うめ屋


ロイアイメインのテキストサイト 
by netzeth
プロフィールを見る
画像一覧

原稿中

【通販連絡事項】 6/27 21:00 までに頂いたお申込みには全て確認メールを返信済みです。メールが届いてないよ~という方はご一報下さいませ~。

※ 既刊「Dream of Butterfly」は完売いたしました。ありがとうございました。


萌えってなんぞや?と一人禅問答しながら原稿に励む日々です。こんばんは。今さらそれを考えているのかと突っ込まれそうですが。書いていると、どうしても萌えとは?という究極の問いにたどり着くのです。さて、うめこが悟りをひらける時はくるのでしょうか。そんなことしてないで一文字でも早く書けって感じですがww



拍手ありがとうございます(*^_^*)


以下続きから拍手コメント(6/27分)のお返事です。

続き
[PR]
by netzeth | 2013-06-27 22:14 | 日記 | Comments(0)

行ってきた

昨日は久しぶりに東京へと行ってきました。家族連れて親戚の結婚式へですが。まあトラブルもなく……と言いたい所ですが、結構トラブルがあったような。まず、兄の靴が壊れる。(数年靴を履かずに放置しているとボロボロと靴底が崩れる現象が起こるらしい)次に母が私より家を先に出たのに何故か駅に来ない。電車時間ぎりぎりになって走ってきて、「足が痛かったから家に戻って靴を履きかえてきた」と。まあ、正しい判断です。兄は壊れた靴をそのまま履いていき、あちこちに靴底の残骸を残すことになりましたから。

それから乗り換え駅にあと一駅で着くという時に兄が腹痛でトイレを求めて乗車車両から消える。乗り換え時間が短くて急がないといけないと事前に話していたところだったというのに。しかも指定席とった特急だっつーの。切符も購入済み。兄一人を待って特急を乗り過ごすわけにもいかんので私たちは無情に先に電車を降りて特急へと乗り換え。なんとか兄は間に合いました。……とまあ、トラブルの大半は兄貴でしたね。結婚式自体は滞りなく終わりました。良いお式でした。披露宴のマンゴージュースが美味しくて何杯も飲んでしまったのは良い思い出。



拍手ありがとうございます(^^)


以下続きから拍手コメント(6/24分)のお返事です。

続き
[PR]
by netzeth | 2013-06-25 00:01 | 日記 | Comments(0)

くちく

駆逐してやるっ!とばかりにキンチョーリキッドを買ってきました、うめこですこんばんは。ついでに虫ハントスプレーも。これで楽しい(蚊の)駆逐が出来ますね。

明日はいとこの結婚式に上京です。立体ダンジョン新宿駅に挑みます。詳しい道順を相方氏に聞いておいたので大丈夫かと思うのですが、迷わず行けるかなー。あそこいまだに構造が把握できません。把握できるほど訪れていないので当然なのですけど。自分一人なら気楽なんですがね。家族連れてると歩かせちゃ悪いのでおいそれと迷えませんねー。


拍手ありがとうございます(^^)
[PR]
by netzeth | 2013-06-22 22:19 | 日記 | Comments(0)

ウォーターサプライ

寒さと暑さを日々繰り返して、季節は初夏へと移り変わっていく。私が季節外れの風邪をこじらせたのはそんな季節の変わり目の時期だった。
その日、私は朝から体調がすぐれなかった。前日から喉の痛みは感じていたのですぐに風邪を引いたのだと分かったけれど、熱を計る事はしなかった。もし、高熱が出ていてそれを知覚してしまったのならば、気持ちが萎えてしまうと思ったからだ。病は気からと言うし。
だるい体に鞭を打って司令部へと出勤し、そのまま仕事に励んでいた。仕事をし始めてしまえば具合の悪さなど忘れるだろう、そんな風に甘く見ていた部分もあったのだろう。しかし、一向に体調は回復せずとうとう私は司令部で倒れてしまったらしい。
――気がついた時、私は彼の腕の中に居た。



朦朧とした意識の中、それでも彼の気配と匂いを忘れる私ではない。すぐに自分の体を抱き上げているのが彼だと分かった。
「……大佐?」
「ああ、起きたか中尉。もうすぐ着く」
……何処に?
と思ったけれど口に出す事はしなかった。ただ、ぼんやりと彼の顎の辺りを見上げる。たくましい首筋と綺麗な顎のライン。そして引き締めた薄い唇を見て、彼との距離がとても近い事に私はなんだかとても嬉しくなってしまった。
彼が普段私を女として扱う事はない。
それは私が望んだ事だし、あくまでも私は彼の部下であるのだから当然だろう。不満も不平もない。
しかし、彼が私以外の数多の女性達にその熱い視線を向け、甘い言葉を投げかける度に私はほんの少しだけ寂しくなるのだ。
私はあれを決して手に入れる事は出来ないのだと。
その証拠にあれほど女性に対して手の早い男と言われている彼は、私に対しては何一つそれらしい事をしてこない。
おそらく私には異性としての興味を抱いていないのだろう。そう私は結論を出していた。
だから、こうやって上司部下以上の接触をされると私の女心は揺さぶられてしまうのだ。動揺よりも素直に喜びが先に立ってしまうのは、私が病気で弱っているからだろうか。
――心の外壁がすっかりはげ落ちてしまっている。
私を抱えたまま器用に彼は扉を開けると部屋の中へと入っていく。その段階でようやく私はそこが自分の部屋だという事に気がついた。
彼は私を寝室のベッドの上まで運ぶと、私を降ろした。
離さないで。
という言葉を残っていた僅かな理性で押さえつける……いや、もう高熱に私の意識はほとんど混濁していてそれどころではなかったのかもしれない。
とにかく危うい所で一線を保った私は、代わりに今の一番の願望を口にしていた。
「熱い……です…み、お水を……」
「ああ。少し待て」
傍らに居た彼が立ち去る気配がした。うっすらと目を開けて彼の背に視線を送る。彼はキッチンへと姿を消すと、グラスを持ってベッドに引き返して来た。
「水だ。飲めるか?」
彼はグラスを差し出して来るが、しかし、今の私にはそれを受け取るために腕を上げるのも、そして飲むために身を起こすのも億劫であった。
「やっぱり…い…いです……」
熱い体は水分を欲しがっていたが、私はゆっくりと首を振って必要ないという意を示してみせた。このまま体を横たえたままでは水は飲めない。
ところが、彼は何を思ったのかその手に持ったグラスをぐいっと自分であおった。彼も喉が乾いていたのだろうか……ぼんやりとそんなことを考える私の顔に影が落ちた。
止める間も、あらがう暇も無かった。
唇にひんやりとした温度と柔らかな感触を感じた。とても心地が良くて、抵抗する気も起きずに唇を開くとそこから少しだけぬるくなった水が、流し込まれた。乾いた体を潤すその水分を欲して、私は喉を鳴らしてコクンと飲み込んだ。
「もっとか……?」
唇を離して、彼が問う。はっきりしない視界の中で、彼の濡れた唇だけが淫靡に光っている。
欲しい。
夢中で頷くと、彼は薄く微笑んだ。
そして、再び水を飲ませるべく唇を重ねてくる。
「ん……」
うっとりと私はその甘露を享受する。求めているのが水なのか、それとも彼の唇なのか。熱に浮かされた今の私には到底判断は付かなかった。ただ、本能が求めるままに、それを欲しがって求める。
「……これでおしまいだ」
もっととねだろうとして、しかし彼がそう言って口移しを止めてしまったので私は残念そうな顔で彼を見上げた。
「……そんな顔をするのは止めたまえ」
そんな顔とはどんな顔だろうか。
しかし、私の疑問にはもちろん彼は答えてくれる訳もなくただ苦虫を潰したような顔で見下ろしてくる。
「今はいい子に眠るんだ」
子供に言い含めるような優しい口調で言われて、私は大人しく頷くと目を閉じようとする。けれど、その前にどうしても尋ねておきたい事があって私は口を開いた。
「大佐……」
「なんだ?」
「今の……キス…ですか?」
それならば、嬉しい。
ただそんな単純な思考回路で、頭の中が麻痺していた私は彼に尋ねていた。
「まさか。これは、キスじゃない。勘違いされては困る」
彼のそっけない言葉は私の心に重石を落とした。
一瞬でもバカな期待をしてしまった自分が憎らしい。これはただの病人の介抱であって、そんな甘い行為じゃあなかったのだ。
浮かれていた私の女心がシュンとすぼまってしまった。
しかし、その直後彼は、そう、彼特有のニヤリとした笑みを浮かべて。
「本当のキスは、こんなもんじゃない。……覚悟したまえ、元気になったらたっぷりしてやるから」
彼はこの上なく優しい手付きで私の額にかかる前髪を梳った。ねぎらうようなその手付きが優しくて、鼻の奥がツンとなる。弱っている時に優しくしないで欲しい。ヒンヤリとした己の体温よりも低いその温度が今の私にはとても心地良くて、私は夢見心地で目を閉じた。
「嬉しい……」
「……まったく。無自覚とは恐ろしいな。病人じゃなかったら…襲っているところだ」
そして、深いため息を吐く彼を後目に。満たされた私の心と体は眠りへと誘われていったのだった。





END
*************************
[PR]
by netzeth | 2013-06-22 20:43 | Comments(0)

暑くなると

ようやく靴下の脱げる季節になりまして、冷え症のうめことしてはありがたいのですが。暑ければ暑いでいろいろ嫌なことが出てきますよねー。暑くなると虫が出てくるのが困るところ。昨夜は寝ていたらブ~ンという蚊の音に起こされてしまって、その後寝付けませんでした。切れて蚊の駆除に乗り出しまして、三匹ほど成敗したのですが、キリがないのでキンチョ―リキッドを買ってこようと思います。とゆーか、私の部屋は基本閉めっぱなしなのにどこから入ってくるのかね?君たち。

一歩進んで二歩下がる。……何がかといいますと原稿の進捗状況ですww 平日にも出来るだけ進めたいんですが、脱線しまくってなかなか進みません。集中力プリーズ。書くために原作を読み返したりしていると、そのまま読み耽ってしまう罠。全ては鋼が面白いのがいけないんだよね!

平日は放棄して土日で…!と思ったら今週末はいとこの結婚式だ……。


拍手ありがとうございます!


>通販到着のご連絡を下さったT様
ご連絡ありがとうございました(^^) メール確かに拝見いたしました! 無事にお届け出来て良かったです☆



 
[PR]
by netzeth | 2013-06-19 22:23 | 日記 | Comments(0)

予約したった!

十二国の新刊が出る!新装版でずっと刊行されていましたがようやく新作を拝めるようです。といっても短編のようなのですが。以前雑誌に掲載されたものと書下ろしを集めた短編集ですね。私としてははよタイの話を!続きを!と長編の続編が待ち遠しいのですが。うん、短編でも新作を読めるならば幸せです。という訳で密林さんで予約してきました。……でも、届いても原稿終わるまではお預けですけどねww

そして進撃。先週の話をようやく視聴する。アニメはどこまでやるんですかねー。後期のOPのタイトルが自由の翼だそうなので、調査兵団のお話までかな? 


拍手ありがとうございます~<(_ _)>
[PR]
by netzeth | 2013-06-17 22:42 | 日記 | Comments(0)

蒸し暑い

蒸し暑い日々が続きますね、こんばんは。
私の住んでいるところは金曜日に雨が止んでからものすごく蒸し暑くなりました。おそらく前線が北に上がって南から暑い空気が入ってきたのでしょうね。仕事中にくらくら来てしまって困りました。これからは水分補給が重要な季節ですね。

さて、会社の若い男の子の携帯の着メロがペル4アニメのOPらしき事とかメリーチョコのロゴがウォールマリアに見えた件とか気になることが多々ある日々ではございますがとりあえず、そろそろ夏コミに向けて原稿に取りかからねばなりませぬ。ロイアイ愛をフルパワーにして頑張って参りますv


拍手ありがとうございます(^^)
[PR]
by netzeth | 2013-06-16 21:34 | 日記 | Comments(0)

湿気

こんばんはー。
暑くはないんですが連日の湿気にやられているうめこです。主に前髪が。後ろはくくってしまうので目立たないんですけど、前髪が……曲がる! 湿気で曲がる!! これ、縮毛矯正がかかっているんだぜ…でもすごく曲がる。電車に乗るときにいろんな人の前髪を観察しました。……こんなに曲がっているのは私だけでありますた。悲しいかなくせっ毛。

そういやアニメFAのEDで雨に濡れる増田の絵がありましたよね。あの増田さん髪が濡れて毛先がちょっとはねてましたよね?(いや、結構記憶あいまいなんですけどww)増田さんの髪はどストレートなイメージですが、意外にくせっ毛だったら面白いかもーーとか、妄想して楽しんでました。雨の日は髪型が決まらないから仕事を休む!と電話して電話に出たハボに「あんたどこの女子高生っすか!」と怒られるとかww


拍手ありがとうございます~<(_ _)>

またブログコメントを下さった方もありがとうございました。お返事を書きましたのでよろしければ該当記事をご覧ください。


以下続きから拍手コメント(6/12分1:00以降~)のお返事です。

続き
[PR]
by netzeth | 2013-06-12 23:00 | 日記 | Comments(0)

アフターロイアイの日!

日付は変わってしまいましたが、まだまだロイアイの日フィーバーのうめこです、こんばんは。なんかもう、毎日ロイアイの日でいいんでね?と思ってしまうくらいロイアイの日が楽し過ぎて。……うん、毎日楽しいことが続いたら楽しさは半減してしまうということは分かっています。しかし、ロイアイは例外でww

クリームクレンジングを少し前にでろでろにしてしまったので、緊急措置としてオリーブオイル(えくすとらバージン)で顔を洗ってみました。落ちる。化粧は落ちるけれど……ぬるぬるです。ぬるぬるが取れません。洗顔フォームを多量に消費するのでクレンジングを買ってくるのは急務だと思われます。


拍手ありがとうございます!
ロイアイの日ということでたくさん頂きました。嬉しいです(*^_^*)


以下続きから拍手コメント(6/11~6/12分)のお返事です。

続き
[PR]
by netzeth | 2013-06-12 01:43 | 日記 | Comments(0)

ウィンナ・ワルツ

貴婦人のお喋りというのはどうしてこうも長いのか。
ペラペラと心底どうでも良い社交界のゴシップをたれ流すその口に、リザは視線を向けた。
赤く塗られたその唇。毒々しいその色とむせかえるような香水の香りに悪かった気分がさらに下降する。吐き気すら覚えそうで。更に無駄に煌びやかな明かりを振りまくシャンデリアが釣り下がる天井と、派手に着飾る人々の群れに目がチカチカして仕方がない。
とうとう視界が霞んで来てしまった自分に気合いを入れて、それでもリザは顔面に笑顔を張り付かせ続けていた。
元々体調は芳しくなかったのだ。
最近ずっと続いていた残業により体力は限界を迎えていた。全てはこのパーティーに出席するために組まれたロイのハードスケジュールに付き合っていたため。加えてロイのパートナー役として出席するはずであった女性が急遽都合が悪くなった。突然の事に代役が見つからず白羽の矢が立ったのが、自分である。
間に合わせでドレスと靴を用意したため、そのどちらもリザの体に合っていなかった。胸のキツい服に、高いヒールが足に負担をかける靴。疲れた体にそれらは鞭を打つ。
それでも、このパーティーへの参加がロイにとって重要だと思えばこそ、リザは不平不満の一つもこぼさずロイに付き従ってパーティー会場にやってきたのだ。
「お嬢さん。よろしければ私と一曲踊っていただけませんか?」
女性軍人が珍しいと貴婦人達に囲まれていたリザの元へ、そんな誘い文句をかけてきた男が一人。リザは相手の男を観察した。顔は知らない。だが、その身なりと歳から推測してどこかの名家の二世といったところか。
本人に力はなさそうだが、親と繋がりを持ちたいならば相手をするのは悪くない。そう判断してリザは差し出された手を取ろうとした。慣れぬヒールに痛む足は限界を訴えていて、気分は最悪だったけれども。ロイのパートナーとして出席している以上、今の自分には彼の外交を補佐する義務がある。
しかし。
そう自分に言い聞かせた所で、体の方は気持ちについていけなかったようだ。
「あ……」
一歩踏み出したリザの体はその場でふらりとよろけた。膝に力が入らず、そして視界がぐるぐると回っていた。
――倒れる。
床に叩きつけられるのならば受け身をとらなくては。そんな風に冷静に考える部分がありながら、体は自由には動かない。
しかし、その予想に反し彼女を受け止めたのは固い床ではなく、力強い腕の感触だった。
ぼんやりとしたリザの視界に見慣れたブルーが映る。それは、この煌びやか故に重く息苦しいパーティーの中にあって、どこか清新に感じられた。
「……私の副官が失礼を」
聞き慣れた低い声と、見慣れない髪型。
うっすらと目を開けると、間近に上官の顔があった。
長めの前髪を今夜はオールバックに上げて、額にわずかに落ちる髪が男の色気を感じさせる。それに輪をかけて国軍の軍服の正装が彼の男振りを盛り立てていた。いつも童顔と言われて気にしているのが嘘のように、歳相応の落ち着いた雰囲気を醸し出したその姿は、憎らしいほどに様になっている。
「大丈夫かね?」
「ええ、はいっ。ちょっと足がもつれてしまっただけで……」
「そうか。ならば、結構」
己の具合の悪さは隠して、リザは大丈夫だと笑みを浮かべた。ハプニングに驚いていた周囲の人々も、彼女の様子を見てホッとした様子である。
「では、一曲付き合って貰おうかな。せっかく君を連れて来たのに一曲も踊らないのは寂しいからな」
そう言うとロイがリザの手を取り、彼女を立ち上がらせた。会話を聞いていた貴婦人達から歓声の声が上がる。
「まあ! マスタング大佐が踊られますの? 綺麗な副官さんですもの、さぞかし絵になりますわね」
「あら、マスタング大佐が踊られるなんて珍しいですわね、私、楽しみですわ!」
口々に囃子立てる彼女たちににっこりと笑みを浮かべると、ロイはさっさとリザの手を引いてダンスフロアーへと歩み去っていく。当初リザをダンスに誘おうとしていた男が口を挟む隙もなかった。
「あ…あの、大佐……」
「一曲だ。辛いだろうが一曲だけ我慢しろ」
遠慮がちに声をかけたリザに、男はぶっきらぼうにそう返してきた。
「え……?」
「……一曲踊って、十分にパーティーを楽しんでいると皆に印象づければ、早く帰ってもとやかく言われまい」
太い腕がリザの細腰に回って、彼女をホールドした。無意識にリザはそれに体重を預ける。姿勢を維持するために力を抜いた事で、全身を支配していた気だるさが少し、軽減された。
曲が始まる。優雅に流れるワルツに沿って、ロイが動き出した。それに合わせてリザも足を運ぶ。その間もずっとロイはリザの体を支え続け、踊るリザの体になるべく負担をかけないようにと気遣ってくれている。
優美に踊る二人の麗人に、周囲から感嘆のため息をが漏れた。
普段ダンスを踊らない彼が、わざわざリザをダンスフロアーに誘った理由。それは、彼女の体調を気遣って早くパーティーを引き上げるためのパフォーマンスだと言うことか。
彼のリードによって力の入らぬ脚が自然に動く。ロイを見上げれば、彼もリザを見ていた。吐き出される吐息が熱く、近かった。見つめ合った視線が一瞬絡んで、すぐにリザは視線を逸らした。この状況下で彼の瞳を見つめ続ける強心臓、をリザは持ち合わせていない。
顔を赤らめて、視線を逸らしリザはステップを踏み続ける。それをロイが変わらず優しく支えた。踏み出した脚とドレスの裾が彼の正装の長い裾と絡んで音を立てる。心地よいと感じてしまう瞬間だ。体調から考えれば、早く終わって欲しいと思うワルツも、何故かずっと踊り続けていたいと願ってしまって、リザはそんな自分に罪悪感を覚えた。
彼が優しいのは自分の体調に配慮してくれているからで、それ以上の意図なんかないのに。そんな彼の気遣いを勘違いをして浮かれる自分が浅ましい。先ほどまであれほどに悪心を感じていたはずであるのに、もう今はそんな気分さえ都合良く忘れてしまっている自分がいる。ロイの存在が、彼の優しさがリザを強欲にしているのだ。ただ今は、この瞬間が少しでも長く続けば良い…ロイの腕の中でリザはそう願ってしまっていた。


やがてダンスが終わり、リザはロイにエスコートされてパーティー会場を出た。その途端体力を使い果たしてよろめいてしまった彼女を男の腕が支える。抵抗する力も残っておらず、リザはその胸に大人しく体を預けた。
「……あまり心配をかけるな」
男の低い声が耳元に流し込まれた。
それはリザの萎えた体に染み込んでいく。その一言に込められた彼の想いに心が震えた。
だからとうとうリザは我慢が出来なくなって、ロイに言ってしまう。
「……大佐」
「なんだ」
「……今日はかっこいいんですね」
「…………今日は、は、余計だ」
拗ねたように憮然と言うロイ。先ほどまでの余裕が嘘のようである。
リザは小さく笑みを浮かべると、そっと男の胸に寄り添って、その愛おしい匂いを胸に吸い込んだのだった。





END
*************************

お読み頂きありがとうございました!
[PR]
by netzeth | 2013-06-12 00:10 | Comments(2)