を高くしてする会話ではないから近くに来いという事なのだろう。エドワードはロイの座るデスクへと近づいた。
「まずは……そうだな…、まずピ――をピ――してピ――なのは知っているよな?」
そしていきなり飛び出した卑猥なワードに顔を赤くしつつもエドワードは己の幸せな夫婦生活のために、とロイの話を真剣に聞き入ったのだった。


「あら? エドワード君。もう帰るの?」
「あっ、ホークアイ少佐……う、うんっ、か、かえるっよ?」
ロイの執務室から出てきたエドワードに声をかけると、何故か彼は顔を真っ赤にする。目を合わせようとしても視線を逸らされてしまって、リザはその不審な態度に内心首を傾げた。
「そう……お茶を淹れてきたのだけれど……」
「う、うんっ、ごめんっ。それ少佐と大将で飲んでよ!……じゃ!!」
そうして脱兎のごとく走り去っていくエドワードはやはりどうみても変だ。幾分すっきりしない思いで彼を見送って、リザはそのまま持っていたお盆のお茶をロイの元へと運ぶ事にする。せっかく淹れたのだから無駄にしてはもったいない。
「……失礼いたします」
「ああ」
一声かけて部屋に入ると、ロイはいつもの場所に座っていて、特に異常はない。リザはロイの元へ近づいて、とりあえずお茶を置いた。
「今、エドワード君に会いましたけど……何か、ありました?」
「何か、とは?」
「……いいえ。なんとなく様子が変だったものですから」
「いや、ちょっと人生の先達者としてアドバイスをしていただけだよ。実践にそくしたアドバイスをしたかったから、つい身近な実例を挙げてしまってね。それはもう、事細かにいろいろ話してしまった……失敗だったな。それは私だけが知っていればいい事だったのに。……たぶんそのせいだ」
「はあ……」
ロイの言葉の意味が分からずリザは小首を傾げる。
「で。実は鋼のにアドバイスしているうちに私も少々困った事になってね」
「はい?」
「ぜひにも、君に力を貸して欲しいんだが……」
不覚にもリザはロイの瞳に潜む怪しい光に気づかなかった。だから、
「私に出来る事でしたら、なんなりと」
そんな返事をうっかり返してしまう。
「大丈夫だ。君にしか出来ない事だよ……」
ロイの口角がつり上がる。その表情を見て、ようやくリザはなにやら不穏な空気が部屋に満ちている事に気づいた。
「あ、あの……大将?」
リザは思わず一歩後ずさった、しかし。それを逃がさないとばかりにロイの手が伸びてリザの腕を掴む。ぐいっと引き寄せられてリザはイスに座るロイの上に倒れ込んだ。
嫌な予感がして、リザはロイを見上げた。彼はニンマリと満面の笑顔を浮かべている。
「少々、焔がついてしまってね……鎮めるのに協力してくれたまえ?」
「や……! ちょっ、大将!」
執務室にリザの悲鳴が響く。しかし、幸か不幸かそれを聞く者はなく。
そして同時刻、司令部の出入り口ではロイが居るであろう建物を振り返って、
「信じられねえ……あの二人あんな事いつもしてるのかよ……」
呆然と呟くエドワードの姿が見られたという。




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by netzeth | 2012-10-18 00:34 | Comments(0)

何もしてない

【通販連絡事項】 10/14 17:00 までに頂いたお申込みには全て確認メールを返信済みです。メールが届いてないよ~という方はご一報下さいませ。


何もしていないのにもう土日が終わりそうです。昨日からうめこがした事といえば、寒かったので毛布を出した。マンガを読んだ。……これだけだΣ(゚口゚; もうちょっと建設的なことをしなければ…という事でこれから夕飯のお料理をちゃんとする(昨日はサボってレトルトにした)、と溜まったDVDでも見ようかと思います。……建設的?


拍手ありがとうございます~(^^)
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by netzeth | 2012-10-14 17:40 | 日記 | Comments(0)