うめ屋


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通販連絡事項です

【通販連絡事項】 1/25 23:30までに頂いたお申込みには全て確認メールを返信済みです。メールが届いてないよ~という方はご一報下さいませ~。


今日はトリックやっていたのですね!見た!相変わらず面白かった~。エンディングは初代主題歌が流れてきて涙腺うるみました。ああドラマを最初から見たいなー。レンタルしちゃおうかなあ。


拍手ありがとうございます(*^_^*)



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by netzeth | 2015-01-25 23:35 | 日記 | Comments(0)

原稿中

原稿期間突入でちょっと脳味噌パンク気味です、こんばんは。平日出来ないから土日家に籠もってずっとやってました。でも頭がフラフラして来たので休憩中。
春コミは軍部兄弟プチに参加いたしますので、ロイアイ+兄弟本新刊予定。珍しく健全本ですww 出来れば再録本も出したいけど今のペースだと無理かなあ……。
予定としては今年は2011年発行分と2012年発行分の再録本を出したいと思っているのですが。う~ん、うめこの体調次第ですかね。最近頭ふらふらぼーっとする病&頭痛でパソコン作業長時間出来ないので。
という訳で原稿中でちょっと出没減るかもです。


クロネコメール便が廃止されるそうですね。現在自家通販で利用しているので驚きました。今年の3月までとか。今後の通販の発送手段ですが、代替えとして少し前に日記でも書いていたクリップポストを予定しています。とりあえず春コミ終わりの通販から移行しようかなあ……と考えていますが、まだ予定です。クリポは全てネット申し込みなのがネックかなあ。でも、他の代替え手段はいいのが見当たらない。


セカオワが歌っているドラゲナイ~♪って曲。大好きなのですが、旗を持ちながら歌っているじゃないですか。あれ、重くないの?っておばちゃんはらはらしながら見てる。すっごく大きいし、ずっと持ってるし。それともものすごく軽い設計なのかしらね。


金曜日から日曜日週末のアニメは面白いのが多くて嬉しい。ジョジョはもちろん見ておりますが(オインゴボインゴの回最高!)最近アルドノア・ゼロが好き。1期ロイの大川さんが声をあてているザーツバルム伯!! もうね、少し歳がいった大総統ロイだと思って聞くとすごく萌えて萌えて。そういう不純な動機で見ていたのですがあああああ!
それからクロスアンジェは相変わらず面白いし、デュララララ!も面白い!同人界では次に何が来るんでしょうね?今話題の刀のやつですか?


特別なスープを貴方にあーげる♪あっっっったかいんだから♪
という訳で(どういう訳だよ)冬は暖かいスープが美味しいですよね。うめこはクラムチャウダーが好きでいろいろためしてみたのですが、1番個人的に美味しいと思っているのがMCCさんのクラムチャウダー。もうね、すっっっっごく美味しいんだから!お店で食べるよりも美味いと思うというのは誉めすぎかしら。近くのスーパーに売っていないのでネット通販でまとめ買いしようかと思っている。

あ、あと味の素の冷凍五目チャーハンも美味い。全部冷凍やレトルトですが……それでもこのチャーハンは美味い。近所に出来た中華料理屋のチャーハンよりも美味かった。目玉焼き乗っけて食べたらさいこーだった。今度お弁当はこのセットにしよう♪


 

拍手ありがとうございます! 頂くととても励みになります(^^)




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by netzeth | 2015-01-25 19:30 | 日記 | Comments(0)

申し込みました

春コミとスパコミと夏コミの申し込みをいたしまして、春コミのプチオンリーも申し込みました。さて、頑張って原稿をやりたいと思います。よく考えてみれば春コミまでもう二か月を切っているんですよね。焦る。

えっとどんな悪口を言われても動じないロイ(リザ)がリザ(ロイ)の悪口を言われた途端マジ切れする話が読みたいです。
むしろリザたんが切れたのとかみたいかな。で、ロイが止めるの。冷静沈着な鷹の目が熱くなるのはロイのことだけで実はロイが抑止力になってるとか……。そういえばロイのマジ切れは原作で出てますね。ん?リザたんも出てたか。二人ともマジ切れしてたわー。マジ切れ夫婦……お揃いお揃い。


拍手ありがとうございますー!
以下続きから拍手コメント(1/18・1/19分)のお返事です。





続き
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by netzeth | 2015-01-19 22:50 | 日記 | Comments(0)

欲しいな

鬼灯の冷徹のグッズのニット帽がめっさ可愛くて欲しいです。兎と猫ハオハオ(だっけ)が編まれてるやつめっさかわええ!いいないいな、あれでブラハとかシャオメイとか作って欲しい。いや、もう公式では無理そうなので、ほら、カバン作って下さった所とか!作ってくれないですか!?

少し前から何とかしようとしていたマイルームのテレビ環境。無事に改善しまして、ようやく快適なテレビ視聴ライフを手に入れましたよ!\(^o^)/ 何これ快適!普通に全チャンネルが見られて録画できるのってこんなに快適だったんだね。アニメも録画しまくり見放題!ですが、まだ新しいDVDレコーダーを使いこなしてなくて、うまくアニメを録画出来ないのがネック。アニメというカテゴリーでおまかせ録画しているのですが、一日にみんなの歌を何度も録画されるのは困る(笑)それに何故か暗殺教室は録画してくれないし!これはおまかせにしないで個別に録画設定しないとだめかなー。

ダイエットには一日2リットルの水を飲むといいと聞いてチャレンジしているのですが、水2リットルきついです。味が無いと飲めない。チョコレートと一緒に飲んでいるのですが。……あれ、これ余計太るんじゃね?と真理を悟りつつある。

コート、靴に続きカバンを買ってしまったダメ人間。だって安かったんですもの……。最近お買い物がストレス発散手段になっている気がします。これ、危険ですよね(笑) でもカバン来るのめっさ楽しみo(*゚∀゚*)o そういや、カバンと言えばロイカバン。あれ、来るの二月だったっけ。あれもものすごく楽しみにしてます。何となく画像を見る限りではあお!って感じのイメージ(笑) 

文章打つとふらふらぼーっとしてくるのまだ治ってなくて、なかなか文章が継続して打てません。まずいよ、春コミ用の本作らないといけないのに!一日少しづつやれば平気かなー。でもうめこは一気にやる派なんですが!途中で切ると書こうと思ってる内容忘れるのですが!
ちょっと危機感を覚えている昨今。SSもフラフラへろへろしながら書いてる……なんで??? 前はこのくらいの文章打ってもへっちゃらだったのに。

SSUPしました。今回はロイアイというよりロイとヒューズさんのお話かもしれないですね。少しシリアスな雰囲気なお話でしょうか。タイトルはジョジョEDより。


拍手ありがとうございます(^^)





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by netzeth | 2015-01-18 15:56 | 日記 | Comments(0)

ラスト・トレイン・ホーム

セントラルに出張した折り、親友と酒を酌み交わすのは私にとってもはや恒例行事であった。決して白くは無い腹を割って話せる数少ない男相手に、私の杯は自然と進み酒宴を終える頃には決まって私は強かに酔ってしまう。そんな私を駅まで送り届け無理矢理イーストシティ行きの最終列車に乗せるのは、男――ヒューズの役目であった。
「……ヒューズ、いい。やっぱり泊まって、朝一の汽車で帰る……」
だがいざ最終列車の乗車口まで来ると、ベロベロに酔っぱらった私はそうやっていつも駄々をこねていた。このような酩酊状態で数時間列車に揺られ、硬い座席で旅をするのが非常に億劫だったのだ。
「ばっか、ロイ。イーストシティにはお前を待っている人がいるだろうが、早く帰ってやれよ」
「……家庭持ちのお前と一緒にするな……そんなのはおらん」
「何言ってんだ。リザちゃんが待ってるだろうが」
「……彼女とはそういう関係じゃない」
ただの部下だ。朦朧とした意識下で私がそう反論すると、ヒューズは鼻で笑った。
「じゃあ早くそういう関係になれよ」
「……うるさい。とにかく、今日はセントラルで一泊……」
「いいからっ、四の五の言わずに乗れ!」
ドンと背中に衝撃を感じて、私は前に押し出された。一歩二歩三歩とおぼつかない足で歩けばいつの間にか最終列車に乗車している。振り返ると、長い脚を掲げた姿勢でじゃあな、とヒューズがにこやかに手を上げていた。
「親友を蹴るな!!」
「ははは、リザちゃんによろしくなあ~」
酔っぱらいの苦情など聞く耳持たないとばかりに、ヒューズが手を振った。その瞬間に汽車が動き出したので私は仕方なく中に乗り込む。たまにはセントラルの夜をじっくり満喫したいと思うのだが、結局私はこうやって奴に無理矢理帰されてしまうのだ。
いつものことだ。
ふらふらと歩き座席に腰を落ち着け、私は徐々に遠くなっていくセントラルの街の光を窓越しにぼーっと眺める。
おそらく、イーストシティに到着する頃には日付が変わっているだろう。深夜の駅から酔った私が自宅に帰り着くのはきっと困難だ。だが、私は心配してはいなかった。
駅にはきっと彼女がいる。
ヒューズから連絡を貰った彼女が最終列車に乗った私を迎えに来るのも――いつものことだったからだ。



ラスト・トレイン・ホーム



見知らぬ駅で列車を降りた私は、駅舎を出て酒を飲める場所を探していた。無性に喉が乾いてどうにも我慢が出来なかったのだ。真っ暗な道をしばらく歩いていくと、視界の先にぼんやりとした明かりが見えた。近づくとそこが一軒のバーだと分かる。
世界の果て(ワールドエンド)。
と描かれた看板を眺めて、私はずいぶんと大げさな名前のバーだなと苦笑した。
カランコロンカランコロン。
扉を押して中に入れば、やけに涼やかな音のドアベルが鳴る。店内の照明は薄暗く人影はまばらだ。構わず一歩踏み出す。そして。
「おっと」
私は足下を見て、思わず驚きの声を上げていた。足の下には床が無かった。いや、無いわけは無いだろう。正確に言えば白いもやのようなものに包まれて見えなかったのだ。二酸化炭素だろうか。ドライアイスとはずいぶんと演出が効いている。周囲を見渡せば確かに妙な雰囲気のある店だった。静かに流れる無国籍な音楽と誰だか分からぬ人物達の肖像画が飾られた壁。席に座っている人々は酒の席とは思えぬ陰気さでぼそぼそと会話をしている。
得体の知れぬ何かを感じたのは確かだが、それでも私はやはり構わなかった。そんな事など気にならぬほどに喉が乾いていたのも確かだが、何故か私はこの店を好ましく思ったのだ。こんなにも異様であるのに、その根底には永遠の安らぎのようなものを感じられて、心地が良かった。
「マスター、おすすめのものを」
カウンターに腰掛けて、とりあえず酒を頼む。すると、すぐ右隣に座っていた人物がこちらに顔を向けた。
「よお~ロイ! ひっさしぶりだな」
「ヒューズ!」
思わぬ遭遇に私は驚いた。
「お前、何でこんな所に居る?」
「おいおい、久しぶりに会ったっていうのにご挨拶だな。そんなの決まってるだろう? よりにもよってこの店に俺が居ない訳がない」
筋がまったく通ってない理由だが、奴が言うと妙な説得力がある。確かに、このような妙な店は奴の琴線に触れるのかもしれない。少々センスが変わっているこの男にはぴったりだ。おそらく常連か何かなのだろう。
「そんなことより、お前さんだ。お前さん、ここで飲んでいくのか?」
「そうだ。ずいぶんと喉が乾いていてな。……ちょうど良い、少し付き合え」
「……あんまり時間ねえんだけどなあ……う~ん、少しくらいなら酒も大丈夫か?」
渋い顔をして考え込むヒューズに、私は眉を上げた。
「なんだ、不満なのか? いつも無理矢理私に付き合わせているくせに、たまにはお前が付き合え」
「ああ、ああ。分かったよ、ロイ。まあ少しなら問題ないだろう」
そう奴が納得したタイミングですっと酒瓶が出てきた。渋っていたのが嘘のようにヒューズはグラスにどぼどぼと酒を注ぎ私に渡して来る。不思議な色合いの液体がきらりと光っていた。
「さあ、飲め飲め。そうと決まればぐっと飲め」
「お、おい……」
急に強く酒を進められて、私は戸惑った。私は元々酒はあまりたしなまない。体質的に酒に強くないというのもあったし、それ以上に酔いは脳の働きを鈍らせるからだ。錬金術師たるもの常に明晰であれ、と私は自らに命じている。
「いいからいいから。喉、乾いてるんだろう?」
だが、目の前の男はいつもそんなことなど構わずに私に酒を飲ませる。そして、我を無くすほどに酔わせるのだ。
「飲め飲め」
「あ、ああ……」
結局喉の乾きに逆らえずに、私は酒に口をつけた。不思議な味のする酒だったが、喉ごしはたいそう良い。
「さて、酒の肴は何がいいかな。やっぱり、ここは……」
私が飲むのをじっと眺めていたヒューズだったが、突然上機嫌に話を始めた。私はいつもの家族自慢が始めるのかと身構えたが、奴は意外なことを言い出した。
「お前の近況でも聞こうかな」
「……妻自慢と娘自慢はどうした。いつもなら、家族写真を見せてさんざん聞かせるだろうに」
意外な思いで指摘すると、ヒューズはちょっと困った風に眉を寄せた。
「いやー写真は落としちまったんだよなあ……参った参った」
ははは、と後ろ頭を掻いて笑ってはいるが、この重度の家族思いのヒューズが写真を落とすとはずいぶんと迂闊が過ぎるというものだ。
「お前……大丈夫か? そんな大事なものを落とすなんて、お前らしくないぞ」
「いやー、まあ、この完璧な俺にだってそういうことくらいあるさ。それよりも、お前のことだ。聞かせてくれよ、どうだ? 仕事は順調か?」
心配になって声をかけた私だが、奴は軽く笑って流してしまう。そして、話を戻した。
「……お前も知っているだろう。なかなかに道は険しい。先日もまたテロがあってな」
「イシュヴァールか」
「ああ」
ずんと胸の奥を突かれた気分になる。呼応するように息苦しくなった。
「一朝一夕にはいかないとは思っていたが。……分かり合うのは中々に難しいようだ」
かつてあの砂漠の地で私が、アメストリス人がしたことを思えば当然かもしれなかったが、それでも厳しい現実に私は打ちのめされた思いになる。
ヒューズも珍しく神妙な顔をしていた。
「そうだな。……あの罪は死んだって許されるもんじゃねえ。まして生きて許されよう償いをしようってんならなおさらだわな」
ヒューズの言葉は今の私には重かった。だが、あえてその重石を外すように奴は続けて笑う。
「だがな、お前さんのやってることは俺は間違ってねえと思う。……まあ、気長にいけや」
「……そうだな」
不思議だ。
奴の言葉は水が砂に染み込むようにすんなりと私の中に入ってきた。重くもやもやと垂れ込めていた暗雲が晴れた気がした。
「じゃー次! リザちゃんのことだ」
「彼女がどうした」
「とぼけるなよ」
あまり触れて欲しくない話題を逸らそうとして、失敗した。ヒューズはあのいつもの遠慮のない押しの強さでぐいぐいと切り込んで来る。
「早く嫁さんにしろってことだよ」
「……彼女はそれを望んでいない。私たちはこれでいい」
事実をありのままに告げたが、ヒューズはそれで引き下がるような男ではない。
「俺はな、ロイ。俺の価値観をお前に押しつける気はねえよ。愛の形って奴はいろいろだ。どんな関係があったっていいと思う。だけどよ、他ならぬお前自身がそれで納得してねえんだろう? お前はちゃんと形にしたいんだよな?」
「……どうしてお前はいつもいつも私の本心を見抜いてしまうんだろうな」
そんな人物はこの世にはもう一人しかいない。その一人には、この本心だけは何としてでも悟らせないようにしていたが。……この男の目は欺けなかったようだ。
「ああ、そうだよ。彼女が望んでなかろうが、関係ない。……私は彼女に女性としての幸せを与えてやりたい。他ならぬ私の手で」
「……そうか。じゃあ、その気持ち素直に伝えてみろよ。まあ、お前さん達にもいろいろあるだろうけどよ、それこそ二人の愛の力で乗り越えるってことで」
「はは、愛、か。お前が言うと嘘くさいな」
「しっつれいだな! こんな愛に溢れた男、他にいねえよ?」
がっとヒューズが私の肩に手を回して、抱き込んでくる。それから、飲め飲めとまた酒を注いだ。すすめられるままに私は杯をあおった。
酒はそれほど強くない。強くないから、それほど好きでもない。だが……ヒューズはこうして私をいつも酔わせていた。
酒が時に人の心の蓋を開け、本音を素直に晒すのに一役買うことをこの男は知っていたのだ。いつだってこいつは私にグチを吐き出させて、そうやって私の心を解放してくれた。
ああ、そうだな。と私は実感する。
酒はそれほど好きではないが、親友と飲む酒は何故かいつでも美味かった。親友と酒を飲む時間は愉快で楽しかったのだ。その証拠に今胃に流し込んでいる酒もとても美味だ。この時間が永遠に続けばいいと思ってしまうほどに。
だが。
「おっと、そろそろやべえな。おい、ロイ、行くぞ!」
「何?」
ヒューズは唐突に立ち上がると、私の腕を掴んだ。
「なんだ。まだいいじゃないか」
「ダメだ。列車が出ちまう!」
まだここで酒を楽しんでいたかった私は不満を持ってヒューズを見上げるが、奴は駄々をこねる私を諫めるように首を振った。
「乗るぞ!」
「お、おい!」
ヒューズに引っ張られて、私は店を出た。相変わらず暗い道をひたすら走って駅まで戻る。いつの間にか列車がホームに着いていた。
「待て、ヒューズ。せっかく会ったんだ。もう少し飲んでいこう」
ぐいぐいと背中を押して列車に乗せようとするヒューズに抵抗して、私は奴を振り返った。ヒューズの顔はやけに青白かった。その背後には暗い暗い闇が見える。
「ダメだ。帰るんだ。……お前には待っている人がいるだろうが」
いつかと同じようなせりふを吐きながら、ヒューズが私の背中を更に強く押す。既に大事な女性をこの手に抱いていた私はそんな者などいない、とあの時と同じようには言えなかった。だがそれでも、せめてと言い募った。
「だったら、お前も一緒に帰るんだろう?」
「いや。俺は行けない。お前一人で行け」
「だが……」
「いいから黙って乗れ!!」
背中に強い衝撃。奴に蹴りつけられたのだと理解した時には既に列車に乗っていた。
「お、おい!」
「じゃあな、ロイ。もう少なくとも後50年は来るなよ。まあ何度来てもまた背中蹴りつけて追い返してやるけどな」
「こら、ヒューズ!!」
「苦情なら50年後に聞いてやるから。……それまで俺は酒でも飲んでずっとずっとここでのんびり待ってるよ。出来ればグレイシアとエリシアによろしく言っておいて欲しいが……まあ、忘れちまうから無理だな」
「ヒューズ!!」
列車が動き出す。声の限りに叫ぶがどんどんと奴の姿は遠ざかっていった。
なんだ、どういうことだ、妻と娘に何か言いたいなら自分で言え! ちゃんと全部説明しろ!! 
だが、声はもう届かず、そのまま私の意識は暗転する。
「元気でな~!」
というどこまでものんきな奴の声だけが耳に残っていた。





「泣いておられるのですか」
聞き覚えのある冷静な声が降ってきて、私は目を開いた。雨だと思っていた頬の滴りはどうやら自分の涙だったようだ。重たい腕を動かして拭おうとしたがそれより先に暖かな優しい指がそれを拭った。
「そのようだな」
「……泣きたいのは私の方ですのに」
「その割には泣いて無いんだな」
「いつでも毅然としていろとおっしゃったのは貴方ですよ。……それに涙なんてもう枯れ果てましたから」
言われて私はここに、この病院のベッドで横たわるはめになった経緯を全て思い出していた。
私は復興途中のイシュヴァール視察中に、テロに合ったのだ。そして、生死の境をさまよっていた……ようだ。最後に泣きそうな顔で私の名を呼ぶ彼女――リザの顔が脳裏に蘇ってくる。
「状況は? 知られてはいないだろうな?」
記憶が戻った瞬間に私は端的に尋ねた。それと同時に上半身を起こすとすかさずリザが支えてくれる。そして、彼女はすぐに副官の顔で報告してきた。
「犯人は速やかに確保いたしました。他ならぬイシュヴァールの人々が協力してくれたのです。……准将の負傷は伏せております。マスコミにも漏れてはおりません」
「そうか。よくやった」
手放しの賞賛の言葉を告げる。最悪の事態は避けられたようだ。イシュヴァールとの関係は最良では無いが今の所最悪ではない。それならいい。
「……意外ですね」
「何がだ」
「もう少し、気落ちされているものと思いましたが」
復興に尽力しているイシュヴァールの地でのテロ。まだまだ道は険しいと実感し私が落ち込むかもしれないとリザは心配していたようだ。
確かに、このテロは私の意気を挫くには十分な威力を持っていた。許されない罪の重さを再認識させられたのだ。
だが、今の私にはまったく焦りは無かった。死にかけてまだ目覚めたばかりだと言うのに。

――まあ、気長にやろう。

心には余裕がある。不思議とそういう心持ちになれていた。
「そんな暇はないさ」
これくらいでへこたれるようでは先が知れている。覚悟は既に完了しているのだ。
「先はまだまだ長いんだからな。だから、私はまた死にぞこなったのだろう。……心配をかけたな」
あくまでも冷静な顔を崩していない副官に声をかければ、彼女はそこで初めて表情を緩めた。彼女の自己申告によれば私が目覚めるまでの間、さぞ心労をかけたのだと思う。泣かせるのは本意ではないが、おそらくまたひどく泣かせてしまったに違いない。だが、リザはゆっくりと首を振って私の言葉を否定した。
「いいえ、大丈夫です。……信じておりましたから」
「私を?」
「はい。貴方がなすべき事と背負った責任を放り出すはずがない。何より私を置いて逝ってしまうはずがないと」
「……熱烈だね」
過剰とも言える彼女からの信頼は私にとっては心地の良いものだ。滑稽だが、未だに自分が他ならぬ彼女に必要とされる男であることを、私は誇らしく思った。
「うっ」
ところが気が緩んだその瞬間、忘れていた傷の痛みが復活して私の身体はひどく痛んだ。低く呻くと肺が圧迫されて咳こんでしまう。どうやらこの辺を負傷したようだ。
「目を覚まされたばかりなのです。あまりご無理をなさらぬよう……」
すぐに優しい手つきで彼女が背中をさすってくれて、何とか呼吸が落ち着く。すると。
「あら?」
「どうした?」
戸惑ったような声を上げたリザに、私は尋ねた。リザは私の背中を見て眉を寄せている。
「……いえ、背中に……足跡が……」
嫌だわこんな病院服を着せるなんて、不衛生な……とリザは不服そうに呟いている。それを聞きながら私は不意に笑い出したくなった。なんの足跡かなんてもちろん微塵も心当たりは無かったが、無性におかしかった。
「……なあ、リザ。君に話があるんだ」
「……何ですか。藪から棒に」
急にファーストネームで呼ばれた彼女は警戒するように私を見た。それでも私は怯まなかった。この長年培ってきた恋情と愛情を吐き出すのにこれ以上の機会はない。何故だがそのような逸る気持ちに今の私は突き動かされていた。これは生死の境をさまよった人間の本能なのだろうか。別の何かに後押しされたからなような気もしたが、それは私の中ではっきりと像を結ばない。
「うん、落ち着いたら一緒になろう」
「どうして、今、ここでそんなこと言うんですか……」
「……どうしてだろうな」
私が目覚めた時は泣かなかったくせに、リザは今泣き出しそうな顔をしている。それに私は非常に満足した。
「多分、誰かにさっさとしろって背中を蹴られたんだよ」
「……なんですか、それ」
「いいから」
私の体を支えている彼女を好都合とばかりに抱き寄せる。まだ全身に力が入らず強く抱くという訳にはいかなかったが、リザは抵抗しては来ず大人しく私の腕の中に収まった。
「返事は?」
「……言わなければ分かりませんか」
「いや、いいよ」
腕の中の女は既に涙声だ。それで彼女の気持ちを全てを察した私はリザの髪を優しく撫でた。ようやく曖昧だった私たちの男女の関係に明確な形と名称が加わる。
「愛しているよ、リザ」
ずっと言えずにいた言葉を彼女に贈って。私はその幸せを噛みしめるのだった。


どこかで誰かがお前やっとか、と呆れたように笑った気がしたが。その話の続きが出来るのはおそらく当分先のことだ。



END
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by netzeth | 2015-01-18 15:27 | Comments(2)

手洗いうがいもね

職場が軒並み病欠で人が少ないです。うめこは元気ですが予防のためにマスクを付けてます。でもマスク嫌いなんですよね。メガネが曇るし息苦しいし。化粧は落ちるし。むしろ化粧しなくても大丈夫……か?でも、ご飯食べる時にスッピン晒すことを考えるとやっぱりしないとヤバいかも。我慢して付けてますが早くマスクを外せる季節になると良いと思います。

それにしてもインフルや花粉対策などでお馴染みのマスクですが、あれをしてる日本人は外国の方には奇妙に見えるらしいですね。すごーく疑問なんですけど、外国の人はマスクしないのだろうか……。風邪とか引いたらどうするんだろう。


最近床で寝てます。私冬になると床で寝るんですが、何でだろう。たぶん、ホットカーペットだからだな。うんうん。ベッド寒い。

という訳で(どういう訳?)錬成した駄文↓





イーストシティで流行し始めた流感が東方司令部にまで魔の手を伸ばしたのは、つい最近のこと。司令官付き副官として休むことなど出来ないリザは対策としてマスクを付けて出勤した。
「おはようございます」
そのまま上司の執務室に赴き、ごく普通に挨拶をする。珍しくリザよりも早く出勤していた上司は彼女の顔を見るなり眉を顰めた。
「何だね、そのマスクは。……風邪でも引いたのか?」
心配してくれているのだろうか。そう解釈してリザは説明する。
「いいえ、私は至って健康ですが。これは予防のためです」
「そうか。なら即刻とりたまえ、業務に差し支える」
「……了解いたしました」
リザの体調が万全だと理解した途端、厳しい声でロイは命じた。その剣幕に驚きながらも、リザは上司の顔の真剣さにこれはただ事ではないと素直に従いマスクを取る。ロイは意味も無い命令をするような男ではない。彼がマスクを仕事の邪魔だと判断したのならば、そうなのだろう。
「ところで大佐。……マスクで妨げられる動作とはどのようなことでしょうか」
納得はしたが今後のために、とリザはロイに確認を取る。
マスクをしていると声がこもったり表情が見えなかったりして、意志の疎通に問題が出る――そんな所だろうか。
「そんなの決まっている。君の美しい顔がほとんど見えないから私のモチベーションがただ下がりして書類処理のスピードが遅くなる!」
何故かえへんと胸を張って上司は非常に威張れないことをいう。
予想外過ぎるロイの主張にリザは唖然とした。
――それは業務に一切関係ない。
「それに」
だが、リザが抗議の言葉を紡ぐ前にロイが言葉を続けた。そして、素早く動く。その瞬間彼の顔がリザに寄せられ彼女の唇に暖かく柔らかな感触が落ちる。
「……こうやってすぐ君にキス出来ないだろう?」
「バカですか!!」
朝っぱらからどこまでもアホな上司を、リザは顔を赤らめつつ睨みつけるのだった。




生活態度がだらしないことで私の中で定評がある貴方は、滅多にベッドで寝てくれない。最近部屋を訪れる度にフローリングの床の上で寝ているので、私はコンコンと説教をした所だ。床の上なんて硬くて体が休まらないし、体が冷えて風邪を引いてしまう。だが、次に部屋を訪れた時貴方はまた床の上で寝ていた。当然私はまたお説教をする。だがしかし。貴方は唇を尖らせてちょっとすねたように反論してきた。
「今日はラグの上だ。体はそんなに痛くならないぞ」
そういう問題ではない。
床からラグの上になったくらいでたいした違いはない。せめてもうちょっと上、ソファーの上くらいまで上がって欲しいと願ったけれど、床の上で錬金術の研究に没頭してしまうと、その少し上への移動でさえも失念してしまうものらしい。
それでも強く強く言いつけたので、次に部屋に行った時、貴方はようやくソファーの上まで上がってくれていた。それはそれで良かったのだが、そこまで上がったのならばベッドまで行けば良いのにと思ってしまう。床よりはマシだが、ソファーでは狭いし上にかけるものはないしで、やはりベッドの方がゆっくり休めるだろうと思うのだ。
しかし、それを指摘すると。
「う~ん確かに床やソファーは起きたとき体が痛くなるし少し眠りにくいな……だが、正直ベッドの上はもっと眠りにくいんだよなあ……」
と貴方は渋る。ベッドより床の方がマシって。じゃあ一体貴方はどこならぐっすり眠れると言うんですか。
「そうだなあ……君の上ならよく眠れる気がするぞ?」
私の疑問に満面の笑みで貴方はそう答えたから。
「永遠に眠らせて差し上げましょうか?」
ブローニングを構えて同じく私はニッコリと笑って差し上げた。



どっちもマスタングがロクでもねえ!



拍手ありがとうございまーす(*^_^*)



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by netzeth | 2015-01-15 00:55 | 日記 | Comments(0)

待ってる

昨日はテレビを買って参りました。結果。DVDには繋がったけど見られるチャンネルが半分以上減りました。……なんでやねん!ヽ(゚Д゚#)ノ どいひww
いや、私の部屋が何故か地デジのチャンネルが極端に受信出来ないからなんですけどね。2つのチャンネルしか映らない。試に別の部屋のアンテナを使って試した所ちゃんと受信しました。本当になんで私の部屋だけダメなのー((+_+)) 仕方がないので同軸ケーブル買って別の部屋から引っ張って来よう作戦を展開中です。同軸ケーブルネットでなが~いの頼みました。早く来ないかな。じゃないとNHKとMXしか見られないのだけど。

SSをUPいたしました。だいたい仕事中にネタを思いついたらその日のうちにアウトプットしていたのですが、最近夜眠い(笑)ため、週末にアウトプットすることが多いなあ。相変わらずパソコンさわると頭がぼーっとしてふらふらする病も治ってないので、余計に。
よそ様の素敵な作品を読むと、自分の書いているものがこれじゃない感に陥る現象ってなんていうんでしょうね。違う違うそうじゃない♪そうじゃなあい♪と心が歌いだしますww そしてでもまあいいや~これしか書けないし!と開き直って書くww

うちの家って物が多くてルンバとか間違っても活躍出来ないような家なのですが、本当に断捨離って大事だと思います。うちの住人皆捨てられない人達なのですww例えばテレビを買うじゃないですが、で、当然古くなったのは処分しますよね。……そういうのいつまで経ってもとっておく家なのですよ。どんなものでもいつか使う!もったいない!って。
とうわけで、せめて自分の部屋だけでもと断捨離実行中。とりあえず服と本。そしてもうプレイしないゲームとか処分します。要らないもんためこむ癖何とかしなきゃなあ。


拍手ありがとうございますー(*^_^*)








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by netzeth | 2015-01-12 15:47 | 日記 | Comments(0)

悪口

司令部の廊下でばったりあった同期の友人は、リザの顔を見るなり彼女の腕を引っ張った。
「いいところで会ったわ、リザ! もう~聞いてよぉ~」
こういう時の友人が何を言い出すのか簡単に予測がついたので、特に急ぐ用事も無かったリザは大人しく彼女の話に付き合ってやることにする。
「なあに、レベッカ。また愚痴?」
苦笑しながら水を向けてやれば、レベッカは盛大に顔をしかめながら大きく頷いた。
「そうよぉ~もう、何でうちの隊にはロクな男が居ないのかしら? せっかく軍に入ったら権力も金も気骨もあるイケメンに出会えると思ったのに! 居るのは地位なし金なしデリカシーなしあるのは筋肉だけの脳筋野郎ばっかりよ!」
興奮するレベッカをまあまあとなだめながら、彼女が所属する狙撃部隊のメンバー達の顔を思い浮かべ、それは言い過ぎよとリザはたしなめてみる。確かに軍に所属する男性は粗野な者が多いが、根は気は良い者ばかりだ。
「ぜっぜん言い過ぎじゃないわよ! この前あたし誕生日だったじゃない? だから隊の皆がプレゼントをくれたのよね。野郎達皆で旅行に行ったとかでそのお土産も兼ねて」
「……それは喜ぶ所じゃないの?」
同僚に誕生日の贈り物としてお土産を買って来てくれる――その行為のどこが気に入らないと言うのか。憤慨しているらしい親友の様子に首を捻りながら、リザは指摘した。すると、レベッカはきっとリザを睨みつけて訴えてくる。
「どこが! あいつら、何をプレゼントして来たと思う? 皆で狩りに行ってしとめたとかでこーんなでっかいヘラジカの頭の剥製を持ってきたのよ! ごっつい角付きのね! 「雄々しいカタリナ少尉にぴったりだと思って」ですって!! こんなかよわいうら若い乙女に鹿の頭プレゼントするなんて何考えてんのさ!」
「……いいじゃない、鹿。私も熊だったら欲しかったわ。付ける機会の無いアクセサリーを貰うよりよっぽどマシよ」
慰め半分、本気半分に言えば、レベッカは何かを諦めた表情になる。
「あんたに愚痴ったあたしが間違ってたわ……価値観の相違は例え親友でも埋めようのないものなのね……あ~あ、でもあんたは良いわよねー。素敵なアクセサリーをプレゼントしてくれるイケメンの上司がいて!」
別に上司からアクセサリーを貰ったとはリザは一言も言ってはいないのだが、レベッカはそう決めつけて言葉を続ける。実際正解だったので、リザは黙って親友の話を拝聴した。
「マスタング大佐がうちの隊に居てくれたら良かったのに。二十代で大佐で将来有望、女性への気遣いも完璧。この前だって人気店のチーズケーキを事務方の女の子に差し入れしてたしね~それに国家錬金術師だからお金だってばっちり持ってるし! 何より汗くさいムサい男どもと違ってかっこいいイケメンだし!」
「……待ってレベッカ。あの人は貴女が言うほど素晴らしい男性じゃないわ」 
とうとうとロイがいかにイイ男かを語るレベッカに、むず痒い感覚を覚えてリザは口を挟んでいた。正直レベッカはロイ・マスタングと言う男を過大評価し過ぎている。副官という近しい立場で彼を見続けて来たリザには幾つも反駁材料があった。
「へえ、どこが?」
「イイ歳してピーマンが食べられないし、それなのに逃げるのは嫌だとか言ってピーマンが入っているメニューを頼んで結局嫌がるハボック少尉の皿に無理矢理移してたわ。重要書類を引き出しに隠すなんて日常茶飯事だし、あまつさえ紙飛行機にして飛ばして紛失したり、それを叱ったら今度は折り鶴を折った挙げ句紙飛行機じゃないからセーフだと屁理屈をこねたり! 知ってる? 折り鶴ってこれよ! 東の島国じゃあポピュラーな鳥らしいわ!」
ロイの数々の悪行を並べたてるうちに、リザは自然と興奮してきて鼻息が荒くなる。懐から折り鶴の実物を出してレベッカに押しつければ気圧された彼女はへ、へえ……と微妙な感想を漏らした。
「それだけじゃないわ! この前はデートに行くのにどうしても仕事が終わらなくて、でも終わるまで絶対に行かせませんからって見張ってたら私が席を外した隙に錬金術でダミーを錬成して逃げたのよ! しかもそれじゃあ私の目は誤魔化せないからってわざわざ自分の服を脱いでそのダミーに着せてたのよ!? 上だけじゃなくて下もよ!? 分かる!? 彼は部下を欺くためだけにパンツ一丁で執務室を逃亡したのよ! 仮にも司令部の司令官という責任ある立場の人がパンツ一丁で!!」
その時の騙された屈辱感と尊敬する上司像がガラガラと崩れた脱力感とを思い出して、リザはふるふると震える。
「あの人は貴女が言うようなかっこいい男なんかじゃ絶対ないわ!」
と、高らかに言い放ったリザをレベッカはしばらく唖然とした表情で見ていた。普段は無口で冷静なリザがここまで興奮を露わにしたのが珍しかったのだろう。しかし、次の瞬間彼女はニヤリと口元をゆがませる。リザはこの顔をよく知っていた。――それは他ならぬかの上司が悪戯を思いついた時と同じ顔だ。
「……そうね。リザの言うとおりだわね。あんたの話を聞いてたら、考えが変わったわ。マスタング大佐は全然かっこよく無いわね」
「そ、そうよ」
突然言動を翻した親友にリザは戸惑いを覚えるが、レベッカは意に介さずしゃべり続ける。
「ピーマンも食べられないような残念な大人だし、仕事を置いてデートに行くようなズボラで責任感の無い男だし、きっと女性関係もだらしないのよね。何人もの女と関係を持っては捨てて、多分隠し子の4~5人はいるサイテー男なのよね。子供の認知もしないし、養育費だって絶対に払ってないわね。金はあってもケチで、差し入れをくれるのだってきっと外面がイイだけのパフォーマンスよね。皆にイイ顔して出世するのだけが目的の結局自分の身が一番大事な自己中野郎なのよね。顔だってきっと錬金術か何かで誤魔化してて、素顔はさえない男なんだわ!」
「ちょ、ちょっと、レベッカ。……それはあんまりよ、言い過ぎだわ」
あまりにもロイをけちょんけちょんにけなされて、リザは思わず反論していた。最初はうんうんと頷いて聞いていたけれど、次第にもやもやして来てレベッカの言いようは幾ら何でも酷過ぎだ、と我慢がならなくなったのだ。
「確かにピーマンは食べられないけど残したり捨てたりしたことは一度もないし、仕事を放って置いてデートに行くのもどうしても外せない情報収集のためのデートの時だけだし、女性関係が派手に見えるのはあれこそパフォーマンスで根は誠実な人だし、隠し子だって絶対に居ないし、実は堅実な人でお金は使う所には使うけど節約する所はしているし、いつも陰険な上層部から私たち部下を防波堤になって庇ってくれているし、か、顔だって、改造なんてしてなくて、あの人は昔からかっこよくてそんなあの人が私はずっとす……」
「へえ?」
にんまりと笑ったレベッカが目に映る。親友のほくそ笑む顔を見て。リザはそこでようやく自分が彼女の策にはまったことに気づいた。先ほど言った悪口を全て、己自身で否定してしまったのだ。
――自分の本心は、ちっともロイを悪く思ってはいないと。
「レ、レベッカ、謀ったわね……!」
「さー何のことかしらぁ?」
にやにやしながらとぼける彼女に、リザは頬を赤らめた。本音を引き出されてしまって不本意やら恥ずかしいやらで感情は混迷を深める。そして、更にリザを混乱にたたき落とす事態が起った。
「……何を話しているのかね?」
絶妙のタイミングで通りがかった男に、リザは文字通り心臓が跳ね上がった。噂をすれば影。話題の中心に居た男――ロイ・マスタング大佐が廊下の隅っこで話し込んでいる女二人に興味深げな視線を向けて立っている。
「あ、マスタング大佐」
リザの背中に嫌な汗が滑り落ちた。この悪戯好きな親友が何を言うのか、予想が出来ない。余計なことを言いやしないかとひやひやしながらリザはレベッカを凝視した。
「嫌ですね。下っ端軍人が話し込むことなんて一つですよ、上官の悪口です。ね、リザ? わ・る・く・ちよね?」
「え、ええ、はい」
あっけらかんとした口調でレベッカがロイに告げ、リザは返事に窮し曖昧に返答した。
「そうか、それは怖いな」
言い辛い内容をずばりと言い切る女傑達に男は苦笑するようだった。ロイはどうかお手柔らかに頼む。と言い置いて去っていく。女性同士のおしゃべりにこれ以上を首をつっこむ気は無いようだった。
それをほっと胸をなで下ろしながらリザが見送っていると。
「じゃ、リザ。わ・る・く・ち大会再開しましょうか?」
人の悪い笑みを浮かべたレベッカが話を蒸し返して来て、リザは再び頬に熱が伝わるのを感じ、深くため息を吐いた。
「……貴女の愚痴、いくらでも聞くからそれはもう勘弁してちょうだい」
この手の話題で親友には一生かないそうにないとリザは思うのだった。



END
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by netzeth | 2015-01-12 15:03 | Comments(0)

お買いものな冬

昨日から散財しまくっている気がします、うめこですこんにちは。冬物のセール真っ最中ということでコートと靴を買ってしまいました。さらにDVDレコーダーまで購入。しかし今日になってテレビと接続しようとしたらテレビが古すぎて繋がらないことが判明。電話したサポートのお姉さん。え!?テレビまで買い換えないとみられないってこと!なにそれ!と電話口で叫んでしまってごめんなさい。そうだよね、未だにアナログのブラウン管テレビなんてふつう使っていると思わないんだよね……だから出力端子つけてないんだよね……。

というわけでテレビ買ってきます。


拍手ありがとうございます!

お返事不要でコメントを下さったお方様、一言だけ。
良かったです(*^_^*)ほっといたしました!



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by netzeth | 2015-01-11 14:49 | 日記 | Comments(0)

最近夜眠い

最近夜の10時くらいでもう眠くなります、こんばんはうめこです。早寝早起き運動しているからだろうか。健康的ではありますが、やりたいことが全然はかどらないよ!

インフルは相変わらず猛威をふるっておりまして、職場では3人目の犠牲者がでました。恐ろしい……。比較的うめこは元気ですが(身体の不調よりストレス性の頭痛の方がひどいわー)油断は出来ないですね。ただでさえ人が少ないのだから休むなよプレッシャーがはんぱない。

通販で頼んでいたコミケの申し込み書来たー。早速申し込もうと思います。実は去年もこのくらいの時期めまいがひどくて、挙げ句一番めまいが酷かった日に書いてしまい書類不備をしてしまったのだよなあ(^_^;) ほんと健康って大事。今年もやっぱりめまいがしていますが、今度は調子の良い時に細心の注意を払って書きたいと思います……。

鋼アニメ一期のBDを見ていたら、二期FAの方も見たくなりました。やっぱり本家はこちらですもんね☆こっちはブルーレイ出ないのかなあ……とか思っていたけど、普通にブルーレイは出てますね。でも、後々BOXになってその時にまた牛先生の書下ろしがついたときのためにブルーレイには手を出さないでおこう……と思ってますww


拍手ありがとうございますー(*^_^*)
以下続きから拍手コメント(1/8分)のお返事です。





続き
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by netzeth | 2015-01-08 23:14 | 日記 | Comments(0)