うめ屋


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疲れたよ、パトラッシュww

ジャンってすっかり進撃のキルシュタインさんが有名になったけども、私の中ではハボックですジャン。安心してね(何を)

なんか今日はいろいろありまして、疲れました。なんか無理にダイエットしなくても痩せられそうなよかーん。そんな事言ってる場合ではなく、原稿やらないいけないんですがww おい、もう10月だよ!

気分をロイアイロイアイでアゲテいかなくては。んー、皆さんのお好きなロイアイってどんなですかねー(^^)私は結構いろんなロイアイが好きでどんな関係も萌えてしまう感じです。リザさんが天然でロイさんがツッコミだったり、逆にロイさんが天然でリザさんが振り回されたり……だいたい二人して天然だとツッコミ役はジャン君です(ノットキルシュタイン)。まーだいたい(自分が)こーんなの読みたいっていうのを徒然なるままに書いてますがww 

さあ、ちょっと原稿に本腰を入れたいと思います(*^_^*)


拍手沢山ありがとうございます♪
元気頂いております☆
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by netzeth | 2013-09-29 00:43 | 日記 | Comments(0)

秋の夜長に

めっきり涼しくなりましたね、こんばんは。お外で猫さんの声がしています。唸ってます。なんだろう、秋にも発情期ってあるのかな……。一瞬赤ん坊の声にも聞こえてドッキリします。

秋の夜長にはいろんな事をしたくなりますね。最近は読書…と言えば聞こえが良いですが漫画ばっかり読んでます。「町でうわさの天狗の子」は面白い。これアニメ化すれば良いのになー。第二の夏目や君に届けを目指せると思う。天狗が存在して生活に溶け込んでるファンタジーさと携帯小説に夢中になる女子高生、ホームセンターが好きな男子高生と妙にリアルな高校生像が絶妙な世界観を醸し出していると思う。絶対にアニメ化したら受けると思う。癒し系ラブコメ天狗アニメとして!

なんか最近ケータイ(ガラケー)の調子が良くないです。たまに画面がブラックアウトしたりします。怖いです。アドレスとかはメモってあるからいいけど、未送信で保存しているメールに書いてある、SSやらネタ(100くらいある)が消えたらうめこの息の根は止まります。こういう時、アナログの方が強いなあとか思います。とりあえず、パソコンメールにでも送っておこう。100通送るの面倒だー。

今月の健康診断にて、2キロも太ってしまったうめこはただ今ダイエット大作戦を敢行中です。去年1キロ増えて誤差誤差、一昨年も1キロ増えてて誤差誤差とか言ってたけど、今年は誤差ではもう通らない!合計4キロは洒落にならんよ!……まあ、私の場合死ぬほどストレスを抱えると痩せるタイプなので、太っているのは幸せな証なんですけど。それでも、4キロはやばいよ。とりあえず来年までに2キロ減らします。


拍手ありがとうございます!

以下続きから拍手コメント(9/26分)のお返事です♪

続き
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by netzeth | 2013-09-27 22:33 | 日記 | Comments(0)

花を下さい

「だからお前はダメなんだ」
昼下がりの東方司令部。昼休憩を自分のデスクについて過ごしていたリザはそんな上官の声を背中で聞いた。振り返る事はせず、続けて聞こえてくる声で判断するに、彼は直属の部下と話しているようだった。
「そんな事言ったって……大佐が言ったんじゃないっスか。女性には花だって。とにかく花を贈れって」
「確かに言ったな。だが、デートの最初に一抱えほどもある花束を贈れとは一言も言ってはおらん。自宅デートならばかまわんが、外でのデートで初っぱなにそんなものを贈られたら、観劇するにもショッピングするにもとにかく邪魔でしかないだろうが」
「……ええ、ええ、まったくもってその通りでしたよ。彼女、表面上は笑っていましたけど、内心困っていたんスよね。だから、次のデートの誘いも応じてくれなかったんだ……ううっ」
「自業自得だな。気の利かない男だと思われたんだろう」
「うううっ……」
別に盗み聞きするつもりは無かったのだが、すぐ近くでそんな事を話されては自然と耳に入って来てしまう。察するに、また金髪の部下が女性にフられてしまったらしい。
「いいか。女性に花を贈るのはいい。だが、時と場所を考えろ。花は生きているものだ。心優しい女性ならば、萎れるのが可哀想だと、すぐに水に入れたいと思うものだ。それを、デートに連れ回す最中ずっと持たせておくなど言語道断だ」
「ううううっ……」
傷心の部下に鞭打つように彼――ロイはハボックに偉そうに講釈を垂れている。彼の話は女性に花を贈る時のマナーから始まって、女性が喜ぶ花の種類、果ては花言葉にまで及んでいる。
それをなんとはなしに聞きながら、リザはこみ上げる笑いを必死に押し殺していた。



記憶はごくごく最近の事。
自宅のドアを開けた途端に香った柔らかな芳香と、目に飛び込んで来た鮮やかな色。それを目にしてリザは目をパチパチとさせた。
驚く彼女に満面の笑みを浮かべて見せたのは、腕一杯に赤いバラを抱えた男だ。
「やあ、中尉。こんばんは」
上官でもあり恋人でもある男は、上機嫌にリザの部屋を訪問してきた。真面目に仕事を終わらせた日は、ご褒美代わりにこうしてロイを招いて夕食を振る舞うのだ。臆面もなく嬉しそうな顔をして、彼はリザの手にバラの花束を渡してきた。
「美しい今夜の君に」
添えられた言葉もいちいち気障である。だが、彼がやると様になってしまうのだから質が悪い。
「……ありがとうございます」
花を贈られるのは正直悪い気はしなかったので、素直に礼を述べてリザは花を受け取った。
「とても綺麗です。……それにいい匂い」
花に顔を寄せて、香りが嗅ぐ。自然と口元に笑みが浮かんで、彼女にしては珍しい笑顔をリザは見せた。
「嬉しいです。大佐」
「……あ、ああ。それは良かった」
しばらく惚けたようにリザを見つめていたロイだが、彼女の言葉に慌てて頷くとすぐにそっぽを向いた。心なしか耳が赤い。照れているのだ――とこの時のリザは気づかなかったのだが、それでもロイの気持ちは十分伝わって来たので、この後の恋人同士の逢瀬は当然甘いものとなった。
――それからだ。ロイがリザの部屋を訪れる時、必ず花を持って来るようになったのは。
最初は良かった。ただただ彼から貰った花が嬉しくて、リザはその花をなるべく長持ちさせようと工夫を凝らして部屋に飾っていた。すると、彼の次の訪問時にもまだその花は綺麗に長持ちしていた。そこに彼が持ってきた花が加わる。そして次の次の訪問時にも、まだ最初に貰った花は美しく咲いていた。そこに更に新しい花が加わる。そうやってそれがどんどんと繰り返されていくうちに、リザの部屋はロイが持って来た花々で埋まってしまう事になったのだ。
「いい加減にして下さい!」
その日、リザはとうとうロイをそう叱った。
「貴方は私の部屋を花屋にでもするつもりですか?」
最近ロイが真面目に仕事を終わらせるので、逢瀬が頻繁になった事も関係していたが、とうとう花が枯れるスピードが花を贈られるスピードに追いつけず、リザの部屋は花だらけになってしまったのだ。
花は嬉しいが、ものには限度というものがある。
ロイが持ってきてくれる花は常に両手一杯の花束。これでは、部屋の花瓶の数もとても足りない。既に、バケツやら洗面器やらに花々は生けられているのだ。
「すまん……」
花に溢れた室内を見て、さすがにやり過ぎたと思ったのだろう。ロイはしゅんと肩を落として謝った。
「君が喜んでくれると思って……」
しかし、そんな姿をされ、そんな言葉を言われてはリザの怒りは持続しなくなってしまう。リザに贈り物をしてくれた彼の気持ち自体はとても嬉しいものだし、リザだってこんな事で彼を悲しませたくないのだ。
「あの、別に毎回毎回、贈り物を持参しなくていいんですよ?」
「何を言う。恋人の部屋でご馳走になると言うのに、男が手ぶらで来れるか」
解決策を提案してみたが、彼にとってそれは却下すべき意見のようだ。どうやら男のプライドに関わる問題らしい。ロイらしいと言えばらしいが、それではリザの部屋は花屋敷のままである。
「では……花でなくて、もっと別のものを贈って下さる…というのはどうでしょう?」
本当にリザは手みやげなどなくとも気にしないのだが、ロイの意見を尊重してそんな折衷案を上げてみる。
出来ればすぐに消費出来る食べ物などがいい。キャンディやチョコなどの安価な菓子で構わない。そんな軽い気持ちで言った意見だったが、何故かロイはリザの言葉を聞いて顔を顰めた。男らしい真っ直ぐな眉毛が顰められて、眉間には皺が寄っている。まるで何かを深刻に悩んでいるようだ。
そんなロイに、リザは何か悪い事を言ってしまったのだろうかと不安を抱いた。彼の好意の花を断って別の物を…なんて図々しかったかもしれない。
しかし、そんなリザの心配を余所に、ロイの返答は意外すぎるものだった。
「……実はな」
「はい」
「……花以外で君が喜んでくれる贈り物が思いつかない」
バツが悪そうな顔でそう言った彼は、むっすりと口をへの字に曲げて、こんな告白をしたのが不本意だとばかりに頭をがしがしと掻いた。困っている時の彼のサイン。
思わず、リザはぷっと吹き出した。
「わ、笑うな」
「す、すみません……でも……」
こみ上げる衝動を堪えきれずに、リザはふふふと笑ってしまう。それを見て、ロイがますます情けない顔になっていく。
東方一のプレイボーイと言われた男が、女性への贈り物一つ選べない。
その事実がおかしくてたまらない。以前からあんなにも女性とのデートを繰り返して、女性に関する事なら何もかも知り尽くしていると豪語していた彼。だが、自分に対してはその豊富な経験も役に立たないと思っているらしい。その彼の意外な一面に驚きと共に愛おしさが胸にこみ上げて。リザは笑いを納めて、ロイを見つめた。
「もう…バカですね」
「ああ、バカだよ。……言ってくれるな。結構深刻に悩んでいたんだから」
どうやら、花以外の贈り物を選ぼうとした事があるらしい。しかし、彼の反応をみるに徒労に終わったのだろう。女性へのプレゼントに思い悩む、ロイ・マスタング。それは、なかなかに面白い光景だったに違いない。そして、リザにとってはより彼を好きになる光景だ。
彼への想いで胸を一杯にして、だから、リザは言ってやった。
「バカというのは、贈り物を選べない事に関してではありませんよ。……ただ、貴方がちっともお分かりになっていないから」
「何?」
「……良いですか? 私には手みやげなんかなくたって、貴方が私の元に来て下さるだけで十分なんですよ」
貴方は花以上の贈り物です。
不意打ちで告げられた言葉にロイは目を見開いて驚くと、次の瞬間顔を真っ赤にした。そして、世にも珍しい彼の赤面顔に、リザは再び吹き出してしまったのだった。



女性への贈り物は花。
一見、的を得た意見だが何の事はない。花以外を贈れないだけである。
そんなロイがハボックに贈り物の花の何たるかを語るのを聞いているのは、おかしくて仕方がない。
ハボックに得意げに講釈を垂れるロイだが、彼はリザが話を聞いている事に気づいていないようであった。
そっと、リザは席を離れようとする。このままではやはり、吹き出してしまいそうだったからだ。そのまま彼らに気づかれないように部屋を出ていこうとして、しかし、
「あ、中尉。中尉は大佐の言う事どう思います? 女性として」
ハボックに見つかりそんな言葉をかけられてしまう。どうやら、ハボックの方はリザが居る事に気づいていたらしい。当然話も聞いていただろうと、意見を求められる。
リザの存在に気づいて、ロイがぎょっとした顔をしている。彼としては、いろんな意味で彼女には聞かれたくない話だったのだろう。
そんな彼の顔を見ていたらば、リザの内に自然と悪戯心が沸いてきて。
「そうね……花を贈られるのは女性としては嬉しいと思うわ。でもね……」
言葉を切って、ロイを見つめる。
「毎回、毎日、花ばっかりを贈ってはダメよ?」
「まさか! いくら俺だってそんな芸のない事しませんよっ」
ハボックの言葉にあからさまに目を剥くロイを見つめながら、リザは小さく笑みを浮かべたのだった。





END
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by netzeth | 2013-09-26 01:43 | Comments(0)

日々妄想

すっかり涼しくなりましたね。朝晩はもう半そででは寒いくらいです。なんかあっという間に9月も終わってしまいそうですよね。おおう……そろそろスパークの原稿に本格的に取り組まねば…。と思いつつも、日々妄想ばっかりしてます。

ハリポタ見てると、寮別にポイント制で争ってますよね。あれをロイアイが導入したらどうやろ~とかww

「大佐、手が止まってますよ。マイナス5点」
「う…ちょっと休んでいただけだ。見ろ、もうここまで終わったんだぞ?」
「あら……本当に、もうずいぶん進んでいたんですね。プラス5点。……誤字を見つけました。マイナス1点」
「あの~~会話中すんませんけど」
「なんだ? ハボック」
「……さっきから中尉が語尾に付けてる数字、なんなんすか?」
「ああ、これはな。ポイント制だ。この中尉ポイントが100点たまると、中尉がちゅーしてくれるんだ」
「……はあ、さいですか。ところで今、何点たまってるんです?」
「今? 今か?……え~と…」
「マイナス563点です、大佐」
「そうそう、マイナス563点」
「……中尉。ちゅーする気ないでしょ……」



拍手ありがとうございます!

以下続きから拍手コメント(9/18分)のお返事です。

続き
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by netzeth | 2013-09-19 22:18 | 日記 | Comments(0)

ボケッと

ボケッとご飯食べながら見ていたロンブーさんの結婚報告記者会見?。あれ、本当だったんだ……。番組のネタが何かだとずっと思いながら見てましたww んー個人的にはロイアイでやって欲しい。そして、こっちは最後にドッキリでした!とかやって増田が泣くといいと思いました。


拍手ありがとうございます!


以下続きから拍手コメント(9/16分)のお返事です。

続き
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by netzeth | 2013-09-18 00:20 | 日記 | Comments(0)

レベッカ・カタリナの述懐

何処までも晴れ渡った蒼穹の空を見上げて、レベッカ・カタリナはデジャヴを感じた。このような色の空をレベッカは以前にも見た事がある。彼女はしばし思いを馳せ、やがて答えを見つけ出した。
――そうだ。この空は何かが始まる――そんな門出の日にいつか見た空の色だ。そうやって記憶を遡り、彼女は少しだけ昔を思い出していた。



レベッカ・カタリナが士官学校に入学したのは、特に使命感に駆られた訳でも誰かから強制された訳でもなく、――良い男を見つけたかったから、ただそれだけの理由であった。
昔から女が強い女系のカタリナ家にはイイ女が輝くためにはイイ男が必要である。そんな教えがあった。カタリナ家の女子としてレベッカももちろん例外では無くそう教えられて育った。
そして、15歳の年頃を迎えて彼女は悟ったのである。アメストリスにおいて金と権力と地位を持つ男というのは大半が軍人である――と。しかも体が資本の職業であるからしてひ弱な男も居まい。レベッカ好みの見かけだけではない気骨のある男がうようよ居るに違いない。軍人と知り合うには軍人になれば良い。そんな単純明快な考えからレベッカは軍人の道を選んだのだ。
だからこそ、自分とは真逆の存在、素晴らしくしかし青臭い理想を持って士官学校に入学して来たらしい彼女と、ここまで仲良くなるとは思わなかった。
レベッカが彼女と初めて会ったのは澄み切った空の下行われた入学式と説明会が終わった後向かった、女子寮の部屋での事だった。
部屋に着くと先客が居た。その人物はレベッカの入室を知って振り返る。
窓辺に佇んでいた彼女の光に透ける金髪がとても綺麗だと思った。自分には無い色に羨望とちょっぴりの嫉妬を抱きながら、レベッカは挨拶した。最初の印象は礼儀正しい、だけど少し愛想に欠ける…そんなものだった。ただ綺麗な顔立ちをしていたので、笑えばさぞかし男にモテるだろうと、下世話な事も考えていた。
それから一緒に学校生活を共にしていくうちに、いつしかレベッカは彼女と打ち解けていった。
表情に出さないだけで実は優しく感情豊かな事、両親が居ないらしく苦労したのかしっかり者で真面目な事、色々な彼女を知った。
そのうちの一つが、彼女の背中に刻まれた刺青である。



その日、風邪をこじらせた彼女を甲斐甲斐しくレベッカは看病していた。幸いにもテスト期間が終わって休みに入った頃の時期だったので、授業は無かった。同級生達が次々と帰省していく中、レベッカは一人女子寮に残って彼女の面倒を見ていた。
体調管理の一つも出来ないようでは軍人としては失格だ、と彼女は不甲斐ない自分を責めていたが、レベッカはまだ軍人でも無い卵の分際で何を言ってんのよ、例え大総統だって風邪ぐらいひくでしょと弱気になっていた彼女を明るく励ました。
彼女は生来の真面目な気質故か、何でも背負い込んで自分を責める傾向がある。真面目で誠実なのは美点だが、それも度が過ぎると欠点である。
高熱にうなされて、少し弱気になっていたのだろう。彼女が本音を吐露するのは珍しい事だった。
そして夜を迎えても彼女の熱は下がらず、レベッカは医者に見せるべきか迷った。しかし頑なに彼女は医者にかかるのを拒否し、私は大丈夫の一点張りで通した。
本人の意向を無視する訳にも行かず、明日になっても熱が下がらなかったら無理やりでも医者に見せようと決めて、レベッカはその夜は経過を見る事にした。
一晩中彼女は高熱にうなされて汗をびっしょりとかき、苦しそうにしていた。汗をかくのは体が熱を下げようとしている証拠である。しかしそのままでは汗に濡れた身体は冷えてしまう。それはかえって良くないだろうとレベッカは彼女を着替えさせる事にする。女同士だから良いわよね、と遠慮なく寝衣を脱がせかけた時の事だ。
マスタングさん……と彼女は小さな声で誰かの名を呼んだ。一瞬自分が呼ばれたのかとレベッカは勘違いしたが、すぐに彼女がもう一度その名を繰り返したので、今度ははっきりと聞き取れた。はて、誰だろうか。こんな風に弱っている時に呼ぶのだから、彼女にとって頼れる人物なのだろう。もしや浮いた話一つもないこの少女にも甘酸っぱい恋の相手が居るのだろうか。レベッカの内で押さえきれない好奇心が疼いたが、しかし次の瞬間目の前に現れたものにそれも吹っ飛んでしまった。
それは刺青だった。若者がおしゃれ感覚で入れるような生ぬるいものではない。真っ白な肌を埋め尽くすような毒々しい赤い刺青。それが彼女の背中に刻み込まれていた。当時のレベッカにはその紋様についての知識はなく、ひたすらそれは不気味で痛々しいものにしか見えなかった。ただ、同世代の少女が背負うにはあまりにも重いものではないか、そんな風に思った。
どういう経緯で彼女がこの刺青を入れたのか、レベッカには想像もつかなかった。ただ、この瞬間それまでにレベッカが抱いていた幾つかの疑問が払拭された。それは、彼女が必ずシャワー室を一人で使うこと、同性にさえ肌を見せたがらないこと。そして、結婚という女の子なら一度は夢見る話題には決して乗って来ず、寂しげな顔をしていたこと。
いろんなことがしばらく脳裏をぐるぐると回っていたが、やがてレベッカはそっと寝衣を元に戻した。着替えさせたかったが、仕方がない。彼女が目覚めた時に、自分が知らぬ間に着替えていたら、背中を他人に見られたかもしれないと思うだろう。少女が知られたくない、隠しておきたいと願っているのならば、それを尊重してやらねばなるまい。このままレベッカが口を噤んでいれば、問題なく彼女の秘密は守られる。
そうして、レベッカは着替えの代わりにせめてもと濡れたタオルで首回りを拭いてやったのだった。



レベッカ・カタリナがその男に初めて会ったのは、士官学校を卒業してすぐに配属された東方司令部の廊下での事だった。
その男の名をレベッカは既に知っていた。彼は東部の士官学校生ならば知らぬ者は居ないであろう有名人だったからだ。加えて、レベッカの親友がその男の副官に任命されたとあっては、その顔を拝まねばなるまい、とレベッカは心に決めていた。
彼は内乱の英雄であり、国家錬金術師、まだ二十代前半だというのに既に中佐。そう、彼はまさにレベッカが追い求めていた地位と権力を持つエリート軍人だったからだ。後は外見が見映えのする男だったならば、レベッカの未来の旦那候補にしてやってもいい。そんなおもいっきり私情が入った思いから、レベッカはその男に会いに行った。
結論から言えば、彼はレベッカのいい男基準をかなりの水準でクリアした。見かけもいいし、物腰や性格も悪くなさそうだった。何よりも、生粋の軍人にありがちな暑苦しさがなくどこか知性を感じさせる深い瞳が良かった。
しかし、結局その男がレベッカの未来の旦那候補になる事はなかった。
レベッカは見てしまったのだ。
それは、彼がはめていた手袋だった。白地に赤い紋様が描かれた手袋。レベッカは既にそれが錬成陣と呼ばれるものだと知っていた。そして、それが男を焔の錬金術師たらしめるものだとも理解していた。しかし、レベッカが驚いたのはそこではなかった。それを見た瞬間、レベッカは不躾にもああーー!と叫んでその男の手を取っていた。驚いてフリーズしている彼にかまわずに、手袋を凝視する。
そこには、いつか見た親友の背中にあったのとそっくりな紋様が描かれていた。見間違えるはずもない。印象的な蜥蜴のマークまでそっくりそのままであった。
その瞬間、レベッカは悟った。彼の後ろにつき従うかのように控えている親友の顔をまじまじと見る。彼女は突然のレベッカの奇行に驚いたように目をぱちぱちさせていた。
芋ずる式に忘れていた記憶が蘇る。
昔彼女が意識の無い状況下で、呼んだその名前。それは、確かに目の前にいる上司と同じ。そして、彼女がイシュヴァールから戻り、何かを決意した目をしてこの男の副官になったこと。その全てが、今一本の線となりレベッカの中で繋がった。
びっくりした顔が案外可愛い男に、レベッカは失礼を詫びてからその場を離れた。おそらく彼と親友は今し方のレベッカの行動の意味を不思議に思っているに違いない。きっと後で親友からもこの時のことを聞かれるかもしれない。だが、レベッカは教える気はなかった。
それはレベッカだけが知っていればいいことだったからだ。
新任の司令官とその副官の関係。その密やかな絆を、レベッカだけが知っている。あの頑固で真面目な娘と、この新進気鋭の野心的な男がこの先この軍をいかにして生き抜いていくのか。想像するだけでわくわくする。そんな彼らの秘密を自分だけが握っている。それはなかなかに愉快でスリルに満ちた話だ。
それに。
レベッカがわざわざ言わなくても、彼女と親友を続けていけばいつか彼女の方から話してくれるだろう。
レベッカはその時を楽しみに待つ事にした。
きっとその時は、あの彼女の口から世にも珍しい恋の相談を聞けるのだろうから。



見上げた空は士官学校に入学した時、そしていつか見た東方司令部での始まりの日の空の色に似ていた。
ああ、そうか。今日も始まりの日だ。だから、こんな風に空の色が見えたのだろう。
歓声が聞こえて、レベッカは意識と視線を空から前方へと移した。
ちょうどチャペルの入り口から新郎新婦が姿を現したのだ。
その身分には似使わしくない式ではあったが、彼らが身内だけのささやかなものをと自ら望んだのだから仕方がない。望めば国を挙げての大祭典にも出来たはずであるのに。だが、きっとそんな式を挙げようとしたらば、彼はともかく彼女は逃げ出してしまっただろう。だから、今日の式は華美を好まぬ彼女らしいものだとレベッカは思っていた。
士官学校で出会ってから、そして東方司令部に着任してから、ずいぶんと時を経たが、彼は相変わらず若々しく、彼女は美しかった。幸せそうに笑っている彼女を見てレベッカの胸も熱くなる。
結婚という未来を諦めて寂しげに笑っていた少女は、あんなにも美しく幸せな花嫁となった。それを今は、心の底から祝福したかった。
花嫁が手に持ったブーケを振り上げるのを見て、レベッカは人々をかきわけて移動した。
彼女は以前、リゼンブールでブーケを受け取って帰ってきた。そして、レベッカは彼女に結婚の先を越される事になったのだ。つまり、ブーケトスのジンクスは極めて信憑性が高いと言えよう。これはなんとしてでもゲットせねばなるまい。
親友には絶対にこっちに投げてね、とお願いしてある。苦笑しつつも彼女は請け負ってくれた。昔からレベッカの恋愛事には協力的な彼女であるから、きっとブーケもうまく渡してくれるに違いない。
しかし。とそこでレベッカはふと思った。
そういえば。
いい男がいたら紹介して、と昔からことある毎に彼女に頼んできて、そして親友も協力的だったが。彼だけはとうとう紹介してくれなかったな、とレベッカは花婿に視線を向けた。何となく、恋愛事に不器用な彼女にも独占欲や嫉妬心というものがあったのだな、と思うと面白い。
レベッカはニヤリと笑った。
さあ、一途な恋を叶えた親友に自分もあやかろうではないか。
そして。レベッカは居並ぶライバル達を蹴散らして、空中を舞うブーケに向かってダイブしたのだった。






END
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by netzeth | 2013-09-15 20:26 | Comments(0)

台風

台風が来てますね((;゚Д゚)ガクガクブルブル  今日は出かける予定だったのですが急遽取りやめて明日にしました。これも原稿やれっていうお告げだと思いましたが、現在雨が止んで暑いです(^_^;) 出かけてた方が良かったか……。つーか、来るならはよ来てはよ行ってくれ! 明日が本番だったら出かけられないじゃん!


昨夜もう0時近くでしょうか。居間で兄と話しておりましたら、変な赤い光がちらちらと部屋内に入って来ました。最初は消防か何かの回転灯だと私は思ったのですが、不自然な動きでした。兄はレーザーポインターみたいなのだ!と人の手によるものだと主張し、窓の外だいぶ離れた場所に赤い輝きが見えました。光の発生源だと思うのですが、遠すぎてよく分からず。気持ち悪くて電気を消して寝てしまいましたが、一体何だったのでしょう……。ただの悪戯だと良いのですが、うちは周りに他の民家があまりなく、そして遅くまで起きているのもうちくらいなので、ターゲットになったとか? うーん、気味の悪い話です。


拍手ありがとうございます(*^_^*)
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by netzeth | 2013-09-15 13:28 | 日記 | Comments(0)

連日連夜の

連日連夜の夜更かし中のうめこです、こんばんは。日中眠くなるので早く寝なきゃ…!とは思うのですが、最近涼しくて快適なものでついつい夜更かしをしていろんな事をしてしまいます。

手始めに毎週録画設定にて放置しておいたDVDをちょろっと見ました。ハンター×ハンターがもう蟻編に入ってさらに大分進んでいた事に驚く。あれれ…ちょっと前までGI編やってなかった?これはゴンさん登場も秒読みなのか? 

時の流れに置いてかれている…ような気がする。

ヤフオクにハマっている…と日記に以前書きましたが怒涛のようにいろんなものを買ってしまって困っていますww お安い…!と思うとついつい。
オークションといえば。そういやオフ本でマスタングを落札するリザたんの話を書きましたが、あれが逆でリザたんをロイが落札するのだとしたら、きっとロイさんは全財産投げ打つ覚悟で臨むか、ライバルを燃やそうとするのでしょうねー。とか、オリヴィエお姉さまに邪魔されて財力で勝てずリザたんを持っていかれたり…とか、いろいろ妄想してました。まーあれですよ、そんなオークションあったら私も参加したいわ!もちろんブラハ付きでおねがいしゃーす。


拍手ありがとうございます(^^)




以下続きから拍手コメント(9/11分)のお返事です。

続き
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by netzeth | 2013-09-12 00:35 | 日記 | Comments(0)

足りない

何だか最近時間が足りないです。いろいろやりたい事があるのにすぐに時間は過ぎてしまうのです。という訳でこんなに夜更かししてしまう訳なのですが。こんばんは。

SSを更新してみました。今回はSSというよりSSSくらいに短めのお話ですね。思いついて書いてみたら思ったよりも短くなったパターンです。ちなみに逆パターンで、短いと思った書いてみたら思ったよりも長くて書き終わっていない話が3本くらいあります。はよ書け、と自分でも思いますww

東京にオリンピック決まりましたね。私はオリンピック見るの好きなんですが、今回は同人者として複雑でございます。ビックサイト使えなくなったら、イベントどうすんのかなーって。いや、7年後もまだイベント行ってるの?って突っ込まれそうですがww 7年前も同じこと思っててまだ行っているんですから、7年後も行ってるだろうっていうのが相方氏と私の見解ですww


拍手ありがとうございます(*^_^*)
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by netzeth | 2013-09-10 02:51 | 日記 | Comments(0)

目の保養

長い金色の睫毛が落とす影を見るのが好きだ。瞬きをする度、それは微かに揺れて彼女をより可憐に見せる。
化粧っけのない頬を見るのが好きだ。何もせずともきめ細かい彼女の肌は、白く透き通っていてまるで熟練の職人が作った滑らかな陶磁器の様だ。
いつもキリッと引き締めている口元を見るのが好きだ。時折その口元が弛んでほんのりとした笑みを彼女が見せる時、それは一番魅力的なカーブを描く。ルージュなんか塗ってなくたって艶々とピンク色をしたそこは、どんなに柔らかいのだろうか。そんな妄想をするだけで、私の心は躍るのだ。
仕事中に彼女――ホークアイ中尉の顔を眺める事。それがこの無味乾燥なデスクワークを彩る私の秘かな楽しみである。
今日も今日とて期限の迫った書類を片づけていた私はその合間を縫って、このささやかな息抜きの時間を満喫していたのであるが。
「何ですか?…さっきからじっと見て」
薄茶色の怜悧な視線にぶつかって、私は慌てて目を逸らした。しかし、時は既に遅し。中尉にはばっちり私が彼女を盗み見ていた事を知られてしまっただろう。
「目の保養だ」
最初は偶然だとか、君の後ろを見ていたとか、適当に誤魔化そうと思った私だったが、何となくその時はつい本音の様な物が漏れてしまった。……もしかしたら、中尉の反応を見てみたかったのかもしれない。
しかし、敵もさるもの。相手はあのリザ・ホークアイ中尉である。
ここで頬を赤らめるなり慌てたりさもなければ呆れるなりの何かしらの反応を見せてくれるのならば、彼女も可愛らしいものなのだが。このクールな副官は顔色一つ変える事なく、
「そうですか。ほどほどにお願いします」
なんて言って、暗によそ見してないで書類を見ろ手を動かせと私をせっついてくれた。
――分かっていたさ。彼女が私に興味を持っていない事くらい。その証拠に一見口説き文句ともとれる言葉を贈ろうとも、彼女は一顧だにしない。
虚しくなるくらいに、綺麗に私の言葉はスルーだ。想いを寄せる女性にここまで相手にされないとなると、男として少々…いや、かなり情けなくなる。私は彼女を愛して止まないと言うのに、肝心の彼女は私に無関心なのだ。イーストシティ一のプレイボーイと言われたこの私がこの有り様。しかし、それも仕方が無いのだろう。相手はあのホークアイ中尉だ。一筋縄ではいかないのは百も承知している。きっと彼女は私の事なんかこれっぽっちも……ん?
考え込んでいた私は、ふと視線を感じて顔を上げた。
すると再びホークアイ中尉と目が合った。さっきとは真逆のシチュエーションだ。……ああ、きっといつまでも仕事を再開しない私が気になって見ていたのだろう。勤勉で優秀な副官である彼女は、私のお目付け役なのだから。
だから、私はあえて尋ねてやった。
「君こそ何だね? 私の事をじっと見て」
ホークアイ中尉の返答など分かっている。早く仕事をしろ、って言いたいんだろう?
しかし、私の顔をじっと見つめていた彼女はやっぱり無表情のままこう言った。
「目の保養ですよ。……真剣に考え事をしている貴方の顔が好きなので」
……勘弁してくれ。目の保養だけじゃ済まなくなるぞ、この無自覚小悪魔め!!




END
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by netzeth | 2013-09-10 02:39 | Comments(0)