うめ屋


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パソコンに向かうと書くこと忘れる

さっきまで日記に書こうと思ってたことをPC付けたら綺麗さっぱり忘れたうめこです、こんばんはー。SSのネタだけじゃなくて日記のネタまでもメモらなければならないのか…!歳は取りたくないもんですねー。

さていつの間にか4月も最終日。もう明日は5月…イベントまでもうすぐです。まだぜーんぜん準備が出来ておりませんww とりあえずペーパー用のSSは書いた。今日はこれからそれを印刷して折々する予定です。近頃やりたいことはたくさんあるのに時間が足りません。というか、多分私は自分の能力というものを分かっていない。今日はこれをやる!これは今日中に済ませる!と思ったことがだいたい終わらない……。自分の中の計画ではぱぱっと終わっているはずなのに終わらない。おそらく私は自分の能力を見誤っているのだ!という結論に達しました。もっと下に低く見積もれと。部屋の片づけは私の能力では1時間では終わらんから。※真面目に取り組まず脱線しがちになるとことかも計算に入れましょう。


ブログコメントを下さったお方様ありがとうございました。お返事を書きましたので該当記事をご覧下さい(^^)



拍手ありがとうございます☆

>4/30 拍手コメント下さったお方様 お返事不要ですが一言失礼いたします。
ご感想ありがとうございました(*^_^*)可愛らしいとのお言葉嬉しいです☆ ご体調は大丈夫でしょうか? お大事にして下さい~。


以下続きから拍手コメント(4/29分)のお返事です。

続き
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by netzeth | 2013-04-30 22:39 | 日記 | Comments(0)

危惧

ロイ・マスタング。二十九歳独身。大佐。軍では東方を守護する司令部の司令官であり、日々その辣腕をふるい中央軍司令部での覚えもめでたい若手のエリート。私生活では年下で美人でナイスバディな可愛い恋人がいる。そんな人生の勝ち組である彼には最近悩みがあった。他でもないその可愛い可愛い恋人に関する事である。


「いらっしゃいませ、大佐」
仕事を早めに切り上げてロイは意気揚々と恋人の部屋を訪ねていた。特に約束をしていた訳ではないが、彼女はロイがやって来る事を予想していたらしい。特に驚かれる事もなくロイは部屋へと招き入れられた。
「おお…ハヤテ号。元気か?」
途端によってきた黒い毛玉――もとい彼女の愛犬を撫で回してやる。ぐりぐりと頭を押しつけて喜ぶ子犬は可愛いやんちゃ盛り。ちぎれんばかりに尻尾を振って遊んで欲しいと飛びついてきた。
「そうかそうか。よしよし、まあ、待て。すぐに遊んでやるからな」
「こら、ハヤテ号。待て!」
コートを脱ぐ暇も与えられず突進してくる黒犬を苦笑しながら宥めていると、すかさず彼の主人から厳しい号令の声が飛んでくる。瞬間ハヤテ号はその場でぴたりと動きを止めて大人しくお座りした。心なしかしゅんとうなだれている。
「すいません、大佐。ちゃんと躾はしているんですけど…楽しい事があるとつい我を忘れてしまうんですね」
「いいさ。まだ子供だろう? そんなに厳しくしなくても自由にのびのびとさせてやれば」
「そう言う訳にはまいりません。躾は早いうちでなくては……どんな事でも早いうちに何とかしておかなければ後悔することになるんですよ?」
まるで我が子の将来を心配する母親のような顔でため息を吐くリザに、ロイは心から同意した。
「そうだな」
(早いうちに何とかしないとな)
そして、ロイはリザの部屋を見渡す。
落ち着いた色合いのファブリックにシンプルな家具。彼女の性格を如実に表しているかのような部屋。その部屋に不釣り合いな金属製の器具が置いてあった。それもいくつも。
(……前に来た時よりも増えている)
初めてロイがこの部屋を訪れた時は何も無かった。本当に殺風景な部屋過ぎて、ロイは来る度に手土産として可愛らしい雑貨や便利な日用品などを持参してきたものだ。それらはロイの訪問の度に増えていき、リザの部屋に彩りを添えていった。
――そう、原因はその一つ。ロイが持ち込んだあるものがロイの悩みの元凶であったのだ。


ハヤテ号とたっぷり遊んでやってからロイはリザと二人で夕食をとった。それから、リビングで食後のお茶をしながらのくつろぎタイム。足下では遊び疲れたハヤテ号が丸くなって眠っている。恋人同士のささやかな一時。ロイがもっとも安らぎを感じる瞬間だ。
「あ、いけない。もうすぐだわ」
時計を確認したリザが立ち上がって、棚の上に置いてあるラジオのスイッチを入れた。ロイがリザに贈った最新型だがレトロな風合いのあるお洒落な一品である。ラジオくらい社会人なのだから持ちたまえ。情報収集に役立つぞ。そんな言葉と共に彼女に贈ったそれを、ロイは忌々しげに見た。恋人との一時を無粋にも邪魔し、そしてロイの悩みの原因となっているそれを。
『今夜も貴方と夢の一時~イーストネット~イーストネットマルタ~』
軽妙な音楽と共に流れる歌は、昨今イーストシティで流行っているラジオ通販番組のテーマソングである。
『さあ今夜最初のご紹介は…魚の動きで腹筋をシェイプ! あら不思議これを毎日寝ながらほんの十分使うだけでまるで板チョコレートのように腹筋がバッキバキに割れます! フイッシュムーブ腹筋マシーンです!』
胡散臭い男の声が高らかに筋トレマシーンを売り込む。ラジオ通販はこういったダイエットマシンが人気商品である。
ロイはそっと隣に座る恋人の顔を盗み見た。彼女は真剣な顔でふむふむとラジオに聞き入っている。
『今なら! なんと一つのお値段でもう一台付いてくる! さらに!! 三十分以内にお電話頂ければ送料は無料とさせて頂きます! さらにさらに、このラジオ番組をお聞きになった方だけのサービス!! 先着十名の方に近日発売予定のエクササイズマシーンの割り引き券をプレゼント!! さあ、今すぐにじゃんじゃんお電話下さい!! 先着順ですのでお急ぎを!!』
「大変…!」
「……待て」
立ち上がって電話に向かうリザの腕をロイは必死に掴んだ。そりゃあ、もうかなり必死に。
「何ですか、大佐。離して下さい。先着順ですから急いでいるんです」
「まさか買う気なのか? 今の魚マシーンとやらを」
「ええ? そのつもりですけど」
押し殺した声で問うとリザはあっさりと頷く。
「……君が自分の給料で買うものだ。私が文句を付ける筋合いではないが……」
そこで、ロイははあ……と深いため息を吐くと。
「見たまえ! 既にこんなに筋トレ器具があるんだぞ!? もう必要無いだろう!」
指し示した腕の先には、リザの部屋を占拠している怪しいトレーニングマシーンの数々。ぶら下がると鍛えられるという鉄棒や持って振るだけで全身運動が出来るというブレード。上に乗るとバランス感覚が養えるらしい大きなボールに屋内でウォーキングが出来るというマシーン。その他諸々…数え上げれば切りが無い程である。すべてリザがこのラジオ通販番組で購入したものだ。
「だいたい! 同じものがもう一台付いてきたって邪魔なだけだろーが!!」
「……それは、大佐に差し上げようかと」
「いらん!!」
全力で断ると不満そうな顔をする恋人にさらにロイは言い募る。
「筋力トレーニングなら司令部にトレーニングルームがあるだろうが! 何も君が自宅でまでこんな事をする必要は無いぞ!!」
ロイが持ち込んだラジオのせいでリザが怪しい通販番組にハマってしまった。そして、彼女はそこでこの怪しい筋力アップマシーンを買い込んでいるのである。リザの部屋を訪れる度に増えるその数々にロイはずっと不安と危惧を抱いていたのだ。
「見ろ!」
「きゃ…!」
掴んでいたリザの腕を引いてロイは彼女をソファーのうえに押し倒す。素早くセーターを捲り上げて、その素肌を露わにした。這わされた男の手にリザが可愛らしい悲鳴を上げるが、ロイの手に伝わってきた感触はちっとも可愛らしいものではなかった。
「君の腹が…割れて来ている!!」
白くしなやかなのは変わりないが、うっすらと筋肉が乗った女の腹にはごつごつと固い割れ目が出来ていた。すべすべもちもちだった感触が固い筋肉へと取って代わられてしまったのだ。これを悲劇と呼ばずになんとするのか。
「……私は軍人です。体を鍛えて何が悪いんですか」
「……ものには限度というものがある。鍛えるのも。無駄な衝動買いも」
反論するリザをロイはねじ伏せた。彼女も少し無駄遣いしている自覚があったのだろう。痛いところを突かれたという顔をして黙ってしまう。
「軍人として鍛えたいという君の思いは美しいがね……」
リザの腹を撫でながら、ロイはそこに口づけを落とした。リザが小さく息を吐く。
「それでも、アームストロングのような筋肉ダルマを抱くのは私はゴメンなんだ」
「……大佐!」
言葉と同時に白い腹を舐め上げれば、リザが再び抗議の声を上げた。
「……何を…これも仕事の…軍務のためです……」
それも引いては部下としてロイの役に立つという、すべてはロイ自身の為。直向きなリザの視線を受け止めて、ロイは苦笑する。
「仕事のためというならば、柔らかな女の体もやはり仕事のためだよ」
「どういう意味…ですか?」
「君の体は私の癒しだからな。……抱き心地が悪くなっては困る」
私が欲求不満になったらそれこそ、仕事に支障が出るというものだよ。
そんな風にうそぶく男をリザは睨みつけた。それも、上目遣いで頬を染めていてはあまり威力は無かったが。
「これ以上鍛えるなと…?」
「いいや」
ロイは首を振った。軍人であるリザを否定する気は無い。だが、女としての自分をもう少し尊重して欲しいだけだ。
「何事もほどほどに…という事だ」
これくらいでちょうどいいよ。
そう囁いたロイの手が動き始める。
明確な意図を持って体に触れ始めた男の手を、しかしリザは諦めたのか退けようとはしなかった。
『次は……大人のリスナーの皆様に…ご夫婦仲をさらに盛り上げる……大人の玩具……』
ラジオからは商品紹介の声が相変わらず流れている。
それを聞きながらロイは笑った。
「どうせ買うならあれがいいな」
「……馬鹿ですか」
罵りながらもリザが首に手を回してくる。
誘われるままにロイはその唇を彼女のそれに落としていった。リザの体を抱きしめる。ほどほどに引き締まった体と柔らかな肉。
(やはり、これくらいがちょうどいい)
ムキムキマッチョなリザの幻影をようやく頭から振り払うと、ロイは愛しい恋人をその手に抱いた。




END
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by netzeth | 2013-04-29 15:22 | Comments(0)

ついに。

起きる。美容院行く。寝る。今に至る…ということで今日は何もしていないwのでこれからいろいろしようと思ううめこですこんばんは。私の何もしていない…というのはご飯すら食べていないレベルで本当に何もしていないダメな感じです。休みの日は自堕落になっていけない。

よーやくついに美容院に行ってきました。思えば去年の8月以来だ……(それもどうかと思う)本当はもっと早く行くつもりだったんですけど、縮毛かけるのが面倒で面倒で。3時間くらいかかるのが苦痛です。何が嫌ってメガネを外しているから時間潰しに何も読めないのが。
ともあれ邪魔だった髪も切ってきてすっきりしました。これで毎日のドライヤー時間が短くなる! それにしてもパーマ独特のパーマの匂いが苦手です。シャンプーしてもすぐには落ちないんですよね、匂いって。昔から変わらないけどこの匂いってどうにもならないんですかね。フローラルな香りにならないのは技術的に難しいからなのか、ただ単に必要ないからなのか……。

暇つぶしに美容師さんに昨今流行のノンシリコンシャンプーについて聞いてきました。髪になんかいいことあるの?と疑問だったのですが。えーと、今までのシャンプーに比べて汚れが落ちてさらに髪にそのシャンプー自体が残らないとのこと。シャンプーが地肌に残ると肌に良くないのですが、それがこのノンシリコンには無いとか……。つまり洗い残しが防げるということ?正直よく分からなかったですww 


拍手ありがとうございます!
また、ブログコメントを下さった方ありがとうございます☆
お返事を書きましたのでお心当たりのお方様は該当記事をご覧ください。
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by netzeth | 2013-04-28 00:15 | 日記 | Comments(6)

ぼけっとしてたら

ぼけっとしていたらもうスパコミまで一週間です。時が経つのが早い。原稿終わったーとぼけっとしてないでさっさと準備をしよう…。

という訳で最近お部屋にGが出て涙目のうめこです、こんばんは。…ものすごく安眠できない。常に奴の脅威に曝されているかと思うと油断出来ません。バルサんしたいのですが、バルサんはバルサんでやるのは大変ですね。うちは鳥さんが居るのでまずはその避難からだわさ。

鳥さんといえば。最近母上が小さいインコさんをもう一匹増やしました。その名前に悩んでいる模様。最初の鳥さんにはぴーちゃんという名前が付いております。それにちなんでなんか考えてと言われた私はすごく面倒になって、ぴーちゃん二羽目ということでぴーつーとかでどう?と提案しましたが却下されました。せっかく考えたのに理不尽。ミューツーみたいでなノリでかっこいいと思ったのに(棒読み)で、結局面倒になった母上は小さい鳥さんもぴーちゃんと呼んでいる模様。母上のなかで鳥さんはみんなぴーちゃんらしい。

小さいころに憧れてたシャンプーのティモテが再発売されたので買ってきました。お徳用パックのお安いのばかり使っていた私にはものすごく高級なお値段でした。もったいなくてまだ一回しか使ってません。特別な日しか使わないということで、イベント前日限定にしようかな…(*゚ロ゚)ハッ!!それじゃあ年間5…いや、へたしたら3回くらいしか使わないやん!……肝心の使い心地は香りがすごく好みでした。あとしっとりしました。



拍手ありがとうございます(*^_^*)

以下続きから拍手コメント(4/25分)のお返事です。



 

続き
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by netzeth | 2013-04-26 01:25 | 日記 | Comments(0)

自家通販休止

自家通販を休止させて頂きました。
たくさんのご利用ありがとうございました<(_ _)> 再開はスパコミ後を予定しております。

またスパコミ新刊『彼女はそれを我慢きない』はとらのあな様に委託しております。現在予約が始まっているようです。ご興味がおありの方はよろしくお願いいたします。

とらのあな様 通販ページ


この週末は寒かったですねえ……。ホットカーペットをつけて毛布にくるまって震えておりました。冬物を仕舞ってしまった方も多かったのではないでしょうか。もう4月後半だというのに勘弁して欲しいものです。

さーこうなってくるとスパコミのお天気が気になります。去年は近年稀にみる大雨の翌日で電車は止まってるわ通行止めになっているわで散々でした。今年はカラッと5月晴れで出来れば暖かければ良いのですが。というか、暑いくらいで構わないです。いつも5月はイベント用に用意した服が寒くて着れないし。暑くて汗が出るくらいで!無能日和はもう勘弁してくらはい……。



拍手ありがとうございます(^^)
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by netzeth | 2013-04-22 21:58 | 日記 | Comments(0)

欲しい

原稿終わったはずなのに夜更かしですこんばんはーうめこです。
最近は進撃のきょじんのOPをエンドレスリピート中。燃える。ぐるぐるぎゅんぎゅん動く立体機動はかっこいいですねー。

暖かくなってきたので腕とか出す季節になりましたね。……そんな今毛剃り機が欲しくてたまりません。剛毛なので腕、出せません。通販番組とかでやっている痛くない、徐々に薄くなる!という毛剃りが機が欲しいです。しかし、この私が欲しいの、ものすごく高いんです。薄い本がそれこそいっぱい買えちゃう!ってくらい高いです。なら、私は本を買うww……つるつるになる日は遠いわー。リザたんは金髪なのできっと薄くてつるつるすべすべもちもちなのでしょうね…。増田はもっさーかな?

さて、修理から戻ってきた新しいポメラたんを使って短めですがSSを書きました。快適に書けたので不具合は改善されたようです。良かった。これでもう大丈夫かな? 


拍手ありがとうございます(^^)


>本ご到着のご連絡を下さったK様
メールありがたく拝見しております! ありがとうございました(^^)装丁をお褒め頂き嬉しかったです♪ 少しでもお楽しみ頂ければ幸いです☆
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by netzeth | 2013-04-19 01:11 | 日記 | Comments(0)

協力

ロイが店から出た時、リザは何かを熱心に眺めていた。
視察帰りにちょっと用があるからとリザを待たせて、所用を済ませたまでは良かったが思ったよりも時間を食ってしまった。おそらく一刻も早く司令部に戻って仕事を再開したいリザは、ロイを待ちわびているはずだ。これはまずいと思いながらロイは戦々恐々と彼女の元へと戻ったのであるが。
しかし。
ロイが目撃したのは顰めっ面の副官ではなく、どこか柔らかな笑みを浮かべた女性の姿だったのだ。
近づく自分の気配にも気づかない程にリザが一心不乱に見ているものが気になって仕方がなくて、ロイは彼女の視線を追ってみた。
彼女の瞳を捕らえて離さなかったもの。
それは道路を通り過ぎて向かいの歩道にて。乳母車を引く母親と、そしてその乳母車の中であどけなく笑う赤ん坊だった。
母親は優しい手つきで赤ん坊の頬を撫でて、良い子でいる我が子にしきりに何事か話しかけているようだった。優しく笑う母と赤ん坊。見る者の心を自然と和ませる、そんな光景だ。
それはリザも例外では無かったのだろう。いつも無表情な彼女にしては珍しいくらいの穏やかな表情をしていた。
「……欲しいのか?」
彼女のそんな顔を見ていたらば、思わずロイはそう問いかけていた。話しかけられたリザが驚いたようにロイを見る。ようやく彼女は接近していた上官に気づいたらしい。
「……何の事ですか」
「だから。赤ちゃん」
リザが誤魔化そうとしたので、そうはさせじとロイは言葉を重ねる。
「すごく熱心に見ていたじゃないか。私にも気づかないくらいにな」
全部見ていたぞと言い逃れ出来ないように言ってやる。すると、リザは恥入った風に瞳を伏せた。
「……まさか。ただ、可愛いなと思っていただけです」
「そうか? それにしては物欲しそうに見ていたが」
意地悪く指摘してやるとリザは顔を上げた。その顔には諦めの感情が滲んでいる。ロイに隠し事は出来ないと自覚しているのだろう。
「では、正直に欲しいと言ったら大佐はどうなさるおつもりですか?」
一転挑むような彼女の言葉に、ロイはニヤリと笑って続けた。
「協力してやる」
もちろん、それは今晩にでも子作りに協力してやる…という意図の発言である。この手の冗談を嫌うリザを、懲りずにからかって銃を突きつけられるのがロイの日常であったが、(そしてそれでも赤くなる彼女が可愛くて止められないのだが)しかし。この時は違った。
リザはロイのセクハラ発言にも怒りを見せず、ただじっとロイを見つめてきたのだ。思わぬ彼女の反応にロイが戸惑っていると、リザが躊躇いがちに口を開いてくる。
「……本当に協力して下さるのですか?」
まるで協力を期待しているかのようなリザに、ロイは驚く。てっきり怒ると思っていたのに。
「あ、ああ。もちろん」
真剣な彼女の迫力に押されて、ロイは思わず頷いてしまう。するとそこでようやくリザは表情を弛めてみせた。
「では、すぐに司令部に戻ってお仕事をして下さい」
「へ?」
言葉の前後の脈絡が分からずにロイはポカンと口を開けた。そんな彼に構わずに、リザは言葉を続ける。
「そしてこれからは真面目にサボらずに仕事をして下さい。ずっとずっと真面目に仕事をして下さい。それから早く出世して下さい。悠長にしている場合ではありません。どんな手を使ってでも良いから、上に行って下さい」
それはもちろんそうするつもりではあるが。何故今、リザに出世を急かされているのかよく分からない。しかし、リザの真剣な表情がロイに口を挟ませなかった。
「そして、少しでも早く大総統になって下さい。……そしてそして…」
そこで、息継ぎのためかリザの声が途切れた。彼女の瞳が心なしか潤んでいるように見えるのは気のせいだろうか?
「そうしたら……ファーストレディを迎えて可愛い赤ちゃんを作って下さい。一人では寂しいので何人でも。とっても可愛い赤ちゃんをたくさん。明るい子供の声が満ちる幸せな家庭を作って下さい」
ようやく言葉の意味を悟り驚きに目を見開いたロイを、リザが微笑んで見つめている。彼女は先ほどの母親のような慈愛に満ちた顔をしていた。
「私に協力する……とはこういう事です。お分かり頂けました?」
「……分かったよ。協力する。約束だ」
男に二言は無い、とロイは苦笑する。軽い冗談のはずが、とんでもない重責を背負わされたようだ。……しかし、その笑みはどこか晴れやかだった。




END
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by netzeth | 2013-04-19 00:51 | Comments(2)

ブレイブる

春コミの日以来久しぶりにブレイブリーデフォルトをやりました。3DSを開いたのも春コミ以来ぶりです。お仕事行く時に持って行ったのですが、さすが田舎全然擦れ違い通信しませんねー。イベント行った時は擦れ違いまくりだったのになあ。さて、スパコミに向けて少しでも進めたい所。擦れ違った方達に弱くて役に立たないと思われないように…。

そしていい加減お部屋も片付けたいです。腐海はここにあったんだなあ…。お洋服をタンスにしまうという当たり前の事がもうずっとされておりません。忘れ去られた風習のようになっていますよww原稿中は座ってポメラを打てるスペースのみ確保すれば良いやという考えだったんで。本当に座るスペースしか無いという……。

そういや壊れた新ポメラたんが修理から戻って来ました。何となく旧ポメラたんが調子が良いのとまた壊れるんじゃ…という疑いでまだ使ってないのですが。試しに何か書いてみようかなー。



拍手ありがとうございます(*^_^*)



以下続きから拍手コメント(4/16分)のお返事です。

続き
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by netzeth | 2013-04-17 00:07 | 日記 | Comments(0)

入稿とUP

【通販連絡事項】 4/15 23:00 までに頂いたお申込みには全て確認メールを返信済みです。メールが届いてないよ~という方はご一報下さいませ。


※ 通販は今週末くらいでイベント間近のため一旦休止する予定です。


週末は原稿で死んでました、うめこですこんばんはー。土日で何とか三冊目の原稿が終わり入稿いたしました。印刷所さんの方で受付ましたとの連絡が来たので、出せると思われます。オフライン情報に新刊詳細を更新いたしました。

今、一番欲しいもの。……東方司令部の見取り図。中央司令部は約束の日の時舞台になっていたから原作にもたくさん描かれているのですが。東方司令部ってよく分からんですよね。場面場面でちょこちょこ出てくるだけで、全体像のバーンという引いた図はなかったはず。中央司令部はある。何階建て?とかどんな施設があるの?とかすごく知りたいのです。載ってたガイドブックとかあったっけ?見直してみようかなー。無かったら開き直って自分で考えよう…というか、もう結構いろいろ自分設定で考えちゃってるんですけどww とりあえず広い中庭があって、そこで増田がブラハと昼寝しているのは基本かと。



拍手ありがとうございます!
原稿中大変に励まされました(^^)
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by netzeth | 2013-04-15 23:37 | 日記 | Comments(0)

彼女はそれを我慢できない~冒頭本文サンプル~

若い女性達の笑いさざめく声がロッカールーム内に満ちていた。夕刻の女子ロッカールームはいつも通り、日勤を終えた後方勤務の女の子達のお喋りで大変賑やかである。まるで小鳥が集まってさえずっているようだ……などと埒も無い事を考えながら、リザは己のロッカーを開けた。そして、手早く私服を取り出して着替える。
デスクワークが嫌いな上官殿が、今日に限って見事なまでの鮮やかさで仕事を片づけてくれたおかげで、こんな時刻に帰宅する事が可能となったのだ。しかし、無論あの男が無条件にそんな大盤振る舞いをしてくれる訳はない。
彼が仕事を定時までに終わらせた理由――それはリザの部屋への訪問の約束を彼女に取り付けたからである。
渋るリザをいつもの口八丁で丸め込み、了承の言葉を引き出した彼は、それはもう素晴らしい事務処理能力を発揮してくれた。思わずそれまでのダラケきった無能ぶりはなんなんだ、と小一時間くらい問いつめてやりたくなったリザである。
しかしそんな事を口に出せばあの男の事だ、きっと「君との甘い一夜が私をやる気にさせるって事はつまりだね、それはひとえに君への深い愛故だよ? それを喜ぶのならばともかく、咎められる覚えはないと思うのだがね。なあ、リザ?」とでもそれこそリザを赤面させる気障な台詞を吐くに違いないのだ。
容易に想像出来てしまった恋人の姿をリザは、ふるふると首を振って打ち消した。
まあ、自分だって多少、ご褒美を餌に彼のやる気を引き出したのは認めるが。
――鼻先にぶら下がる人参が無ければやる気を出さないなんて、その名の通り野生馬と一緒じゃないの。
はあっとため息を吐いてから、リザは急ぎ止まっていた着替える手を再開させた。その間にも夕食のメニューをなんにしようかしら…? などと、思わず考えてしまうのは、結局のところ今夜の約束をリザも楽しみにしているという事実に他ならない。
――彼女自身自覚も無く、指摘されようが絶対に頷かないだろうけども。
そしてリザが着替えを終えて、己のロッカーの扉を閉めた時の事だった。
「うっそーっ! 彼ともう別れたの!?」
一際大きな声がロッカールームに響き渡る。 
反射的に振り向くと、事務の女性の中でも噂好きの女の子のグループが、目を丸くして何事かを同僚に話しかけている。
「あんなイケメンと!? やだ、もったいない!」
「そうよそうよ! だったら、あたしに紹介してよ。彼、お金持ちだし、背だって高いし、優しそうだし……言う事無いってあんたも自慢してたじゃないの」 
まだ一ヶ月も経ってないわよ! と女子達がまくし立てている。それに反論するように声を上げたのは、彼と別れた――と告げた女性だ。彼女は皆から詰め寄られて、少し不本意そうに口を尖らせている。
「んもー! みんなあたしの話も聞いてよ。確かに彼、イケメンだし、優しいし、お金も持ってるけど……」
「けど?」
「……エッチがいまいちなのよ」
「えっ」
「やだっ…そうなの!?」
彼氏と別れたという女性の言い分を聞いて、取り巻いていた女の子達は一斉に顔を見合わせた。その顔には皆、ちょっぴりの恥じらいと、多分な隠しきれない好奇心を浮かべている。
「それって…短小だとか?」
「それとも、超早いとか?」
「前戯が超絶下手くそ…とか?」
興味津々といった態度を隠そうともせずに、彼女達は次々と質問を浴びせかける。その会話を不躾とは思いつつもリザは耳をそばだてて聞いていた。
……なんとなく、女として聞き逃せない内容だったのだ。
「う~ん、なんて言うか…いまいち気が利かないのよねー。痒い所に手が届かないって言うの? そこじゃないっていうかあ……」
「あ――! 分かるっ。向こうはこっちが感じてると思ってしつこくしてくるけど、全然明後日っていう奴?」
「あるある、あるわー。で、全然感じなくて、イッたふりしたりとかさ――」
「まあ、エッチにも相性があるしねー。なかなか最高の相手に巡り会うのは難しいわよね」
「でも一度で良いからそういう相手としてみたいわよねー! それが恋人なら最高なんだろうけどさ」
「それこそ難しいわよ。この子みたいに相手がイケメンだからってエッチも最高とは限らない訳だし?」
「あ……実は私…こんなもの持っているんだけど……」
そう言って女性達の一人が小さな紙片を取り出した。離れた場所に居たリザにはそれが何かまでは見えなかったのだが。
「やだ! あんたこれ、女性向け売春宿の名刺じゃないのっ。どうしたのよこれ。まさか…行ったの?」
「ち、違うわよ。友達に貰ったの。私も今の彼氏とのエッチがいまいちでさ。それを愚痴ったら一度試してみない?って。……夢のような体験が出来るらしいわよ」
「嘘っ、本当?」
「何回もイッて、最後には意識を飛ばしちゃったりとか?」
「口だけでイカせられたり?」
「いろんなプレイを経験したり?」
「し、知らないわよっ。あたしが行った訳じゃないし…それに、行ったら浮気じゃない?」
「それはそうかもしれないけど。なあに? あんたエッチがいまいちだって割には彼氏の事大事にしてんじゃないの! このこのっ」
「あーあー、あたしも早く新しい彼氏見つけよう~」
がやがやと賑やかな一群の声はやがて遠ざかり。彼女達はロッカールームを出ていった様である。特に何と言う事もない妙齢の女性達のお喋りであったはずなのだが。
思わずリザは同じ女性として己の身を省みていた。
その次の瞬間。
「ふ、ふ、ふ~~。あら~? リザさん。気になってしまう感じですかあ?」
突然後ろから声をかけられて。ぎょっとしたリザが振り返ると見慣れた親友――レベッカ・カタリナの顔があった。何時の間にやって来たのだろうか。と驚いたリザはその疑問をそのまま口にする。それに答えて、
「リザがあの子達の会話に夢中になっている時に、よ」
レベッカはまるで童話に出てくる猫の様に、にやあといやらしく笑った。
「べ、別に、夢中になんかなっていないわ」
「そう? その割にはずいぶんと真剣な顔で聞き入っていたじゃないの」
「……何時から見てたの?」
人が悪いわ。と固い声を出せばレベッカはニヤニヤ笑いを更に深めていく。
「いやーそれにしても、あんたもああいう下世話な会話に興味があるのねー。リザも大人になったもんよねー」
お姉さんは嬉しいわ。と同い年の癖に年上ぶるレベッカをリザはねめつけた。この親友は自分の生真面目な性格を、度々からかう悪癖がある。
「茶化さないで。それに興味があるわけじゃ……」
「まーたまた。誤魔化さなくても良いじゃない。リザも年相応になって、おぼこ娘から卒業したって事でしょ。めでたい、めでたい。で……」
一端言葉を切ったレベッカは、ここが肝心とばかりに声に力を込めてくる。
「御仁はどうなの?」
「何の話?」
「またまた~、分かっている癖に。もちろん、御仁のあっちの腕の話よ。……上手いの?」
語尾は内緒話をするように声を潜めている。ロッカールームにはもう他に人影は見えないが、それでも公には出来ないリザの交際相手に配慮してのことだろう。
「……知らないわ」
親友の視線から逃れる様にリザは顔を背けた。それでも、耳まで赤くなってしまっているので恥じらっている…という態度は丸分かりだったが。
「何よ。数年来の親友にもちょっとくらい教えてくれたって良いじゃないのよう。……興味あるのよねーあの色男のエッチの腕。まさか、自分で試す訳にもいかないしねえ?」
「あ、あたり前よ!」
慌てたように声を上げ、リザは怒りを滲ませる。その反応にもレベッカはニヤニヤ笑うばかり。
「冗談よ、冗談。リザちゃんは冗談にも嫉妬するんですね――」
あー熱い熱いと揶揄されて、リザはますます顔を赤くする。そんなリザの肩に手を回してきたレベッカは、ぐっとリザの顔に自分の顔を寄せると。
「で、マジな話どうなの? 上手いの? 下手なの?」
……どうしても彼女にとって、そこは気になって仕方がない事らしい。
「……分からないわ。だって、私、他は知らないし……」
比べる相手が居ないのだから、リザの中でその答えは出ようも無い。
仕方なく答えたリザに、レベッカは途端につまらなそうな顔をする。彼女としては参考になる意見が聞けなくてがっかりしたのだろう。
「なーんだ。残念。せっかく東方一のプレイボーイの腕を知る良いチャンスだと思ったのになあ……」
――果たして、彼女は一体その(どーでもいい)情報を得てどうしようと言うのか。それが気になるリザである。
「ね、リザ。あんた他も試して見たら?」
そしてレベッカは更にとんでもない事を言い出す。よほど、ロイ・マスタングのエッチのテクニックの程が気になるらしい。
「な、何を言うのよ…! レベッカ!!」
思わず声を荒げたリザに、レベッカは悪びれた様子もなく続ける。
「ほら、さっきの子達が話してた……女性向けの売春宿とか行ってさ――。あんたって御仁一筋で、今までエッチはおろか他の男とキスもしたことないんじゃないの? たまには他で遊んで経験を積んでみるのもありかもよ?」
おそらく冗談で言っているのだろうが、レベッカは新しい世界が開けたりして、などと結構本気ともつかない言葉を口にする。
「ほら、これ。さっきあの子達が言ってた売春宿の名刺」
「ちょ…貴方までこんなもの持ってるの……!?」
レベッカがズボンのポケットから取り出したそれに、リザは目を剥いた。
……今時の若い女性というのはこんなにも奔放なのだろうか。もしかして、自分の考え方が古くさいのか。
そんな埒もない自問をしつつも、リザはレベッカに言葉を返す。
「い、要らないわ…。私には必要無いもの」
「まーまー、そんな事言わずに。持っておけば意外な時に役に立つかもしれないわよ?」
「例えばどんな時?」
「……御仁が浮気した時の腹いせ用とか」
不吉な事を言う親友に、リザは呆れ果てた表情を向ける。
「止めてちょうだい。本当に浮気されたってそんなもののお世話にはなりません。ただ別れるだけです」
きっぱりと言い放つリザに、レベッカはおー怖い怖いと肩を竦めた。これでは御仁も苦労するわね、なんてリザに聞こえないように呟く。
「とにかく。要らないわ。……レベッカもそんなもの持っていると次の彼氏が出来ないわよ?」
「……っちょ、そこでその話題振る!?」
つい最近恋人と別れたばかりの親友の傷口に、今日ばかりは遠慮なく塩を塗りながら。リザはさっさとロッカールームを後にする事にする。
――思わぬ時間を食ってしまった。家には腹を空かせた新しい家族…黒の子犬と、そして。わがままな黒の大型犬が待っているというのに。



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by netzeth | 2013-04-15 22:52